辛島航とは (カラシマワタルとは) [単語記事]

概要

小学校1年から軟式野球を始め、3年からソフトボールに転身する。

飯塚高等学校でエースとして、3年夏にチームを甲子園初出場に導いた。甲子園では初戦敗退。2008年のドラフト会議で、東北楽天ゴールデンイーグルスに6位で指名されて入団。「麻生総理在任中に一軍で登板したい」というよくわからない目標を掲げた。

2009年から、球団では田中将大以来2人目となる高卒ルーキーでの一軍登板を果たす。

2010年は開幕一軍入りを果たし、リリーフで12試合に登板。5ホールドを挙げたが4月末頃から打たれ始め、5月には二軍落ち。その後は二軍で先発をしていたが、試合中に打球を肩に受けるアクシデントで一軍復帰はならなかった。

2011年はその怪我もあって一軍登板無しに終わる。

2012年、田中将大の戦線離脱などもあり、5月1日の埼玉西武ライオンズ戦でプロ初先発し、7回途中1失点に抑えプロ初勝利を挙げる。その後も好投を見せていたが、4試合目の先発となった23日の中日ドラゴンズ戦で左手中指を痛めて戦線離脱した。7月に戦線復帰後は再び先発ローテーションで投げ続け、8勝を挙げた。

2013年は左肘の故障で前半戦を棒に振った。

2014年は援護に恵まれずリーグワーストの13敗を喫したが、一年を通して先発ローテーションに定着した。

2015年は二桁勝利を目標としたが、この年は故障に悩まされ5勝に留まった。

2016年は3勝7敗と4年連続で負け越した。

2017年は19試合に登板し8勝8敗。8勝の内地方球場では5勝を挙げた。

2018年は23試合に登板し、4勝9敗と負け越した。

2019年は27試合に登板。9月7日の西武戦で自己最多を更新する9勝目を挙げ、球団史上初の左腕10勝がかかっていたが、そこから勝てず9勝でシーズンを終えた。

2020年は開幕からリリーフとして起用されたが、13試合に投げて防御率6点台で8月上旬に二軍落ち。9月からは先発に戻ったが、先発でも6試合で1勝に留まった。

2021年は左肘のクリーニング手術の影響で一軍登板は無かった。

2022年はシーズン半ばから復帰。17試合の登板で6勝4敗だった。

2023年は開幕を二軍で迎え、6月8日の阪神タイガース戦でシーズン初登板。そこから2ヶ月は先発ローテーションに入ったが、結果を残せず8月中旬からは二軍で過ごした。10試合の登板で1勝5敗だった。

173 cmと小柄だが、制球力の高さが武器。

球速は平均136km/hとあまり速いほうではないが、カーブ、スライダー、チェンジアップを武器に打ち取る。