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医学記事 ニコニコ大百科 : 医学記事
※ご自身の健康問題に関しては、専門の医療機関に相談してください。

認知症(dementia)とは
       『一度発達した知的機が、の器質的障によって広汎に継続的に低下した状態のことである』
⇒つまり後的な障のことをす。

いままでは『痴呆』と呼んでいたが2004年厚生労働省の用検討会で言い換えが決まり、2007年頃までには言い換えがなされた。

※器質的とはに病理学的な変化が認められることを意味する。

概念的な定義は明確に決まっていない。

※「ぼけ」は医学ではない。

概要

以下の5つが診断基準として言われることが多い。

  1. 記憶がある
  2. 失行,失認,失、実行機のどれかある
  3. 上記のため社会生活に支障をきたす
  4. 上記の状態のなどの身体的な原因があるか、あると推測できる
  5. 意識障はない
  • 診断基準としてに使われるのがDSMやICD-10などである。
    (※DSM--TRでは診断的特徴をあげているが、認知症そのものの診断基準は設定されてない)
  • 現在でも認知症は全に治癒させることはできません。
    現在の治療は、健常な機を維持しながら症状の進行をできるだけ抑えることを的としています。
認知症を呈する脳の器質的疾患(一部)

変性性
    大皮質
    大基底核
    その他


アルツハイマー病ピック病、レビー小体認知症
パーキンソン病ハンチントン病、進行性核上性麻痺
脊髄変性症
血管 脳梗塞脳出血、多発性脳梗塞、ビンスワンガー認知症
感染症 進行麻痺、各種の髄膜炎、各種のウイルス脳炎、クロイツフルト、ヤコブ病
腫瘍 原発性腫瘍、転移性腫瘍
外傷性 慢性硬膜下血種、挫傷後遺症
脱髄性・炎症性 多発性硬化症、急性散在性脊髄
性代謝性 レンズ核変性症、白質ジストロフィー
中毒性 一酸化炭素水銀など
その他 正常圧頭症
  • ICD-10(際疾病分類10版)では、次のような定義がなされている。

疾患による症候群であり、通常は慢性あるいは進行性で、記憶、思考、見当識、理解、計算、学習、言、判断を含む多数の高次皮質機を示す。意識の混濁はない、アルツハイマー病血管性疾患、一次性あるいは二次性にを障する他の病態で呈する。

 

A.多な認知障の発現で、それは以下の両方により明らかにされる。  
1)記憶(新しい情報を学習したり、以前に学習していた情報を想起するの障
2)次の認知機の障が1つ以上ある:
(a)失(言の障
(b)失行(運動は障されていないのに,運動行為が障される)  
(c)失認(感覚機が障されていないのに、対を認識または同定できない)
(d)実行機の障(計画を立てる、組織化する、順序立てる、抽化する)

B.上記の認知障は、その各々が、社会的または職業的機の著しい障を引き起こし、また、病前の機準からの著しい低下を示す。

認知症と誤りやすい病態

病態 特徴
剤性障 向精神薬や抗パーキンソンなどの投与による、ぼんやりとした不活発な状態
解離性障 子どもっぽく的外れ応答を示す心因性の退行状態で、ガンザー症候群ともいう
うつ病・抑うつ状態 日内変動を伴う悲哀・抑うつ気分を有し、抗うつ薬善する
用性認知症 長期間、刺の乏しい環境下に置かれて生じる症候群である
せん妄 軽度の意識障が変動し、不穏・奮、見当識障記憶がみられる
健忘症候群 理解・判断が保たれるものの、著しい健忘や作話を有する

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最終更新:2023/12/03(日) 17:00

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