盛るペコとは (モルペコとは) [単語記事]

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ここでは「減るガー」や「生やしガメ」、「増し増しラ」などのバリエーションについても解説する。

概要

アニメ化やコミカライズなどの公式メディアミックスや、リメイクや他作品とのコラボ、ファンアートや同人誌などの二次創作では、描き手の手癖や嗜好によって女性キャラクターが原作よりもグラマラスに描かれることがある。そして、不幸にもそれらを目にしてしまったファンが「このキャラは原作ではここまで巨乳じゃない」「この作品はこんな下品な作風じゃない」といった解釈違いや拒否反応を起こす、ということが度々ある。

上述した「盛る」という文化はポケットモンスターシリーズの二次創作でも例外ではなく、同シリーズの登場人物どころかポケモンさえ肉感的に描かれることがある。このような「ポケットモンスターシリーズのキャラクターに盛る」という二次創作文化と、同シリーズに登場するポケモン「モルペコ」を組み合わせた概念が「盛るペコ」である。

「～ペコ」という語尾がモルペコの鳴き声っぽく見える。うららー!
「盛る」行為の根底にはフェチズムといった性的な要素があるが、かわいいモルペコに代弁させることでギャグっぽくなり嫌悪感が薄れる。だからといって「盛る」ことが許されるわけではない。
逆にモルペコはスケベなポケモンという風評被害にあってしまい、過激派からは「害悪」「淫獣」呼ばわりされることもある。
モルペコはあくタイプを持っているため、貧乳キャラに「盛る」ような悪行を働いてもおかしくないかもしれない。
モルペコは(食への)欲求に忠実なので、欲望のまま「盛る」ことに執着していても違和感がない。
相棒のマリィが貧乳のため、盛られたイラストが描かれることがある。

などの理由からか、ネットミームとして定着した。
ニコニコでは主に「○○の胸をもっと盛るペコ!」のような書き込みや、笑顔で盛ろうとするモルペコを描いたイラストなどが確認できる。他にも貧乳キャラに対して「もっと盛るペコ!」と煽りに使われたり、「盛るペコやめろ」と批判に使われたりする。また、ポケモンと無関係なコンテンツでも「盛る」行為に対して使われることがある。

他に「話を盛るペコ」「設定を盛るペコ」のような使用方法もある。

もちろん、原作のモルペコはこんなこと言わないしそんなイラストは描かない。純粋なモルペコ愛好家にとっては風評被害もいいところなので、使う際は注意しよう。

ヘルガーを用いた「減るガー」やハヤシガメを用いた「生やしガメ」、マシマシラ版の「増し増しラ」というミームも存在し、盛るペコと併せて語られることがある。

元々ポケモンSVではこれらのうちヘルガーしか実装されていなかった。だがDLC "ゼロの秘宝前編碧の仮面"ではマシマシラ追加、ハヤシガメ解禁、そしてメインキャラゼイユの手持ちとしてモルペコが登場。まさかの勢揃いで一部のファンを驚かせた。

他にも名前に動詞を含むポケモンは多いため、盛るペコと同様の形式で使われることがある(例を上げるとキリがないため省略)。

「女性の胸や尻特定の部位のボリュームを減らすヘルガー」というミーム。盛るペコの対義語として生まれた。奇しくもモルペコと同じあくタイプを持つポケモンである。元々爆乳のキャラや露出度の高い衣装がリメイクや移植、突然のアップデートによって巨乳程度にサイズダウンしたり露出度が減るなどということがあり、そうした際に用いられる。

もちろんヘルガーはそんなことしない。

盛るペコに比べるとあまり定着しなかったらしく、検索してもほとんどヒットせず、ニコニコでも動画や静画も無い。

「女性キャラやメスポケモンにアレを生やそうとするハヤシガメ」というミーム。生殖器すなわちセクシャル、性別というキャラクターの根幹にガッツリ関わるネタであるため、苦手な人からはある意味盛るペコ以上に嫌われている。このジャンルは根強い人気を誇るため、盛るペコの話題では高い確率で使われる。また、「特定の部位の毛を生やす、増やす」場合に用いられることもある。

もちろん原作のハヤシガメはそんなことしない。

「女性の胸や尻特定の部位を増量(増し増しに)しようとするマシマシラ」という、盛るペコと同義のミーム。

元々SVにモルペコは登場しなかったところに、DLCの舞台キタカミの里の伝説のポケモンとして発表されたことで、盛るペコの後釜として存在感を高めていた。と思っていたらDLC発売後、キタカミの里にもモルペコが生息していることが明らかになり、キタカミ2大盛りポケモンとしてネタにされることになった。さらにブライア、ゼイユ、サザレといったDLCで登場する新キャラの胸や尻の造形がやたら凝ってることもネタに拍車をかけている。

「服をギチギチにするキチキギス」や「あらゆる性癖絵を肯定するイイネイヌ」のように同じ準伝枠も巻き込まれることがある。なお、イイネイヌはデザイン発表当初から「何にでもいいねしてくれるポケモン」としてネタにされていた。

もちろん原作のマシマシラもイイネイヌもキチキギスもそんなことしない。碧の仮面でコイツらがやったことを考えると、二次創作イラストを好き放題描いてるほうが遥かにマシである。