識者(笑) 単語


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シキシャワライ

2.2千文字の記事

識者(笑)とは、"識者"と騙って社会をダメにしようとしているらのことである。決してまっとうな識者と一緒にしてはならない。

ケース1 アメリカの禁酒法

日本では一般的に、「アメリカ合衆国憲法修正第18条(Amendment XVIII)」とこれを実施するための「ボルステッド法(Volstead Act)」を一緒に扱い、"禁酒法"と呼んでいる。
本格的な施行は1920年、フーヴァー大統領政権下での出来事である。

詳しい内容はWikipediaの該当記事exitを参照してもらうとして、これの問題点は2つに集約される。

  1. コンセプト的に問題がある。
    古代から現在に至るまで人間の良き友であり、今もそうである。なしの文明は今では考えられないと言ってもいいだろう。それを理矢理切り離したらどうなるか?
  2. にも関わらずそもそもこの法律自体"ザル"である。

結局、非合法場の大量発生を引き起こし、またの密売などにマフィアが関わり、その抗争などもあって治安が悪化した。今でも、この法案は悪法の代名詞として知られている。

最終的に、フランクリンルーズヴェルト政権下で1933年止されるまで続いた。

ケース2 アメリカのコミックス倫理規程委員会

今北産業っぽく10行で流れを説明すると

冷戦勃発、ソ連核実験成功(1949年)
 ↓
「いつ第3次大戦が起こるかわからねー!怖い!」って感じで1950年代始まる
 ↓
犯罪ドラッグなどが横行する中、刺だけの低俗ホラーが流行する
 ↓
識者(笑)たち「犯罪とかが多いのはあんなクズ以下のホラーのせいだ!低俗ホラー規制汁!」
ってわけで「コミックス倫理規程委員会」発足(1954年)
 ↓
犯罪率急に上昇 /(^o^)\ナンテコッタイ

賢明な方ならお分かりであろうが、犯罪ドラッグの横行の原因は第3次大戦(核戦争)への恐怖であり決して低俗ホラーではない戦前にも似たようなことがあるのに学習してないのか?

ケース3 児童ポルノ法

これらをアメリカだけの事実とするのは大間違いである。日本でも、性犯罪抑制と称して児童ポルノ規制する動きが存在する。

この法律意味さは先ほどの2つのケースや「あなたの知らない児童ポルノの真実exit」(by山本弘氏)でお分かりであろう。

ケース4 茨木市議会のGoogleストリートビューに関する意見書

Googleストリートビューexitインターネット上でバーチャル散歩をしたり的地周辺の建物などの様子を確認するには役に立つサービスであるが、一方で人の写真が勝手に撮られていたりして人権やプライバシー的に問題が多々ある。この問題に対しては簡単に結論が出るものでなく、十分に議論すべきであろう。

こういった問題を抱えるストリートビューに関し、茨木市議会は国に対策を求める意見書を提出したexitリンク先の記事によると、「防犯上の問題や人権の恐れがある」とのこと。

後者に関しては先ほど述べたように簡単には答えは出せない問題である。しかしながら、前者は的外れもいいところである。
防犯上の問題、とは、ここではき巣やひったくりのことをすと思われる。要は、犯罪の下見にストリートビュー悪用される恐れがある、ということである。

ここで犯罪者の立場になって考えてみると、普通犯罪の下見にストリートビューだけで済ましてしまうというのはまずあり得ない。実地で確かめてこそ分かることもあるはずであろう。ネット上のサービスだけで下見を終えてしまう、ということでは確実に失敗してしまう。
ストリートビュー犯罪の下見に使うとすれば、それは下見すべき場所を探すため、との用途で考えるのが普通であろう。しかしながら、別にストリートビューくとも、やはり実地調をすべき点においては同じことではないか?
ストリートビュー犯罪悪用されるのを心配する暇があれば、防犯対策を行う方が有益であろう。

ストリートビューに関して議論が必要なのは分かるが、だからといって関係ない話を持ち出すのは困りものである。

識者(笑)に騙されないための対策

  1. 人の発言は疑ってかかれ
    別にリアルタイム討論しているわけではないのだから、落ち着いて論理や飛躍を探してみることもできるだろう。
  2. ググれ
    識者(笑)のを退けるには論理の力だけでなく知識も必要である。それを補ってくれるのがインターネットであり、Google先生である。
    また、識者(笑)の発言に対しては反論が多いのが常である。それを探すためにも検索が役に立つ。けど、反論する方もトンデモ理論を展開していることも多々あるので、その論理に対する突っ込みも必要である。
  3. 専門の意見にを傾けろ
    2.とも関連することだが、関係する分野のプロフェッショナルの意見はとくに価値がある。
    • 尊重すべきはあくまでも「関係する分野の」プロフェッショナルである。ある分野に造詣が深く"博士"とかの肩書が付いている者が、専門分野から外れたことについては滅デタラメを言っていることは多々ある。

参考リンク

関連商品

論理の力を鍛えるための本を読んでおくといいだろう。

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