芳乃清隆とは (ヨシノキヨタカとは) [単語記事]

芳乃清隆とは、D.C.III ～ダ・カーポIII～の登場人物である。初音島編における主人公。
主人公なので（？）作中では声付きで喋らないが、テレビアニメ及びドラマCDでは小野友樹がCVを担当。

本稿では風見鶏編の主人公である、葛木清隆についても記述する。

概要

芳乃清隆【初音島編】

風見学園付属2年生。公式新聞部所属だが、瑠川さらの部活動見学に付き添った時の成り行きから女子ソフトボール部にもマネージャーとして所属している。普通男女逆じゃねぇのかよ。
D.C.シリーズの主人公ではあるが朝倉純一や桜内義之とは異なり、勝手に他人の夢を見せられたりカロリーを消費して和菓子を作り出したり、といった魔法は使えない。
しかし、桜が咲いた後は毎晩のように不思議な夢を見せられ・・・？

1つ年上の従姉・芳乃シャルルと共にアパートの一室で2人で暮らしており、料理が壊滅的にヘタなシャルルのお陰で家では専ら、清隆が料理を担当している。寝床は部屋のスペースの問題から2段ベッドで寝ており、清隆は下の段で寝ているのだが、ふと気づけば就寝前にシャルルが頭上から顔を覗かせ話しかけてきたり、朝目覚めると布団の中へ忍び込まれたりもしている。
ちなみに住んでいる場所は前作のヒロインであるエリカ・ムラサキや沢井麻耶の住んでいたアパート（団地）と同じ場所と見られる。

義之と同様で女性の知り合いが多く、そしてやっぱり鈍感である。親友・耕助に曰く「シアワセレブ野郎」。
何せ作中では立夏に「運命の相手」と呼ばれたり、姫乃の着替えシーンに遭遇してしまったり、葵には裸エプロンで迫られたばかりか（看病のためとはいえ）一晩の間枕を共にする事になったりと、そちら関係のイベント（ハプニング）も少なくない。
また、非公式新聞部部長・杉並には「同志」と呼ばれ一目置かれており、優秀な人材として非公式新聞部に引き抜きたがられているらしく事あるごとに勧誘を受けているようだ。

『芳乃』という苗字ではあるが、過去シリーズに登場した『芳乃さくら』とは関係は無い。しかし芳乃さくらの名前を聞いたときに清隆は同姓の他人とは思えず、どこか引っかかっていたようで・・・？

なおこの時代にもあるのか『優男なフリーライターだが実は刑事局長の弟』とか『ボサボサ頭にフェルト帽』とか『身体は子供、頭脳は大人な小学生探偵』とか『カラフルな衣装を見(身の誤字？)にまとった美少女4人組み』とか中々マニアックなものを知っている

葛木清隆【風見鶏編】

風見鶏編の主人公であり、ロンドンに存在する魔法学校「風見鶏」予科1年A組の生徒（日本人留学生）。
周囲には秘匿しているが、予科1年生であるにも関わらず希少な『カテゴリー4』の魔法使いである（簡単に言えば、魔法使いの最高位ランクである『カテゴリー5』に次ぐ実力者とされる）。この事実はリッカや杉並一部の教師が知っているのみで、義妹である姫乃もそのことは知らない。
得意な魔法は『夢見の魔法』で、風見鶏編序盤ではとあるイベントで『カロリーを消費して和菓子を出す魔法』を即興で作り出した。これらについては後述。

なお、本名は芳乃清隆であり、上記で説明した初音島編の主人公と同姓同名である。
そしてやはり周囲には女性が多く、色恋沙汰に対して鈍感である点も同じ。

（以下ネタバレ、クリックすると内容が表示されます）

作中で明言こそされていないが、朝倉純一や桜内義之や芳乃さくらの先祖と思われるセリフが多数見られる。
初音島編の主人公・芳乃清隆は、彼の生まれ変わりと思われる。

夢見の魔法

葛木清隆が得意とする魔法で、他人の夢を見る事が出来る魔法である。だが朝倉純一や桜内義之とは違い、夢を見るだけではなく夢の中に干渉してコントロールする事が出来る点が異なる。
これについては、純一や義之のケースは桜の木による副次的なものであり、かつ純一や義之自身が夢見の魔法についての知識が無い（とみられる）ためコントロールの仕方がわからないだけ、という可能性が高い。いずれにしても、清隆が使うものとは全く異なる代物であると推測されるのだが。