オールスター後夜祭

オールスター後夜祭とは、オールスター感謝祭の後に放送される生放送クイズバラエティ番組である。

概要

2018年春からスタートした番組。TBSの改編期特番である『オールスター感謝祭』のセットとシステムをそのまま流用し、感謝祭当日の深夜に160人の芸人を集めて生放送で実施される。なお、160人の芸人は「感謝祭から引き続き出演する芸人」と「それ以外で空きが出てしまった枠を埋めるための芸人」で構成されている。後夜祭からの追加芸人は名札が手書きで書かれている。

セットやシステムは流用されているものの、クイズなどで使用されるCGは後夜祭独自のものが描き起こされているほか、番組内で出題されるクイズはかつての本家らしい問題を意識しているもののすべて新規で作成されている。

司会は有吉弘行と高山一実が務めていて、この人選は感謝祭を意識している。特に、感謝祭の番組開始当初はアイドルとして扱われていた島崎和歌子を意識して、乃木坂46のメンバーでバラエティに強い高山一実が選出されている。

プロデューサーは『水曜日のダウンタウン』や『クイズ☆タレント名鑑』などの演出を務めている藤井健太郎が担当。そのため、各番組でしつこくネタにされているネタがこの番組でも使われていることが多い。また、本家のパロディを散りばめることもあり、2018年秋には2009年秋の本家で放送されてしまった事件をパロディしている。（詳しくは各自で調べてほしい）

ルール

本家であるオールスター感謝祭では「総合優勝」を決める戦いが行われているが、オールスター後夜祭では「総合ビリ」を決める戦いとなっている。

総合ビリになってしまうと、罰ゲームとしてプロレスラーである獣神サンダー・ライガーの掌底とザ・グレート・カブキの毒霧攻撃に見舞われるほか、後夜祭から永久追放となってしまう。なお、2019春は獣神サンダー・ライガーに代わり前田日明が登場し総合ビリに制裁を加えた。

クイズシステムやギャンブルタイムなどのフォーマットは本家のオールスター感謝祭に準拠しているものの、後夜祭独自のものとして現在の本家では採用されていない「ボーナスクイズ」のシステムが採用されている。

クイズのほか、本家でお馴染みの「Qカットのリアクション」を競い合うコンテストである「赤坂5丁目 Qカットコンテスト」が行われている。司会の有吉が芸人を指名し、何らかのリアクションを取った後10点満点で評価する。最も点数が高かった芸人にはそれまで獲得した賞金とは別に賞金5万円が与えられる。

クイズの出題傾向

全体的に本家を意識した問題が出題されることが多い。ただし、かなり難易度は高かったり、悪意のこもった引っ掛け問題をぶち込むなどしているため（例えば、初回第１問目の出題が「次のうち、清原和博はどれでしょう」という問題で、4名中3名がものまねタレントで、1名が清原和博と同姓同名の素人が普通の格好をしている写真だったため、いきなり160名中158名が誤答となってしまった）、ピリオド途中で全滅することがしばしばある。なおピリオド途中に全滅した場合は全員復活するようになっている。

『オールスター感謝祭』をしっかり見ていればわかる問題を出題するピリオドは毎回設定されている。この問題は放送中に後夜祭スタッフが特定の人物をずっと監視し、その場で作成する問題や、ある芸人が本家の放送中に紛れ込むような問題が出題される。

THE 虎舞竜のヒット曲『ロード』をネタにした問題が出題されるピリオドがある。この際、出題時のセリフ「まずはこちらの曲をお聴きください」の後に必ず『ロード』がかかるようになっている。その他、プロレスや漫画からの出題など、プロデューサーの趣味が垣間見える問題も多く見られる。

「旧満州」問題も出題されている。出題されるタイミングとしては人物を答える問題で直前の問題と同じ選択肢で「旧満州出身ではないのは？」と出題されることが多い。

各種成績

Qカット選手権

優勝者は太赤字で表示。

放送回	挑戦順	挑戦者	獲得点数
18春	1	かねきよ勝則(新宿カウボーイ)	4
	2	ダイアン	3
	3	インスタントジョンソン	1
	4	なかやまきんに君	5
	5	ハリウッドザコシショウ	1
	6	あかつ	0
	7	原西孝幸(FUJIWARA)	3
18秋	1	サンシャイン池崎	1
	2	松尾駿(チョコレートプラネット)	5
	3	高木晋哉(ジョイマン)	6
	4	小宮浩信(三四郎)	1
	5	ナダル(コロコロチキチキペッパーズ)	0
	6	ゆうぞう(インスタントジョンソン)	4
	7	ハリウッドザコシショウ	6
19春	1	岩井ジョニ男	3
	2	田中卓志(アンガールズ)	1
	3	コウメ太夫	0
	4	キンタロー。	6
	5	草薙航基(宮下草薙)	3
	6	AMEMIYA	2
	7	サツマカワRPG	1
	8	グレート義太夫	10
21春	1	RG(レイザーラモン)	6
	2	大津広次(きつね)	4
	3	淡路幸誠(きつね)	1
	4	ハリウッドザコシショウ	7
	5	シュウペイ(ぺこぱ)	0
	6	みちお(トム・ブラウン)	5
	7	屋敷裕政(ニューヨーク)	4
	8	おいでやす小田	0
21秋	1	もう中学生	4
	2	長谷川雅紀(錦鯉)	8
	3	ZAZY	5
	4	東ブクロ(さらば青春の光)	6
	5	原西孝幸(FUJIWARA)	5
	6	村上(マヂカルラブリー)	1
	7	ハリウッドザコシショウ[1]	8
	8	東ブクロ(さらば青春の光)	5

総合成績トップ・最下位

放送回	順位	出演者	回答時間
18春	総合優勝	じゃい(インスタントジョンソン)	1:28.75
	総合ビリ	新道竜巳(馬鹿よ貴方は)	0:00.00
18秋	総合優勝	宮戸洋行(GAG)	1:11.53
	総合ビリ	見浦彰彦(アイデンティティ)	0:00.00
19春	総合優勝	和賀勇介	1:43.02
	総合ビリ	野田クリスタル(マジカルラブリー)	0:00.00
		ちゅうえい(流れ星)[2]	0:00.00
21春	総合優勝	屋敷裕政(ニューヨーク)	0.38.21
	総合ビリ	みちお(トム・ブラウン)	0.08.10
21秋	総合優勝	関太(タイムマシーン3号)	0.45.42
	総合ビリ	平子祐希(アルコ＆ピース)	0.05.69

関連動画

関連リンク

• オールスター後夜祭｜TBSテレビ
• オールスター感謝祭｜TBSテレビ

関連項目

• TBS
• オールスター感謝祭
• 有吉弘行
• 高山一実 / 乃木坂46
• 藤井健太郎

脚注

1. *長谷川雅紀(錦鯉)と同点だが、司会の有吉弘行の独断によりハリウッドザコシショウに優勝決定。
2. *番組途中で退場したためか、最終成績は最下位だが永久追放かは番組内で言及されていない。