YET11 単語

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イェットジュウイチ

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YET11(いぇっとじゅういち)とは、ゲームクリエーター作曲である。本名は吉沢 務。

ペンネームの由来は小学生の頃にとったヤマハエレクトーン11級から。

音楽制作チームPULSENOTES」を宰。1971年4月21日生まれ。血液型AB。

好きな食べ物東京天丼ネギ焼き、、自分の料理

概要

株式会社ネクストンブランドTacticsタクティクス)の中心的人物であったことで著名。同ソフトハウスでは製作揮と音楽プログラマーを兼任した。

称はYET11ボス、YET11分など。

中学1年生のときと共同購入したパソコンX1cでプログラム言語に熱中する。中学2年生の頃には学校Z80アセンブラ言語について語り合うまでになった。その頃、BASIC音楽を作成することに熱中し、知人らのPC - 8001mkSR、同機種のVA、X68000などを使って創作に励んだ。そのまま20歳になるまでの6年間、MML音楽マクロ言語)による音楽製作を続けた。大阪専門学校卒業後、1991年から1994年まで、コンシューマ系の受託ゲーム制作会社に勤務。SFC版『ラプラスの魔』等の移植を担当。15タイトルほどのプロジェクトに関わった後、その会社を依願退職した。その後、1994年からネクストンの外注、アルバイトを経て社員となる。同社のブランドメイファーソフトおよび、タクティクスの立ち上げを行った。同ブランドでは8タイトルの他に約10タイトルほどのプロジェクトに参加し『MOON.』『ONE~輝く季節へ~』『がうたう日』などを制作した。

2000年5月9日付けでネクストンを依願退職しフリーとなる。その後『銀色』『ジサツのための101の方法』(公爵 -デューク- )などで音楽を担当した。

作曲折戸伸治とは、折戸が運営していた掲示板の「UnisonBBS」に書き込んで知り合い協力を要請し、樋上いたるを原画に起用したことや、麻枝准久弥直樹の奇をてらわずともキャラを巧みに立て、読む者が情を思い浮かべやすいように出来ている文章から才見抜き、自社に採用する先見の明があった。

デレクターとしては、おおまかな提案を行い、Leafのようにダーク系とライト系の作品を交互に発表することで、ユーザーに様々な作品を出してくるソフトハウスだと期待される方針を示し、企画シナリオ麻枝たちに自由に任せていた。『MOON.』では演出のアイデアを出している。プログラム言語にはPascalパスカル)を用い基本的な開発環境を自ら構築していた。

音楽は他にも外注で著名な音楽家を用いたが、折戸とタッグ組むように作品中の重要な場面で使われる曲を担当し、後のkeyサウンドを連想されるようなセンチメンタルで印的な美しい曲を作曲した。

麻枝音楽やってみたいと希望した際には、麻枝PC音楽開発環境インストールをすることを許可した。作曲に関する助言も行っており『MOON.』で麻枝が手掛けた曲の「陽のさす場所」では、ピアノソロにしてはアルペジオもなく、リズムがわかりにくいものだったので、それを改良することを提案し、麻枝は素直にそれを聞き入れ、ピアノだけだった曲にハイハットの音を追加してリズム感を補っている。

ところが1998年ごろ、麻枝を含む部下のタクティクスの全スタッフ6名が一斉に退職する事態をまねき、この開発チーム終焉を迎えることになった。

麻枝は会社がゲーム制作において課していた半年に一本という短い納期では、これからこのチームで良いゲームは作れないと感じ、『ONE~輝く季節へ~』の制作で納期を過してしまい、会社がシナリオや原画に介入してきたことを契機に、それぞれ不満や希望のあったスタッフたちを説得し、YET11を除くスタッフたちを引き連れて退社させた。旧タクティクス開発スタッフメンバーたちは、以前社員であった樋上いたるの縁でビジュアルアーツに移籍、そこで新ブランドkeyを立ち上げる。この時YET11にははかからなかったという。ちなみにその頃、会社にはキツイ上が居たとYET11が述べているが詳細は不明である。

一方、残されたYET11も新しいスタッフたちをすぐさま集め、新生タクティクスを立ち上げてゲーム制作を行った。

ちなみに、もともとタクティクスというブランドは、アダルトゲーム制作を止めたがっていたネクストン社長にYET11がかけあい、半年で1本ゲームを仕上げるという約束で立ち上げられたブランドであった。また当時の会社の方針はシナリオなど片手間にやれという方針で、これに反発して社長に自ら意見をねじ込んでメンバーを集めたという経緯で結成された奇跡チームであった。

keyの結成後も元スタッフたちとは交流があり『ONE~輝く季節へ~』のPS移植版『輝く季節へ』では、そのビジュアルファンブックに、久弥直樹みらくる☆みきぽん折戸伸治らを呼んで寄稿させている。樋上いたる同人誌の販売を手伝ったこともある。インタビューでは麻枝のことを笑って「」とも呼び、「麻枝くんは、やっぱ男前ですよね。裏で何を考えているのかよくわからない雰囲気もありましたが()」と答えていが「麻枝氏は自分の長所短所をしっかり把握していて、しかも自分を活かすための企画を考えることのできる重な人材だと思います。 」とも答えている

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