3Dプリンタとは (スリーディプリンタとは) [単語記事]

3Dプリンタとは、夢もロマンも印刷できるプリンターである。

概要

3次元のデジタルモデルを元に、プラスチックや金属などの材料の層を積み重ねて立体物を作成できる。1980年代にこの技術の特許が認められ、2009年に商業用3Dプリンターが発売され、人気となった。業務用だけでなく個人用のデスクトップ3Dプリンターも販売されており、価格も数百ドルから数千ドルと幅広い。^[1]

Minecraftの整地動画で逆再生が行われる際、3Dプリンターの動作に似ていることからこのタグを付けられる事もある。

3Dプリンタでできること

PCで用意したデジタル 3D データをそのまま使えるので、手作りが面倒くさいものを作成したり、強度や再現性、コストに目を向けなければ、幅広い種類の物を作ることができる。

プレゼン試作
スマホケース
プラモデルやフィギュアの自作
食器（プラスチック製なので当然熱には弱く、そのまま使うと汁がにじむらしい）

オナホールも作れないことはないし女性器まで印刷した人もいるとかいないとか。また、印刷に使う材料はプラスチック系だけでなく金属やゴム系のものまで使用できるようになり、カラー印刷もできる機械もちゃんとある。更にどこかの研究所で二酸化炭素からプラスチックを作り出す研究がされているらしい。もしかするとプラスチックを材料とした部品くらいならわざわざ高いカートリッジを買わずとも印刷できる時代が来るかもしれない。

金属部品の製造においてもパウダーベッド（金属粉末を薄く敷き、レーザーを照射して溶融、再凝固させて金属を一層ずつ造形する）方式により、自由度が高い形状を低い製造コストで製造できるほか、使用する粉末を管理することで、一つの部品を異なる金属で製造するということも可能になる。ただ、レーザー照射によって発生する熱がこもることによる変形を抑えなければならないので、部品が大きくなるほど製造は困難になる。^[2]

食べ物

臓器

銃

2013年に、撃針以外の部品を3Dプリンターで製造した銃「リベレーター」が発表されている。こういった自家製銃は製造番号がなく、未登録で追跡できないため、「ゴースト銃」と呼ばれている。個人や小規模組織で運用できるようなプリンターでは発射時の反動に耐えられる強度を確保できない等の理由から、現状では基本的に1発限りの使い捨てを前提に運用されているようだ。^[3]