岡田幸文 単語


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オカダヨシフミ

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岡田幸文(おかだ よしふみ、1984年7月6日-)とは、栃木県出身の元プロ野球選手外野手)である。

概要

作新学院高から日本大学に進学したが、怪により全治1年以上を宣告され中退足利ガスで働きながら社会人野球チームの全足利クラブプレー

2008年育成ドラフト6位で千葉ロッテマリーンズ名され、プロ入りを決意する。既に妻と2人の子供がおり夫人には強く反対されたが「2年だけやらせてほしい」と説得し入団にこぎつけたという。

ロッテ時代

2009年に支配下登録されたが、同じく俊足を売りにする早坂圭介ブレイクしたため一軍出場の機会はなかった。


2010年も開幕は二軍で迎えたが、荻野貴司早坂圭介が相次いで離脱。俊足の岡田白羽の矢が立ち、6月に初の一軍昇格を果たす。代走に守備、時には中堅手でのスタメンとして活躍する。
打撃に難が有ったため以降はスタメンを清田育宏に譲ったが、守備・走塁要員として一軍ベンチを確保。特に一歩の走り出しが非常に速く、普通なら抜けて長打になるような当たりを、その俊足でたびたび好捕する活躍を見せた。
日本シリーズでは第1戦で離れを起こし離脱した大松尚逸に代わり、全試合に出場。守備面もさることながら、第7戦では浅尾拓也から値千金のタイムリー三塁打を放ち、打撃面でもチーム日本一に貢献した。


2011年荻野内野転向などもあって、開幕から1番・センター定位置を確保。後半戦はに2番を打ち、育成出身選手初の規定打席に到達。リーグ3位の41盗塁マークした。しかしそれ以上に、交流戦読売ジャイアンツ戦でのファインプレー3連発を筆頭にシーズンを通して好守備を連発。パ・リーグ記録にあと2と迫る351刺殺シーズン連続守備機会失策359パ・リーグ記録叩きだし、パ・リーグ特別表を受け、ゴールデングラブ賞をパ外野手部門最多得票で受賞。リーグを代表する外野守備の名手としての地位を確かなものにした。ちなみにこの年、年俸僅か1000万円である。


2012年は打撃の不調や荻野の復帰もあり、打順の頻繁な変更や、荻野との併用で控えに回ることが多かった。6月16日の対阪神タイガース戦でプロ入り初エラー記録し、失策記録が602で止まった。盗塁は23したものの、盗塁死が13(成功率.622)と前年度(成功41、失敗11の.788)とべるとかなり成績を下げた。なお、守備においては失策こそ記録してしまったもののリーグ2位319刺殺記録し、2年連続のゴールデングラブ賞を受賞した。


2013年はスタメン出場が少なく守備固めでの出場が多く、3年連続のゴールデングラブ賞はならなかった。


2014年7月31日北海道日本ハムファイターズ戦で連続打席本塁打(1770)の新記録立した。オフに移籍した成瀬善久に代わる選手会長に就任した。


2015年4月5月先発出場する機会も多かったが、打率が.250を切るなど振るわなかったためか交流戦に入ると代走や守備固めの起用も増える。交流戦終了後は再びスタメンに名を連ねる試合が続いたが、7月からはまた代走や守備固めに回ることが多くなった。この年は112試合に出場したが、先発が42試合代打が13試合、代走が22試合、守備固めが35試合という割合で、打席数は前年よりも減少。またこの年も本塁打は一本も記録しなかった。


2016年福浦和也アドバイスを取り入れた結果キャンプオープン戦と好調。マリーンズOBの立川隆史からも「今年は岡田ホームランが見られるかもしれない」と期待される。勢いそのままに開幕戦も一番・センターで迎えると打撃絶好調。一時は打率.366をマークしたが、好調は長く続かず4月下旬になると荻野加藤翔平との併用された。5月-7月全に代走・守備固め起用となりスタメン出場はほとんどなかったが後半戦に入ると清田育宏の不振、荻野の故障離脱もあり再びスタメン出場が増える。後半戦はに1番・2番打者を務め一時は.230台まで落ち込んだ打率も.270台を推移し、最後までスタメンを守り抜いた。


2017年は開幕スタメンにも起用されたが開幕から全くヒットが出ず守備固め・代走起用がとなる。ヒットが全く出ないまま、ついに40打数安打という野手としてのシーズンワースト記録を打ち立て、記録を作った7月二軍落ちして以降は一軍昇格はなかった。結果シーズンでも安打に終わり、出場試合数も一軍定着した2010年以降ワーストの数字となった。


2018年は守備固めとして帯同していたが、その期間に打席に立ってもヒットは出ず、日本ハム岡大海がトレードで移籍してきた後は二軍に降格。9月25日に球団から引退が発表され、10月8日福岡ソフトバンクホークス戦が引退試合となる。第2打席安打記録を59打数更新した後は3安打猛打賞を決めて現役生活を終えた。

引退後

2018年10月16日ロッテから、ベースボール・チャレンジ・リーグ栃木ゴールデンブレーブスコーチとして派遣されることが発表された。2020年まで2年間栃木コーチを務めた。

2021年なぜかロッテではなく東北楽天ゴールデンイーグルスの一軍外野守備走塁コーチに就任し、2024年まで務めた。

プレースタイル・その他

身体力が非常に高く、50m56の俊足が武器日本一を獲得した2010年日本シリーズ第7戦の試合後には、マリーンズファンの前で3度のバック宙を披露した。

数少ない、守備だけで稼げた選手。その広い守備範囲は「エリア66」と呼ばれ、並の野手には到底捕れないような打球を捕球されると「残念、そこは岡田だ」というコメントがつく。

応援歌

球団 レス No プレイヤー
ロッテ 応援歌のピコカキコ一覧 8209
8209

成績

年度別打撃成績









































2010年 ロッテ 72 161 142 19 25 2 0 0 8 15 9 1 8 1 15 2 .176 .224
2011年 144 635 577 68 154 7 4 0 35 41 20 1 28 9 66 5 .267 .311
2012年 131 482 431 53 113 5 3 0 18 23 25 2 18 6 47 4 .262 .300
2013年 134 355 313 39 81 4 4 0 18 10 16 3 18 5 26 7 .259 .319
2014年 110 249 222 37 61 6 3 0 9 14 11 1 14 1 32 1 .275 .307
2015年 112 205 188 24 46 2 3 0 13 11 7 0 8 2 22 0 .245 .283
2016年 121 356 327 38 90 5 4 0 18 14 6 0 20 3 42 2 .275 .323
2017年 31 40 33 4 0 0 0 0 0 0 2 0 5 0 2 0 .000 .132
2018年 55 18 14 5 3 0 0 0 0 5 2 0 2 0 2 1 .214 .313
NPB:9年 910 2501 2247 287 573 31 21 0 119 142 98 8 121 27 254 22 .255 .300

年度別守備成績





外野手












2010年 ロッテ 72 107 1 0 0 1.000
2011年 144 351 8 0 1 1.000
2012年 131 319 6 3 1 .991
2013年 134 259 3 2 0 .992
2014年 110 141 3 0 0 1.000
2015年 112 130 1 1 1 .992
2016年 121 161 6 2 2 .988
2017年 25 29 1 1 0 .968
2018年 49 19 0 0 0 1.000
通算 867 1516 29 9 5 .994

表彰

ゴールデングラブ賞 2回 2011年2012年
パ・リーグ特別表 1回 2011年
ジョージア 1回 2014年

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