例の橋下のツイッターに中野剛志＆三橋貴明がコメント (sm17818258) [動画記事]

「地元大阪では圧倒的な支持を得ている橋下大阪市長なんですが、Twitterもよくまめにしてますね」

三橋貴明「本当にまめにやってますねぇ」

「で、本人の前で言いづらいんですけど、中野さん結構やられましたねぇ」

中野剛志「そうらしいですねぇ」

「見てませんか」

中野「人から聞きました。僕はTwitter見ない、ていうかやってないので知らんです」

「で、三橋さんの話題なんかも出てきてて」

三橋「そうみたいですね」

「で、これどうしたかっていうと雑誌 SA PIOでの中野さんと漫画家の小林よしのりさんの対談を受けて橋下市長がいろいろと反論したということなんですけど、このSA PIOの発言、中野簡単にどういう発言をされたんですか？」

中野「どれが気に障ったのかわからんですが、これ皮肉なんですがこういうこと言ったんですよ。「テレビとかで下品な悪口とか人を罵倒したりあるいはTwitterで人の悪口を書き連ねてる人が「この国を変えるんだ」というのは勘弁してくれ」と。「それは政治家の資質がないんじゃないんじゃないか」っていうことを言ったらTwitterで悪口が書かれて資質がないことを証明しちゃっていう」

「つい先日毎日放送の女性記者ぶら下がりで30分ぐらいバトルを展開したっていう。なんというのか戦うの好きって・・・」

三橋「戦うの好きっていうよりも、そもそもよく時間があるなと。中野さんへのTwitterへの粘着って言うのが5日間ぐらい行われて、その間に私たちの本読んだりしているので、いやーなんか変わった人ですねぇ。私そんな時間ぜんぜんないんで。すごいですね」

中野「もしかしたら、延々悪口を垂れ流されるって言うのはどの人でも嫌なもんですよね。そうするともう面倒くさいからかかわるなと、批判なんかしないでおこうと、相手にしてもしょうがないからっていう風に大人の人ほど諦めたり逃げたりするじゃないですか。別にそれが大人の振る舞いっていうか君子危うきに近よらずってやつですよね。もしかしたらそうやって自分の批判をさせないようにする。つまり粘着することで相手を黙らせるのでこれを「粘着テープ」といってですね。粘着テープを口に張って黙らせるということかもしれないですね」

「私はこの前の毎日放送の女性記者の件でね、もしかしたらこれは作戦で注目を絶えず、されるようにされるようにこうネタ作ってんのかなとも思ったんですが、それはやっぱりちょっと違うんですかね」

三橋「そこまでやらなくても注目を集めてますよ橋下さんの場合。逆に私がやったらわかるんじゃないですか。私が橋下さんの悪口を5日間Twitterで書くとかね」

「先ほど中野さん、藤井聡さんという方がね」

中野「私のボスですね」

「面白い解釈をされてますね。ちょっとご紹介いただけますか」

中野「よくですね、僕は「橋下市長と討論してくれ」とかですね。「議論したらどうですか」とかいわれるですけども、「それ嫌ですよね」って話をしてたらですね。藤井先生がfacebookかな、書かれてたんですけど、橋下さん2003年に出してた本で「最後に思わずYESと言わせる最強の交渉術」という本を、絶版みたいなんですけども、そこにこう書いてあるというのですね。「交渉の途中で自分の発言の不当性や矛盾に気づくことがたまにある。運悪く相手に気づかれてしまったら仕方がない。このとき私が多く使うテクニックがある。相手に無益で感情的な論争をわざと吹っかけるのだ。散々話し合いを荒らしまくって最後に決めゼリフに持っていく。「こんな無益なもうやめましょうよ。こんなことやってても先に進みませんから」自分が悪いのにこうやって終わらせてしまうのである。これは有効だと思う」こんな態度の人と議論とか討論とかして何の意味があるのかなと」

三橋「弁護士さんの裁判所におけるテクニックなんですかねぇ」

中野「もっとすごいのが、私三橋さんが「維新の会どんな政策をやってるのかわからないから批判のしようがない」と仰ってましたが、私も中身がよくわからない以前にですね、今月号の文芸春秋でも書きましたけども、橋下市長が大阪府知事になる直前2006年ぐらいのご本で「まっとう勝負」って本をお書きになってて、なぜかこれも絶版になってるんですけども、そこで彼こうおっしゃってるんですね「政治家を志すっちゅうのは権力欲・名誉欲の最高峰だよ。自分の権力欲・名誉欲を達成する手段としていやいや国民のためお国のために奉仕しなければならないわけよ。嘘をつけないやつは政治家と弁護士にはなれないよ。嘘つきは政治家と弁護士の始まりなの」って書いてあって橋下さんの言ってることどうですかっていわれても、だって「嘘をつく」っていってるんだもん、困っちゃうなぁってのがあるわけですね。そういうことを考えると国政に出てきて支持が高くて世の中よくなりますかって、もちろん政策次第なんだけども、それ以前の問題なんじゃないのって思うわけですね」

「絶版になっててよかったって本人は思ってるんでしょうねぇ。本はどこかにあるわけですが。さて今話題に出てきた藤井聡さんですが、中野さんのボスですね。6月18日に夕焼け寺ちゃんにご出演いただけるということで、改めていろいろ話を伺います」

「社会党のフランスはオランド前第一書記がが、現職のサルコジ大統領に勝利するという結果が出ました。現職の大統領が再選を逃したのはおよそ30年ぶり。オランド氏の得票率が約52％、サルコジ氏がおよそ48％。こういう結果が出ました。まず三橋さん、この結果どう捉えててらっしゃいますか」

三橋「今のフランスの失業率は10%なんですね。二桁なんですけども、日本の倍以上なんですけども、これはなぜかというと、もちろんユーロの中でバブルが崩壊したから。フランスのバブルだったんですね。でそのバブルが崩壊して物価上昇率が下落して、要はデフレ化しているときに緊縮財政すると、要は緊縮財政って増税と政府の支出削減、日本がやってるのと同じなんだけども、そうするとこれまた日本と同じで、名目 GDPという国民の所得の合計がだんだん小さくなっていきます。で税収が減るんですね。結果的に財政がまた悪化して「大変だーまた緊縮財政」という悪循環に突っ込んでいくんですけどもその家庭で失業率がどんどんどんどん悪化して言って国民が貧しくなっていくと、これは政権がそういうことやっている以上国民が民主主義にのっとってNOと言わなければいけないと私思ったんですけども、ちゃんと言ったんです。というのが今回のフランスの結果」

「中野さんはいかがですね」

中野「フランスに関しては経済が今三橋さんがおっしゃったとおりなんですね。ちょっと別の視点から見てみると、このサルコジ大統領という人は、あっそうだサルコジの方が年上だから年上だからサルコジさんですね。「お」も付けましょうか「おサルコジさん」。彼面白い人なんですね。彼どういう人かって言うと、元々はヌイイ市という市の市長でそこですごくテレビによく出て劇場型で政治演出をやって人気を博したと。彼の政策というのはいわゆる日本で言う小泉構造改革のような新自由主義的な構造改革を推し進めるというようなタイプです。それからテレビによく出て過激で攻撃的な発言を繰り返したり下品な悪態をついたりするんですね。「お前が消えろこの野郎」とか「社会の屑だ」とかですね。そんな発言をするんですけど逆にそれで人気が出るという。敵を見つけては叩くとか、口からでまかせを言ってそれでいて今度はまったく反対のことを涼しい顔をして言う。自己顕示欲の塊。自己陶酔・ナルシストなんですね。で、エマニエル・トッドと言う人が彼がそういう風にサルコジを批判しているんですけども、ちなみにサルコジさんという方は弁護士なんですね」