モンティ・オウム(Monty Oum、本名:Monyreak Oum、1981年6月22日- 2015年2月1日)とは、アジア系アメリカ人のアニメーション作家である。
「Haloid」や「Dead Fantasy」等の二次創作動画で知られるようになり、Rooster Teeth制作「RWBY」シリーズの原案、Volume 2までの監督、リードアニメーター、そして主要キャラクターライ・レンの声優を務めていた。[1]
概要
作風
3DCG(Poser等)を駆使したハイテンポで躍動感に溢れた格闘・ダンスアクションを得意とする。ジャパニメーション的な演出やダークかつ奥深い世界観も特徴として挙げられる。
これらの要素には、香港映画、ビデオゲーム、自身の武道家やダンサーを志した経験などが源流と見られる。
最も影響を受けたアニメとゲームに新世紀エヴァンゲリオン、攻殻機動隊、グレンラガン、ファイナルファンタジーシリーズがあると語っている。[2]
来歴
ロードアイランド州プロビデンス生まれ。4人の兄と2人の姉を持つ。モンティの両親はカンボジアでの戦争(ポル・ポトによる虐殺などを指すと思われる)から逃れてきてから一年後に彼を生んだ。[3]
Twitter上で何人かを聞かれた時に「私はカンボジア人、ベトナム人、中国人、そして日本人です」と答えている。[4]
2002年からファン動画の制作を始め、2007年にHALOとメトロイドのクロスオーバー、Haloidとデッドオアアライブとファイナルファンタジーのクロスオーバー、Dead Fantasy一作目を発表し、注目を集めた。
2008年にバンダイナムコゲームの元で働き「アフロサムライ」の戦闘デザイナーとアニメーターを務めたが、その後同社のレイオフにより解雇される。同じ頃にコミコンで出会ったRooster Teethのバーニー·バーンズに仕事を持ち掛けられ、HALOパロディを題材にした「Red vs Blue」シーズン8〜10のディレクターとして働くことになり、彼流のアクションがこの人気Webアニメーションに新たな息吹を与えた。
そして2012年、モンティはRvBシーズン10を終えた後、ある時思いついたRWBYのアイデアを社内で発表した。そしてRed TrailerとWhite Trailerを(いつものように)Poserを使い一人で完成させ、Web上で発表した。その後のRWBYの成功についてはご存知の通り。
2014年には遠距離恋愛状態だった恋人のシーナ・ドゥケット(Sheena Duquette)と結婚している。
死去
2015年、簡易な治療行為を受けていた際に重度のアレルギー反応を起こし、昏睡状態に陥った10日後の2月1日、33歳の若さで夭折した。
以下はモンティの死に際してのRooster TeethCEOマット・ハラム氏のコメントから抜粋[5]
私達は、私達のやり方でモンティに対する敬意を示したいと思います。
花や贈り物の代わりに、皆さんに何か創造的な事をしていただきたいのです。
関連動画
関連商品
関連項目
脚注
- *ライ・レン役は現在兄のニース・オウム(@neath_oum)によって引き継がれている。
- *RWBYのモンティ・オウム監督とのthreezero独占インタビュー http://www.threezeroblogjp.com/blog/rwby06
- *montyoum.net 翻訳 その1 http://badasteroid.blog.fc2.com/blog-entry-2.html
- *https://twitter.com/montyoum/status/346156789307437057
- *Webアニメ作家 Monty Oumさん死去 http://s1nakagiri.blogspot.jp/2015/02/webmonty-oum.html
- 3
- 0pt