セイラ・マスとは、機動戦士ガンダムに登場する敵勢力にマザコン兄がいる女性である。
CV:井上瑤 / 潘めぐみ(THE ORIGIIN) / 名塚佳織(ガンダムさん)
本名はアルテイシア・ソム・ダイクン。ジオニズム提唱者であるジオン・ズム・ダイクンの娘であり、兄はシャア・アズナブルとして知られるキャスバル・レム・ダイクン。
幼少の頃に父が死去し、当時ダイクン派だったジンバ・ラルのもとへ兄と共に引き取られる。それと同時に、ジオン共和国の独裁化を目論むザビ家の迫害から逃れるべくマス家の養女となり、セイラ・マスに名を改め、素性を隠しながら地球で過ごしていた。その後、兄がサイド3(ジオン公国)へ向けて旅立ったと同時に、自らはサイド7へ移住。医学を志し、医療ボランティアとして滞在していた。
父の死に際しては幼少で未だよく事情を理解できなかったことに加え、早々に家を飛び出した兄とは違い、マス家で健やかに優しく成長した経緯もあって、「ザビ家への復讐」といった負の感情は全く持ち合わせていなかった。
サイド7が襲撃されホワイトベースに乗り込むこととなり、通信士として活躍する。サイド7の生存者探しの際には、兄にそっくりであるシャア・アズナブルとの対面時に互いに動揺している。後にシャアが実の兄であることが判明した際は復讐を止める様説得するも情けない奴シャアにそんな聞く耳は持たなかった。劇中ではびっくりどっきりメカことGアーマー(劇場版ではコアブースター)を操縦しアムロを援護している。入浴シーンは必見。ア・バオア・クー戦にて生身で決闘を繰り広げるアムロとシャアを制止に入った際に爆発に巻き込まれるが、シャアに助けられる。その後、キシリア・ザビへの復讐を遂げに向かうシャアと別れ、アムロの誘導を受けてホワイトベースのクルーと共にア・バオア・クーより脱出。これが兄との今生の別れとなった。
彼女もニュータイプの片鱗を見せてはいるが、アムロのような意識面での覚醒は見られず、アムロとララァの共振を感知しているくらいである。
機動戦士Zガンダムでは声無しの出演となり、クワトロの演説を聞いてるシーンでの登場のみであった(劇場版ではかつて軟弱者だった同僚カイ・シデンと会話している)。
機動戦士ガンダムZZでは中盤にジュドーの妹リィナを救出し、最終回にてジュドーと再会させている。
機動戦士ガンダム 逆襲のシャア以降はどうなったかは不明であるが、少なくとも地球で暮らしているようであった。
声を担当した井上瑤は2003年に亡くなっており、戦士達の軌跡が遺作となったため、それ以降のガンダムを題材としたゲームでは出演が難しい状況となっている。最近になりブライトさんの声は成田剣が担当し、賛否両論があれどほぼそっくりな声であり今後のガンダムゲーへの出演にも期待がかかっているため、セイラの声にも期待がかかる(かもしれない)。
『THE ORIGIN』以降の作品では、ララァ・スン役の潘恵子の娘である潘めぐみが声優を務めている。
なお、劇場版『機動戦士Ζガンダム』収録時には井上は既に死去していたが、過去の『機動戦士ガンダム』出演時の台詞音声を抽出・編集することで出演している(エンドロールでは“ライブラリ出演”と表記)
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最終更新:2025/12/13(土) 13:00
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