メタバース(Metaverse)とは、コンピューター上に作られた仮想世界のことである。
SF作家ニール・スチーヴンスが1992年に発表した小説「スノウ・クラッシュ」に登場する、超(メタ)+宇宙(ユニバース)を合成して作った造語である。ユーザーはアバターと言われるものを作り住民となり、それを操作してCGで作られた仮想世界の中で様々なことを行う。アバターの行動は各国の法律および利用規約の範囲内であれば自由である。ゲームではないので提供者が提供するシナリオや設定等に左右されない部分が利点で、チャットから創作まで思うがままに楽しむことができる。
代表的なサービスは米LindenResearch(リンデンリサーチ)社の開発スタジオLindenLab(リンデンラボ)が運営するSecondLife(セカンドライフ、旧名称LindenWorld(リンデン・ワールド)、2003年公式公開)。しかし、Web2.0サービス(ユーザーが情報発信者となり、コンテンツをWebサーバーに蓄積する形態のWebサービス。ブログや動画共有サイトが代表例)としては使い勝手にやや難があり、あまり普及しなかった。また2010年以降、インターネット端末の急速なモバイル化(スマートフォン)もありモバイル端末で楽しみにくいこれらのサービスは勢いを失ってしまった。
2016年以降はVR機器が使えるソーシャルVR(Social VR、代表サービスとしてVRChat(ブイアール・チャット))の登場により規模は縮小傾向である。SecondLifeを運営するLindenResearch社のCEO、エッベ・アルトベルグは2019年4月のインタビュー動画にて「SecondLifeの月間アクティブユーザー数が約100万人から約80万人に減った」と語っている。※1
※1 インタビュー動画:SecondLifeとSansarの将来についてLindenResearch社CEOエッベ・アルトベルグ氏が語る 2019年4月5日 New World Notes
クロノスグループのOpenGLとマイクロソフト社のDirectXなどで構築される。他、物理エンジンとしてマイクロソフト社のHavok等が使われている。
他にSecondLifeをモデルとし有志により作成されたOpenSimulator(通称OpenSIM)とのオープンソースウェア開発プロジェクトがあり、ソースコードも含めて配布されている※1
※1 OpenSimulator公式Wiki(OpenSIM、英語)
MMDのモーションをSecondLifeに移植し、撮影・編集することでMMDに近い動画を作成することができる。
→SLダンス動画を参照
マシニマ(Machinnima)とはゲームのグラフィックを利用して作られた映像作品のことである。
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最終更新:2024/05/26(日) 11:00
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