宮下隼一 単語

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宮下隼一とは、日本脚本家である。

概要

1956年生まれ。映画の助監督として活動後、『西部警察』第7話で脚本家としてデビュー。『特捜最前線』の脚本を経て、東映特撮刑事ドラマを中心に活躍するようになる。

東映特撮では『特捜エクシードラフト』から『ビーファイターカブト』までのメインライターとして活動。メタルヒーローシリーズ後期の立役者となった。また、戦隊では『忍風戦隊ハリケンジャー』のメインで活動、同作の10周年記念Vシネマ小説版も執筆している。

1997年に設立された株式会社フラグシップメンバーとして、杉村升らとともにゲームシナリオを手がけたこともあった。

近年ではアニメ名探偵コナン』の脚本を執筆している。同作では放映開始の1996年から現在まで参加している最古参メンバーで、アニメオリジナルエピソードを多数執筆している。

作風・エピソード

刑事ドラマ出身ということもあり、不良少年や老人などの社会的弱者を役に据えることが多い。どちらかというと王道で陽性の作品を執筆するタイプで、ハードシリアスな展開を見せつつも、救いのある結末を用意する。同じく東映特撮メタルヒーロー)や『コナン』で共に仕事をしている扇澤延男と似たテーマを扱うことが多いが、作としては扇澤と対極の人物と言える。

過去プロット流用をしばしば行うことから「ワンパターン」と批判する人も少なくない。また、かなり勢いに任せた話の転がし方をすることが多く、整合性の難や説明台詞の多さを難点として摘されることも多い。

杉村升と同様にゲーム好きで、しばしばゲームを遊ぶ人物の描写を入れることがある。前述通りゲームシナリオも手掛けていた。杉村への敬意はかなり強く、彼の葬儀では(同じく特撮フラグシップゲームで活躍した)演出の三ツ治と抱き合って号泣したという。

90年代前半のメタルヒーローシリーズでは、自らが講師を務めたシナリオスクール生徒と連名で書いた他に多くの新人脚本家を積極的に起用しており、その中には現在も活躍する酒井直行や鈴木やすゆき(当時は「鈴木康之」名義)といった面々もいる。特に鈴木は『特救指令ソルブレイン』から『ブルースワット』まで、終盤に連名で執筆という形で何度も起用していた。

また、『エクシードラフト』のメインライターを務めていた当時、後に東映特撮で活躍する小林靖子ファンレターとして送ってきたシナリオに留め、以降シナリオを送ったり勉強を勧めるなどして、彼女デビューするきっかけを作った。しかしそういった動きに東映上層部の反発を買い、多くの脚本家リストラする羽になってしまった。その中でも小林についてはその才を惜しみ、扇澤延男と並んで彼女ったという逸話がある。

代表作

特撮・ドラマ

アニメ

ゲーム

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