竹島佳絵瀬とは、帝国妖異譚に登場する鬼族で、帝国ゆっくり協会のニュースキャスターである。
竹島佳絵瀬は、帝国妖異譚の舞台である「帝国」に存在する鬼族の少女。同じ種族で、帝国の侵略を図る妖異を取り締まる帝国妖異対策局の局員である不破寺真九郎の従妹にあたる。
幼児の頃は、帝国本土から220km離れた松島に住んでいた。島は竹島家が守護していたが、これを妖異によって侵奪された「松島事件」によって、家族・島民共に本土へ移住している。事件の時、多くの島民は妖異によって虐殺された。この時、佳絵瀬の父は、生き残った島民と妻子を脱出する船に乗せた後、一人で群がる妖異の中に、竹島家の家宝である武御迦槌を携えて飛び込んで行き、そのまま現在も行方不明となっている。
松島が奪われたことは、地方では大きな問題として取り上げられたものの、妖異の存在を隠したい政府は、これを伝染病による被害として公表。学者やマスコミを巧妙に使って宣伝した結果、帝国臣民はそれを信じる結果となっている。松島事件では、目撃者の多くは妖異に殺害されているため、生き残った者でもその真実を知るものは少ない。脱出した島民の中にも、直接に妖異を目撃していないものの多くは、政府の発表を信じている。
佳絵瀬の幼い記憶の中でもっとも古いものは、父が自分達を船に乗せた後、武御迦槌を肩に担いで振り返った姿である。世論は、松島を触れてはいけないタブーとして取扱い、世間もそれを信じていた。妖異の目撃者である島民や竹島親子は、長らく世間から冷たい視線を受け続けることになる。
現在、永遠の17歳である御前賀夕菜と同じ学校に通っており、真面目に学業に取り組んでいる。その責任感の強さからクラス委員長として、普通の学生生活を過ごしている。人当りも悪いわけではなく、学校での友人関係も良好なのだが、ただ佳絵瀬の笑顔を見たものはいない。洞察力に優れた者であれば、佳絵瀬の日常的な振る舞い・言動から、彼女が世間に対して深い不信感を抱いていることが見てとれるだろう。
母親は、佳絵瀬の内面の苦悩を感じ取っており、不破寺真九郎にそのことを相談したことがある。真九郎は、”とりあえず”局長に相談を持ち掛けたところ、局長は佳絵瀬に帝国妖異対策局への出入りを許可し、局員や関係者との交流を進めた。当然ながら帝国妖異対策局では、松島事件の真相を皆が知っており、長期の展望ではあるものの松島奪還も視野に入れている。当然、佳絵瀬のことも皆が理解してくれた。
帝国妖異対策局の局員と関係者の間では、佳絵瀬の底抜けに明るい性格が発揮されている。対策局内では、しばしば佳絵瀬のバカ笑いの声が聞かれることがある。学校や日常生活における佳絵瀬の様子を知っている人が見たら、その違いに驚くに違いない。しかし、佳絵瀬本来の性格は、”バカ”が付くほど明るいものである。
誕生日は2月22日。
ちなみに将来は、北方さんと結婚して、北方佳絵瀬になる……かもしれない。
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最終更新:2024/04/25(木) 23:00
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