SDガンダム GGENERATION-ZEROとは (エスディーガンダムジージェネレーションゼロとは) [単語記事]

SDガンダム GGENERATION-ZEROとは、1998年 8月12日にバンダイから発売されたウォーシミュレーションゲームである。
Gジェネレーションシリーズの2作目で略称は「Gゼロ」。ニコニコ動画内では「GジェネZERO」タグが使用されていることが多い。

概要

ファーストガンダムからVまでのシナリオ50ステージを時代順にプレイするシチュエーションモードがメイン。前作では全ステージの約1/3がファーストガンダムという偏重バランスだったが、ファーストガンダム以外の08小隊、外伝、0080を間に組み込むことで冗長さを軽減させている。このため、オデッサ作戦などファーストガンダムの一部エピソードが本作ではカットされている。1年戦争終結後は時系列順にシリーズが消化されている。前作の最終シリーズであった逆襲のシャアの後にF91とVガンダムが加わりガンダム・センチネルがZとZZの間に追加された。

ステージ数は50だが、条件を満たすことで後半戦に進めるステージが多いため、総マップ数は80以上に上る。この条件はシナリオ中に青文字で表示されるものがヒントとなっている。序盤は条件を満たすとそのまま後半戦に突入することが多いが、終盤になるとイベントを起こした後に敵軍を全滅させてから後半戦に進む。

粗削りだった前作からシステムが更に進化。戦艦関係では、指揮範囲が戦艦の能力依存からメンバーの能力で決定されるグループレベルに変更になったり、艦長以外のブリッジクルーの能力で戦艦の戦闘能力が左右されるようになり、グループ編成の面白味が増した。これにより、原作でもオペレーターやメカニック専門だったキャラクターもしっかり活躍させられるようになり、オリジナルキャラクターにも同様の傾向を持つキャラクターが登場するようになった。

Gジェネの特徴の一つであるテンションシステムが導入されたのも今作から。超強気、強気、普通、弱気、混乱の5段階が存在し、攻撃の命中率やダメージに影響する。特に超強気は攻撃が必ずクリティカルになるため、一般的なユニットであれば一撃で落とせるほど。これとボーナスステップが合わされば文字通りエネルギーが尽きるまで攻撃し続けることも可能。逆に混乱すると戦闘行動がとれなくなり、攻撃されても反撃ができなくなってしまう。またキャラクターごとに性格付けがされ、強気になりやすい「強気」、弱気になりやすい「弱気」、どちらにもなりにくい「冷静」、どちらにもなりやすい「激情」などがある。

機体レベルをACEまで育てると生産リストに登録できるようになるACE登録制度も本作から。そのため本作には開発・設計だけでは作れずACE登録でしか自軍に編入できないユニットも存在する(0083のGPシリーズや逆襲のシャア以降のジェガン系など)。また開発した機体もこれを利用することで量産して自軍を強化することができる。また本作はACE登録もしくは設計で生産リストに登録することがプロフィール登録の条件となっている。専用機はレンタルキャラクターを使って自軍側で登場させれば登録される。ただ一部のバージョンでバグにより登録できない機体があるため、自力でプロフィール 100%は不可能。後に発売されたF.I.Fには本作と前作のコンプリートセーブデータが収録されている。

シチュエーションモードに登場しない作品も多いが、G、W、Xの3作はゲスト部隊のみで戦うキャンペーンモードがそれぞれ1ステージずつ用意されている。シチュエーションモードの自軍に編入させられるのは最終シリーズであるVに入ってからである(F90から5回開発して作れるネオ・ガンダムが設計起点となるため)。

シリーズ中本作のみGガンダムのモビルファイターの設定が変わっており、一部の武装を除いてエネルギーを消費しない。燃費が全くかからない格闘武器を持っているので、移動距離と指揮範囲の届く限り半永久的に攻撃させることが可能である。またガンダムローズの必殺技であるローゼス・ビットは本作に限りサイコミュ兵器の扱いで、搭乗者のジョルジュ・ド・サンドもニュータイプ設定になっている。

オリジナルキャラクターの一部にもカットインとボイスが用意されており、特定条件下で戦闘することによってカットインが発生する。中にはわざわざ強化人間にしてサイコミュ兵器で攻撃したり、明らかに艦長向きでないキャラクターを艦長にしてメガ粒子砲を撃たせるという条件が用意されている例も。カットインの一部はDISC1のムービーで見ることができる。

本作はセーブに要するブロック数が膨大で、メインデータだけでも3ブロック、ステージ途中で中断セーブを作る場合は更に9ブロック要求され、メモリーカードの8割が本作だけで埋まることになる。

PSのGジェネシリーズ名物であるCDの警告メッセージも健在。本作でもやりたい放題である。関連動画参照。

登場作品

シナリオ登場作品

作品名	ステージ数(後半含む)
機動戦士ガンダム	8(12)
機動戦士ガンダム　第08MS小隊	4(4)
機動戦士ガンダム0080　ポケットの中の戦争	2(3)
機動戦士ガンダム外伝　THE BLUE DESTINY	3(4)
機動戦士ガンダム0083　STARDUST MEMORY	5(9)
機動戦士Zガンダム	7(14)
ガンダム・センチネル	3(5)
機動戦士ガンダムZZ	5(11)
機動戦士ガンダム　逆襲のシャア	2(3)
機動戦士ガンダムF91	2(4)
機動戦士Vガンダム	9(16)
機動武闘伝Gガンダム	キャンペーンのみ
新機動戦記ガンダムW	キャンペーンのみ
機動新世紀ガンダムX	キャンペーンのみ

機体・キャラクターのみ登場

SDガンダム GGENERATION-ZERO 単語

概要

登場作品

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関連項目

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