空ノ鐘の響く惑星で 単語

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『空ノ鐘の響く惑星で(そらのかねのひびくほしで)』とは、電撃文庫から出版された、渡瀬草一郎著作の小説ライトノベルである。全12巻、外伝1巻。表・挿絵の担当は岩崎美奈子。ジャンルSFファンタジー略称は『鐘』(そらかね)など。

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概要

渡瀬草一郎氏が『陰陽ノ京』、『パラサイトムーン』の次に創作・刊行されたストーリー地球異世界にまたがって存在するの存在『柱(メイガスシャフトあるいはピラー)』を軸として、未来地球、そして異世界惑星に浮かぶソリダーテ大陸の2つの世界の人々、そして彼らの人生が交錯する。

奇妙に似通いながらも異なった2つの世界。そのが、ソリダーテ大陸のいくつかの国家による政変・戦争を通して、主人公フェリオたちの戦いによって徐々に明らかにされてゆく。

フェリオに想いを寄せる2人のヒロイン、リセリナとウルクによる譲り合い三角関係もあり、彼らの行方ある意味衝撃のラストを迎える。王族だから重婚もおkって、そりゃあまあそうなんですけどね…

渡瀬氏の特色であるサブキャラクターの生き生きとした描写も、本作品の楽しみの一つ。その一人、カボチャ頭こと『パンプキン』はその愉快な言動によって、狂言回し的なキーパーソンとして人気を博した。

ストーリー

長いです。そのうえ1巻ネタバレです。ご注意を。

カボチャ頭『おお若者よ!存分に上下自在に好きなだけスクロールするがよい!』

異世界大地に浮かぶんだが1年に1度だけ、鐘のような音色『ノ鐘』を鳴らす、ソリダーテ大陸大陸に存在する5つのピラー(御柱)のうち、『フォルナムの御柱』を崇めるフォルナ殿が存在するアルセイフの若き第4王子フェリオ=アルセイフは、王位継承順位の低さから「王宮の冷や飯食い」と貴族たちから冷笑され、捨て置かれるような立場だった。

フェリはしかし、高潔な王宮騎士団長ウィスタル=ベヘタシオンや、御柱信仰の要である『神姫』のである幼なじみウルクティグレーとの交流もあって、まっすぐに成長し、片の得物『』を得意とする剣士としても、騎士団員から一置かれる存在であった。彼は王位を狙うような野心もなく、ただのため、民のために役立てるようになりたいと、ただ一心に考えていた。

今年もまた、ノ鐘の季節がやってきた。フェリオはフォルナ殿大使として滞在していたが、そこで思わぬ出いが起きた。なんと御柱から一人の少女が出現したのである。彼女錯乱のような状態で逃げ回ったかと思うと、彼女を捕まえたフェリオに、まるでのように突然甘えだし、そのまま寝入ってしまったのである。翌日、正気を取り戻した彼女はすっかり恐縮し、フェリオに自分の名前を打ち明ける   ―リセリナ。それが彼女名前であった。

リセリナは地球と呼ばれる世界から来た『来訪者』であり、そこから逃げ出してきた罪人であると自ら述べる。『来訪者』はごくまれに御柱を通って出てくる異邦人であり、フェリオは悪辣な殿騎士団から彼女を守ろうと決意する。

そうして幾日が過ぎ、ノ鐘の祭礼のため、アルセイフ王族、すなわちフェリオのであるアルセイフ王と、王位継承者とされる長殿に参り、『御柱』に近づいたとき、再び異変は起きた。なんと、またもや来訪者が御柱から複数出現し、あろうかとかアルセイフ王とを惨殺したのである!

彼らの的はただ1つ、彼らの上、そして特殊部隊隊長イリス父親でもあるバークライト大佐を殺した犯人『リセリナ』を追跡、殺することであった。そして図らずもを殺されたフェリオとの間にも確執が生まれ、彼らは大逆人としてアルセイフの敵となった。

王とその後継者を相次いで殺され、混乱するアルセイフ王宮。その間隙をぬって侵略論む隣タートム、そしてそれをから支援する御柱信仰の中心『ジラーハ殿』。フェリオは、王位を継ぐ資格者として、また1人の剣士として、多くの仲間たちと共に、アルセイフの平和のために戦いに身を投じてゆく。そして、やがて彼は、この世界の根幹をなす大いなる部分へと近づいてゆく…

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最終更新:2024/05/05(日) 14:00

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