39
31 ななしのよっしん
2020/11/04(水) 11:54:09 ID: XFQScduP0O
陸軍出身で警察予備隊の創立時に参加してた人の手記でこの機関銃の不採用について触れられてたが、「とにかく性能は高いが重すぎるから予算が限られてて人員の制限もあるあの時の状況だと仕方ない」って感じで評価してたな。
32 ななしのよっしん
2020/12/01(火) 21:52:53 ID: 5kM7nbOtt5
結構米国の文献読んでると、日本軍の兵器っていいやつが多かったみたいね
こういうのって、日本の文献だと異常に過大評価されてるか、コケおろされてるかどちらかだから、海外の検証文献読んだ方がよっぽどためになるね
ただ思ったのが、どれだけ優秀な兵器や兵士がいても、補給を軽視してたら優位性も失われるんだな
33 ななしのよっしん
2021/12/12(日) 21:15:18 ID: rdMRoUisgq
歩兵操典の第三篇第二章射撃、第一節機関銃の記述で、主に点射(2,3点バースト)か薙射(チシャ:普通の連射)で使えと書いてある。先に点射が来てるわけ。
30発保弾板は2,3点射で10〜15回射撃出来る訳で、2キロ先でも良グルーピングかつスコープ付きの重機関銃が中隊後方から援護してくるのは驚異。
大陸の戦闘だと薙射の映像が多いけど、攻撃的性格のドクトリンの日本軍を考えれば
・スコープと本体重量で狙い通りの射撃
・本体重量を補い、かつ移動容易な持ち手付き三脚(規定3人だが大体2人で運んでる)
・移動の邪魔にならない保弾板
・機関銃隊の携行弾数は約1万発で修理キット付き
大陸戦闘なら理にかなってる。
ぶっちゃけスタートがホ式機関銃だったってのは大きいだろうけど。運用上、変える必要性を感じなかったわけ。
でも太平洋離島での防御戦闘向きではないのも事実。
34 ななしのよっしん
2023/06/04(日) 01:38:03 ID: 5LvrN807x+
あまりに重厚長大すぎて小部隊での運用に難があり、陸軍上層部は変える必要性を痛感してた
そして、より軽量で機動性が高い一式重機関銃が開発されたが、国力不足で十分に生産できなかったのが事実なんだよな
35 ななしのよっしん
2023/11/01(水) 17:36:29 ID: YIQmzhXXCE
元の三式重機関銃の大元のホッチキスMle 1914重機関銃からしてすごいシンプルな設計の名銃だから悪くする方が難しい
保弾板は後に廃れるけれど当時はベルトリンク式の信頼性かあまり高くなかったうえに基本的にそれとセットだった水冷式の面倒な給水作業が必要ないのが便利で保弾板は全然アリな選択肢だった
流石に汎用機関銃という一ジャンルを生み出したMG34とかと比較しちゃうと古臭さが目立つけどね
36 ななしのよっしん
2024/05/13(月) 03:51:41 ID: N2W6/q+xLs
元のオチキス機関銃に先祖返りしていった感は否めないな。求められていた性能を満たしていたから問題はなかったのだろうが。やはりオチキスは偉大である。
37 名無し
2025/01/21(火) 23:15:13 ID: uIW6dyVsnI
スペックは当時でもかなりカスなのに日本軍の使い方のおかげで活躍できた不思議な銃 多分ソ連とかだったら絶対使えなかったろうな
あとこの銃絶対生産性悪いだろ
38 ななしのよっしん
2025/01/27(月) 09:17:05 ID: YIQmzhXXCE
いや重機関銃としては戦争末期まで丁寧に作られ続けたメチャクチャいい銃だよ
穏やかな発射レートとヘビーバレル、放熱用の空冷フィンの組み合せでいくらでも持続的に射撃できるし、さらに頑丈なトライポッドと照準眼鏡のおかげで長射程で精度も良好
手記を読むと現場の兵士からも大いに頼られていたようだ
問題はむしろ日本軍の運用法の方にある
たとえば日中戦争のときに撮影された実戦の動画なんかを見ると日本兵はこいつを引き摺っていく形で至近距離での市街戦にまで持ち込んでいる
それはそれで見上げた敢闘精神だが重機関銃はその重量と高い持続火力ゆえに一般的に固定陣地などに据えることを意図されており、こいつもまた本来満蒙の視界が開けた大平原でのロシアとの決戦を想定に作られた重機関銃だった
史実の日本軍のようにこいつを使って障害物が密集した市街地やジャングルで動き回りながら近接戦闘をするには瞬間的な火力に乏しいしあまりにも重たいし運用に人手がかかりすぎた(1挺あたり1戦銃分隊11名、中隊に付属する弾薬分隊の弾薬手4人を含めれば15名!)
日本軍にもっと必要だったのは分隊支援火器としての軽機関銃、そしてもっと言えばそいつと重機関銃との役割を統合した汎用機関銃だったんだよなぁ
39 ななしのよっしん
2025/01/27(月) 09:31:36 ID: YIQmzhXXCE
日本軍はジャングル戦のスペシャリストか何かのように扱われがちだけど、実際には装備した兵器からしてジャングルなんかで戦うことをあまり想定していないものが大部分だったんだよね
関東軍からそのまんま南方に転用された部隊も多いし
準備不足はいつものことかもしれないが
それでも日本陸軍の主力制式小銃も軽機関銃も重機関銃も過酷な熱帯の環境に耐えられることは証明したのは褒められるべきだろうね
そして南部麒次郎はめっちゃ偉大(やたらインパクトの強い九四式拳銃のことばっか言われがちだけど)
ほめた!
ほめるを取消しました。
ほめるに失敗しました。
ほめるの取消しに失敗しました。