山陰自動車道は鳥取県鳥取市を起点に、鳥取県・島根県を経由して山口県美祢市に至る高速道路(高速自動車国道)。その名の通り、山陰の縦貫道路である。
理論上は鳥取県鳥取市を起点に、米子市・松江市・出雲市・浜田市・益田市・萩市・長門市を経由して、山口県美祢市を終点とする。但し、「高速自動車国道の路線を指定する政令」の上では鳥取~益田までの区間と、長門~美祢までの部分が指定されているだけであり、益田~長門の間はその指定すらされていない空白地帯が残る。その土地柄、益田~長門周辺は高速道路として開通するには条件が非常に厳しいほどに人口が少ないのが要因しているためだと思われる。
また、南にある山陽自動車道や中国自動車道と決定的に違うのは、殆どが国道9号のバイパスとして開通していること(高速自動車国道に並行する一般国道自動車専用道路として開通)。名実共に立派な高速道路(=高速自動車国道)としての開通条件が乏しく、同時に国道9号自体の整備も進んでいるとは言いがたい場所が多いため、建前の上では「国道9号のバイパス」として自動車専用道路を開通させておき、交通量増大などが生じた時に、必要に応じて高速道路に格上げするようにしている。よって、見かけの上では「山陰自動車道」と案内されていても、実際は松江玉造IC~出雲ICと浜田JCT~浜田ICを除けば、全て国道のバイパスである。
なお、国道9号は益田市を通るとそのまま山口市街へ向けて山沿いを通るが、山陰自動車道の場合は国道9号から離れるため、その先は並行する国道191号や国道491号で代替させることになっている。
原則として国土交通省が主体となって建設するため、開通後は無料開放される見込みだが、米子市~出雲市、及び江津市~浜田市までの区間にはNEXCO西日本が管理する有料道路が点在する。これは山陰自動車道の建設を急ぐ為、建設主体を国及び当時の日本道路公団で分担させて建設させた事が要因している。結果、この地点で「無料⇔有料⇔無料⇔有料…」といった不規則かつ不可解な構造が出来上がってしまった。また、無料区間においても、言葉としては失礼だが国道事務所ごとの「縦割り行政」が要因している為か、開通当初は案内標識がバラバラで利用者を混乱させていた(後に統一化)。
案内標識では全て「山陰自動車道」または「山陰自動車道(無料区間)」と表記されている。
数が多くて未確定のICなどもあるため、Wikipediaの「山陰自動車道」にあるインター一覧を見たほうが早いよ。
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最終更新:2024/12/31(火) 02:00
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