キャンサー・バブルとは、
ニンテンドーDS用ゲーム「流星のロックマン」および、そのシリーズ作品・アニメ作品の登場キャラクターである。
概要
地球人「挟見千代吉」と蟹座のFM星人「キャンサー」が電波変換した姿。
蟹から人間の手足が生えたような姿をしており、その名前通り、泡を使った戦闘を得意とする。
ゲーム版
口癖が「チョキ」であることや、キャンサーが名前のみの登場であることから、主な主導権は千代吉と考えられる。
使用する技は全部で3つ。
- バブルポップ
両手のハサミから泡を発射する攻撃。
ロックバスターで簡単に破壊できるが、触れてしまうとバブル状態になり一定時間動けなくなってしまう。
「流星2」ではパワーアップし、蟹型ウイルス「サワニガー」を忍ばせた泡を放つことがある。
この泡を破壊すると、隠れていたサワニガーが一直線に突進してくる。 - ブーメランカッター
両手のハサミを時間差で飛ばす攻撃。
ハサミは縦左ライン(または右ライン)から縦中央ラインにUの字を描くように飛ぶ。
ハサミは飛ぶスピードが非常に速く、ブレイク性能を持っているため、
ガードではなく、左右に素早くかわすか、インビジブルでやり過ごすしかない。 - タイダルウェーブ
大津波を発生させる攻撃。使用頻度は低いが、最も攻撃力が高い技。
横3マスと範囲が広いが、ガードで防ぐことは可能。
アニメ版
流星のロックマン
一人称は「オイラ」が基本だが、「僕」や「オレッチ」の場合もある。
CV:水田わさび
声は千代吉と同じだが、語尾に「~ブク」と付けるしゃべり方や性格から、主導権はキャンサーが握っている。
臆病で狡猾な性格であり、これはロックマンエグゼシリーズの「バブルマン」に酷似している。
ゲーム版ではストーリーに直接関係しないキャラクターだが、
宿主である千代吉の影響で響ミソラのファンになってしまう。(第18話)
「ミソラっち」と呼び、ミソラの出演するドラマを徹底的にチェックして録画し、自分の部屋にはミソラの人形も置いてあるほどの熱狂ぷりである。(第40話)
原作と異なり、他のFM星人と同じく地球支配の作戦に積極的に参加している。
キグナスに心を支配された宇田海深祐が開発した装置によって、
千代吉の体にとりつくことなく電波変換できるようになり、
電波兵器アンドロメダを起動させる「アンドロメダの鍵」と取り戻そうとするロックマンの前に立ち塞がった。
(第26~31話)
キグナスがロックマンに敗れデリートされた後、
行方不明だったアンドロメダの鍵を取り戻したことでFM星人たちのリーダー・まとめ役としてまとめ上げた。
実はこのアンドロメダの鍵はジェミニから渡された偽物なのだが、本人は全く気付かなかった。(第32・33話)
リーダーとはいえ、その実力ゆえに彼についてくるのは基本的に誰もいないが、
同じくミソラの大ファンであるクラウンとはかなり仲が良い。(第40・41話)
アンドロメダの鍵を起動させるマイナスエネルギーについて正体を探るため、街に繰り出した際には、
白金ルナがロックマンとハープ・ノートとの仲に対して嫉妬で怒り狂い、その勢いに圧倒され、
この怒りがマイナスエネルギーに変換できると考えた。
この際、ルナやハープ・ノート(ミソラ)に対して傍から見れば幼稚ないやがらせとしか思えない行動に彼は奔走し、
これにより、ハープ・ノートとルナがロックマンに互いの関係を問い詰める、
ドラマさながらの修羅場が作られることとなった。(第40・41話)
電波彗星が地球に近づいた際は、ウォーロックや他の電波体が影響を受ける中、
キャンサーとクラウンだけはおかしな変化はなく、一時的なパワーアップをした。
キャンサーは巨大化の能力を得たが、戦闘力そのものや体重は変わっておらず、
あっけなくロックマンに敗北した。(第48・49話)
FM星からの帰還命令が出た際は、最後の地球の思い出として、
ミソラのコンサート会場にクラウンとともに向かうが、その途中、
他のFM星人をデリートしてマイナスエネルギーを集めて回っていたジェミニ・スパークに襲撃される。
アンドロメダの鍵が偽物だと知らされたあと、クラウンがデリートされるのを目の当たりにし、
命からがらアマケンに逃げこみ、ウォーロックに助けを求める。(第51・52話)
彼の脳内イメージではミソラとハープ・ノートは対極にあるようで、
宇田海からハープ・ノートの正体がミソラであることを聞いたときは非常に驚愕していた。
「ハープ・ノートはミソラとは大違いの乱暴者」らしい。
ハープ・ノートと共に、ロックマンとアンドロメダとの最後の戦いを見届け、
地球を破壊しようとしたFM星人の中で、ハープと共に最後の生き残りとなった。(最終話)
40・41話でキャンサーが行ったいやがらせ
- ルナの机の上にロックマンとハープノートの相合傘を落書きしたノートを置く
- ルナのトランサーにロックマンからハープノートへのラブレターを送る
- 学校の掲示板に顔だけ合成したロックマンとハープノートの結婚写真を載せる
- 「ロックマンとハープノートはラ~ブラ~ブ♪」と枕もとでささやく
- ロックマンの変装をしてハープノートの人形を持ってルナの目の前でラブラブっぷりをアピールする
- ハープノートにミソラ主演のドラマでの修羅場シーンのセリフを言わせる
- セリフを録音したテープをルナの前で流す
流星のロックマン トライブ
FM星人の数少ない生き残りとして、前作に引き続き登場。
前作と同じく、千代吉の力を借りずに単独で電波変換ができ、さらに今作では電波変換の時間制限がなくなったようで、いつも「キャンサー・バブル」の姿で登場する。
(電波体「キャンサー」としての姿は1回しか登場していない)
ミソラの付き人として行動をともにすることが多く、活発でワガママな彼女に振り回されてばかりの様子。
戦闘力はさらに低くなったようで、肝心な戦闘では活躍できていない。
ミソラのマネージャー「金田金太郎」にもこき使われており、最終話では金田の命令で領収書の整理をしていたらしく、ムー大陸での最終決戦に遅れてしまう。
キャラクター設定
挟見千代吉
意地っ張りで喧嘩っ早い性格のため、友達が出来ず、
心に孤独を感じていたところにFM星人のキャンサーが現れ、電波変換する力を得る。
主人公「星河スバル」が電波変換できることをすぐに見抜き、電波世界で喧嘩しようと誘う。
原作のゲーム版「流星1」「流星2」では、ストーリーに直接関わらないサブキャラクターである。
アニメ版では、第18話に登場。原作に比べキャラ設定が大きく異なり、
比較的穏やかな性格で、響ミソラのファンである。
頻繁にミソラの楽屋に入り込もうとしていたほどらしい。
これ以降、彼の出番は全くなく、続編「流星のロックマン トライブ」にも登場していない。
アニメ版のCVは水田わさび(電波変換後のキャンサー・バブルと同じ)。
キャンサー
ゲーム版では、暴力的で友達の居なかった千代吉に惹かれて意気投合し、行動を共にするようになる。
他のFM星人と違い、地球の支配にあまり関心がなかった様子である。
本編では名前と電波変換した姿のみが登場し、本人は未登場。
アニメ版では、第18話で初登場。千代吉とのアプローチの描写が大きく異なっており、
本来は腕っぷしの強い大男に憑依して強力な電波人間になろうとしたが、誤って小柄な千代吉と電波変換してしまう。彼の潜在意識の影響により、ミソラのファンになってしまう。
コンサート会場で騒動を起こし、ロックマンやハープ・ノートに撃退され、千代吉との電波変換を解いた後も、ミソラのファンとしての意識が消えることはなかった。
これ以降は、キャンサー・バブルとしての出番が非常に多く、電波体「キャンサー」としての姿で登場することは非常に少なくなった。
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関連項目
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