棚橋弘至とは新日本プロレス所属のプロレスラー、代表取締役社長である。
キャッチフレーズは「太陽の天才児」「ハイフライングスター」「百年に一人の逸材」など。
概要
1976年11月13日生まれ。立命館大学のプロレス研究会(いわゆる学プロ)から新日本プロレスに入団。
同期の鈴木健三(現:KENSO)とタッグチーム"King of the Hills"結成。健三が怪我で離脱後、佐々木健介とも組む。健三が復帰した後は健介とブルー・ウルフと共に"Swing-Lows"というチームを組む。だが、健介が新日本退団したことによりチームは解散となる。
2002年11月28日、交際していたタレントの女性との別れ話がもつれて背中にナイフを刺され、背中にナイフが刺さったまま自転車で救急外来へいくという離れ業を見せる。もっとも、結果として体全体の3分の1の血液を失い、一時危篤状態に陥ったことを鑑みるとその場で抜いてしまうと出血多量で助かる可能性は極めて少なかったと思われ、抜かなかったことはかえって身を助けたことになったといえる。
事件から復帰後、会社に直談判して30歳以下限定のベルト『U-30王座』を設立。その後短期間ながら、U-30王座、IWGPタッグ王座、GHCタッグ王座の三冠王となる。
そして2006年7月、ブロック・レスナーが持つIWGP王座に挑戦が決まっていたが、ブロック・レスナーがドタキャンして同王座を剥奪。急遽開催された札幌でのIWGPヘビー級王座決定トーナメントにてジャイアント・バーナードを退け、45代IWGP王者として初戴冠する。初戴冠後は試合の評価が低かったが、2007年11月の2度目の戴冠後(第47代)の初防衛戦から評価が急上昇。翌年、全日本のチャンピオン・カーニバルに参加した際、準優勝ながら大会のMVPを獲得する。
この頃から自分を「新日本のエース」「100年に1人の逸材」などと自称し、試合後のマイクで「会場の皆さん、愛してまーす!」を使用。メインの後をこれで締めるという、自他共にエースとしての存在を確立している。自身がメインイベントで勝利したときはもちろん、敗北したときも時おりこのマイクで締める事がある。
2009年1月には東京ドームで武藤敬司からベルトを奪取して第49代王者となり、1度は中西学に奪われるも再奪取して返り咲いた。2009年G1 CLIMAXの試合中の眼窩内側壁骨折による負傷に伴う同年9月以降のシリーズ欠場によりIWGP王座を一旦返上したが、その後復帰。
2011年1月4日、東京ドーム大会において小島聡を破り、5度目のIWGP王者に返り咲く。その後も王座を防衛し、2012年1月4日の同大会で鈴木みのるを破り11度目の防衛に成功。2月にオカダ・カズチカに破れ王座を手放すまで防衛し、当時の歴代1位の防衛記録を達成した。その後もIWGP王座に返り咲き→陥落→返り咲きを経て通算8回の戴冠を果たす(8回は通算戴冠数歴代1位)。
対抗関係では特に中邑真輔、矢野通らCHAOS勢との絡みが多い。前者は各種王座戦やG1など重要な節目にて幾度となくぶつかる関係で、後者は定期的に棚橋の髪の毛を狙う関係。
尚、試合後のエアギターパフォーマンス→「愛してま~す!」は2010年代の新日本プロレスの風物詩となっていた。また新日本が平成ライダーとのコラボ商品などを発売していることから、各シリーズの名台詞を使うことも多い。
賛否両論
棚橋は新日本でエース格として活躍しているが、プロレスファンの間でも評価が二分されている。
☆肯定的意見
- 努力家であり、トレーニングや大会の宣伝などにも熱心である。
- 間の取り方など細かい表現力が優れている。
- 技の取捨選択が的確である。
- 対戦相手の良さを引き出す能力が高い。
- 危険技無しで試合を組み立てられる。(ただしダルマ式ジャーマンは角度次第で危険技に相当することも)
- 比較的小柄であるため、技を受けるときに見栄えがする。
- 今までの新日トップレスラーには無いキャラクターで、斬新さがある。
- IWGP戦当日でもファンのサインに応じるなど、ファンサービスが良い。
★否定的意見
- ヘビー級としては技が軽い。
- トップを獲るほどの天才とは思えない。
- 格闘家的な強さが足りない。
- キャラクターが既存の新日本プロレスのカラーにそぐわない。
- ヘビー級で戦うには体格が小さい(身長181.5cm、体重は101~103kg)。
- 藤波辰爾や武藤敬司の技・スタイルを模倣している印象がある。
- 入門当時、現場監督の長州力が嫌いだった学生プロレス出身。
(立命館大学。サークルの先輩にはRG、ユリオカ超特Qらがいた。)
しかし・・・
色々とあったが、もし棚橋が頑張っていなければ新日本プロレスは本当に潰れてた可能性が大きかったので、新日本プロレス上昇傾向の過程での棚橋の評価は高まっており、現在ではどん底の新日を救ったエースとして確固たる地位を獲得している。
新日本プロレス11代目社長に就任
2023年12月23日付けで新日本プロレスの11代目の代表取締役社長になることが発表された。
アントニオ猪木、坂口征二、藤波辰爾に次ぐ4人目のプロレスラー社長の就任であり19年ぶりの出来事である。
得意技
- ハイフライフロー(フィニッシュホールド)
- ドラゴンスクリュー
- スリングブレイド
- ダルマ式ジャーマンスープレックス
- テキサス・クローバーホールド
- ドラゴンスープレックス
- TWELVE SIX
- ツイスト・アンド・シャウト
- スタイルズクラッシュ
- 太陽ブロー
- 各種掟破り技
- クイック式張り手
- サンセットフリップ
タイトル歴
- IWGPヘビー級王座(8度戴冠、11度連続防衛)
- IWGP USヘビー級王座
- IWGPインターコンチネンタル王座
- IWGPタッグ王座
- NEVER無差別級王座
- NEVER無差別6人タッグ王座
- GHCタッグ王座
- IWGP・U-30無差別級王座
- 2007、2015、2018年G1クライマックス優勝
- 2005、2008年ニュージャパンカップ優勝
棚橋弘至名言集
- 「俺、チャラいっすよ」
- 「闘魂なんて、ただの言葉」
- 「俺は何でパンツなんだコノヤロー!」
- 「俺の進化が止まんねー!」
- 「俺、鬱陶しいだろ」
- 「中邑!中邑!なかm(ry」
- 「(中邑は)ストロングスタイルの呪いにかかってますね」
- 「お前の罪の数を数えろ」
- 「IWGPと結婚してもいい」
- 「よーし、今決めた!俺のパートナーは↑…後藤だ↓」
- 「○○(地名)キターーーー!」
- 「派手に負けたぜぇー!!」
- 「ん~キュアマーチかな。歴代で1番好きなのは「プリキュア5」のキュアアクア☆カレーン」
(公式Twitterにて、一番好きなプリキュアを質問されたときのツイート) - 「俺は、疲れた事が無いんだ」
- (インタコンチ王者の中邑を元カノに見立てるようにしつつ)「…久しぶり」
- (2度目のG1優勝、勢い余って優勝旗が折れるアクシデントに見舞われ)
「旗は折れましたが、心は折れてません!」
関連動画
関連項目
- 新日本プロレス
- 武藤敬司(かつての師匠)
- 中邑真輔(永遠の好敵手)
- プロレス
- プロレスラー
- レイザーラモンRG/ユリオカ超特Q(立命館学プロ時代の先輩)
- メタルマックス3(レスラー役として広告撮影に参加)
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