式宮舞菜とは (シキミヤマナとは) [単語記事]

式宮舞菜（しきみやまな）とは、メディアミックス作品『Re:ステージ！』に登場するキャラクターである。

概要

プロフィール
学年	中学 1年生
誕生日	4月23日
星座	牡牛座
血液型	O型
好きなもの	読書（ファンタジー系）
苦手なもの	人と争うこと、熱いもの（猫舌）

本作の主人公。

稀星学園本校に推薦で入学するが、5月（アニメでは4月）に高尾校に転校して来る。これはアイドルになることを諦めるためであった。特別歌やダンスがうまい訳ではないが、紗由によると「見ていると目が離せなくなる魅力」がある。その才能については碧音やトロワアンジュのメンバーも認める程である。

本校ではアイドル部の他の生徒からこのことで嫉妬され、学校に通うことを考えるだけで震えが止まらなくなってしまうようになった。この出来事から、人前で歌ったり踊ったりすることをもうしないと決めていた。このことはかなりのトラウマとなっていたようで、人前でライブをやろうとすると体が震え顔色が悪くなる程であった。

特に最初の頃は、観客を恐れていただけでなく、観客に自分と他人を比べられることを恐れていた。しかし紗由と一緒に歌い踊ったことがきっかけで、楽しく踊っていた時のことを思い出して再びアイドルを夢見るようになり、謡舞踊部への入部を決める。プリズムステージ東京地区予選では一度ステージを前にして逃げてしまうが、紗由に説得されて仲間の所に戻る。KiRaReの仲間たちと活動しているうちに他人と比較されることへの怖れを克服していき、東京都予選決勝の前には、直接碧音の前で「私達がステラマリスに勝つ」と宣言できるまでになる。

天然なところがありよく紗由にツッコまれる。人の声を記憶し聞き分ける能力所謂ダメ絶対音感に長ける。

制作者のインタビュー

キャラクターデザイン＆イラストを務めた和泉つばすは、「見た目普通の子」を意識し、「表情やしぐさなどで、芯が強い感じを出せるように心掛けています」「四葉のクローバーのアクセがポイント」と話している^[1]。

シリーズ構成＆ストーリーを務めたteam yoree.の冨田頼子は、作品の企画の時点で「天才肌だけどあきらめかけている少女と夢に向かってひたむきに努力する少女の出会い」というイメージがあり、その前者が舞菜になっていると話している^[2]。

同じくteam yoree.の浦畑達彦は、天才ゆえ物語的には「神の宿る器」の役割をしており、「考えかたがけっこう場当たり的だけど、状況を打破できる強い力を持っている」としている^[3]。

担当声優の牧野天音は、リステップの収録の時は「素直な子供らしい甘える感じとかかわいい感じ」に頭の中で変えていく、「心を女児にして行ってる」と話している^[4]。

紗由との関係

→「月坂紗由」の項を参照のこと。

碧音との関係

舞菜が高尾校に転校して来た後も彼女が本校に戻って来ると信じて疑わず、しばしば舞菜の心情を察しず一方的に抱き付いたりして来ることもあった姉の碧音は、登場した当初こそいわゆる「例のアネ」という種の人なのではないかという見方をされることも多かった。ちなみに碧音は原作では、少し前に舞菜がそこにいただけで「まーちゃんの香り」なるもので存在を感知できるなど更に姉センサーが優秀である。

しかし誰が予想したことか、その後紗由が舞菜の家に泊まりに来るエピソード（原作10thステージ！、アニメ第9話）をきっかけとし、そのような見方は揺らでいくこととなったのである。自分から「一緒にお風呂に入る」と提案し、服を脱いだ紗由のスタイルを誉め体に触れ、同じ布団で紗由の胸に抱き付いていく舞菜。さらにその後アニメ版第11話では、作詞中の紗由にニッコリ笑ったあどけなくもかわいい笑顔をナチュラルに近づけるなどしており、これらの振る舞いから、「碧音がおかしくなったのは舞菜の方から誘ったせいなのでは？」「お姉ちゃんは被害者」「魔性の妹」などと言われることとなった。

「いや、舞菜ちゃんが13歳にして自分の武器を理解してるはずなんてない、これらは全部偶然なんだ」、という意見もあるかもしれない。しかし、リステップ第2章で紗由から「お姉さんの弱点は何かないか？」と聞かれた際は、少し考えた末「えっと、わたし、かなぁ？」と答えており・・・

暴走

リステップ10章8th stage!より登場。舞菜が歌い踊ることに楽しさを感じる余りテンションがハイになり、その秘めたる才能を発現させ驚異的なダンススキルを発揮する状態。作中では「暴走」と言われるがいわば「覚醒」状態ともいえる。しかしこの状態になると周りが見えなくなってしまい、ダンスで一人先走ってしまうようになる。

血を分けた姉である碧音を思わせる舞菜の才能は、他のユニットに比べ基本的な能力で劣るKiRaReにとっては強力な武器ともなり得るが、逆に他のメンバーがついていけなくなりダンスがバラバラになってしまうリスクもある諸刃の剣なのである。