天羽々斬(あめのはばきり)とは日本神話に登場する剣である。
須佐之男命(すさのおのみこと)はこの剣で八岐大蛇(やまたのおろち)を退治した。
天羽々斬剣(あめのはばきりのつるぎ)、布都斯魂剣(ふつしみたまのつるぎ)、蛇之麁正(おろちのあらまさ)、
大蛇麁(おろちあぎと)など、複数の別名がある。羽々とは大蛇の事。
日本神話に登場する剣に十束剣(とつかのつるぎ)があるが、天羽々斬も十束剣と呼ばれることがある。
(十束剣とは「(刀身の長さが)握り拳10個分の剣」という一般名詞であり、本来は特定の剣を指す名称ではない。)
十束剣と呼ばれることのある剣は他に天之尾羽張(あめのおはばり)などがあるが、八岐大蛇の退治に用いられた
天羽々斬は十束剣の中では割と人に知られている偉業を成しているにも関わらず、名があまり出てこない。
その理由はゲームなどでよく見かける神剣、天叢雲剣(あめのむらくものつるぎ)にある。
時々勘違いされることがあるが、概要の項で述べたとおり須佐之男命は天叢雲剣で八岐大蛇を倒したのではない。
八岐大蛇の尾を斬った際に天羽々斬の刃が欠け、不思議に思って尾を裂くと剣が見つかり、
須佐之男命はその剣を天照御大神(あまてらすおおみかみ)に献上した。この剣が天叢雲剣である。
天叢雲剣は後に紆余曲折を経て伊勢神宮に奉納され、日本武尊(やまとたける)が東征の際に
これを用いて草を薙ぎ払って火攻めを逃れたことから、草薙剣(くさなぎのつるぎ)とも呼ばれる。
2010年に稼働開始したセガのアーケードカードゲーム、「戦国大戦」の家宝の一つとして登場している。
短時間ながら全体の武力を上昇させるという便利なアイテムだが、一部のプレイヤーの間ではなぜか
「うーうー」と呼ばれている。その理由は下記のエピソードの存在による。
240 :ゲームセンター名無し:2011/01/28(金) 09:26:19 ID:tqZXhU80O
知り合いがアマノハバキリの読み方忘れたらしく
「あの、えっと てんうーうーざんとか書くヤツ!」とか言って
不覚にも笑ってしまった
確かに、知識がないと「あめのはばきり」とは中々読みにくいのは分かるが・・・
スーパーロボット大戦Scramble Commander the 2ndにおいて、主人公ケイジ・タチバナが搭乗する
後期機体の名前として登場している(読み方はあ「ま」のはばきり)。セレスチアル・リアクターという感情を
エネルギーに変える動力機関を持つこの機体は、常人が乗れば拒絶反応により強い吐き気や頭痛を催し、
最悪の場合は死ぬ危険すらある非常にパイロットを選ぶ恐ろしい代物である代わりに、
近接格闘においては破格の戦闘能力を持つという、まさに諸刃の剣という言葉を体現したものとなっている。
ケイジは適性がある方とはいえ拒絶反応もやはり存在しており、体の不調を抱えつつも無理やり操縦している。
この機体は腰部ウイングが破損したまま放置されていた謎の機体「羽々斬」を改修したもので、
武装の強化以外に、パイロットにかかる負担の軽減に配慮した改修が施されている。
余談であるが、後に発売されたスーパーロボット大戦Zシリーズでは謎の物体「スフィア」が登場し、
シリーズ全体のストーリーを牽引する重要な要素の1つになっているが、
スフィアの所持者の1人であるセツコ・オハラはスフィアの影響によって身体に不調を来しており、
スパロボの不幸主人公を語る際にケイジと共に話題に上ることがある。
風鳴翼の使用する第1号聖遺物として登場。
設定上、神話時代から残っていた聖遺物天羽々斬の欠片を使用しシンフォギアとしている。
アームドギアとしての形状は刀型。必要に応じて形や大きさを変形できる。
開始1分10秒位で天羽々斬が使用されている。 ぷす氏による描いてみた作品。
シンフォギアの天羽々斬の作ってみた。
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最終更新:2024/09/21(土) 09:00
最終更新:2024/09/21(土) 10:00
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