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ジェイミー・オリヴァー（Jamie Oliver, 1975年5月27日-）は、イギリスの料理人。イギリスでは"Naked Chef"（裸のシェフ）として人気を博している。
2000年6月24日、Joolsと結婚。2002年3月に長女Poppy、2003年4月に次女Daiseyが生まれる。現在、4人でロンドンに在住。
概要
1975年5月27日、イギリス・エセックス州のClaveringで、パブ・レストラン"The Cricketers"を経営する両親の下に生まれる。
8歳の頃より両親の手伝いを通じて、料理に親しむようになる。16歳の頃、難読症の影響で学業をあきらめた後、料理人になることを志し、Westminster Catering Collegeに入学。
卒業後は、フランスで修業した後、ロンドンに戻り、いくつかのレストラン等でシェフを務めた。
そのときの活躍がドキュメンタリー番組としてテレビで紹介され、注目を浴びるようになり、1998年、BBCで"Naked Chef"と題する料理番組シリーズの放映が開始されると、その独創的な料理と明るいキャラクターで人気を博すようになる。
ジェイミーの給食改善運動を記録した「ジェイミー・オリヴァーの給食革命！」が全英で放送され、大きな反響を呼ぶ。
彼の活動に賛同した27万人以上の署名を添えてブレア首相に嘆願書を提出。英国政府は給食改善のための予算増額を発表。この功績が元で、「～の給食革命！」は英国アカデミー賞最優秀ノンフィクション・シリーズ賞を受賞。
ジェイミー本人は、同賞最優秀ノンフィクション番組司会者賞を受賞している。一方、ジェイミーは「～の給食革命！」で疲弊した自分をリフレッシュするため、30歳の誕生日を前にイタリアに旅立つ。イタリア各地の豊かな食文化との出会い、料理をこよなく愛する地元の人々との交流を通して、料理人としてさらなる成長を遂げる。
イタリアから帰国後、数多くのテレビ番組の企画・出演を手がけ、イギリスの大手スーパーマーケットのＣＭキャラクターとしても活躍、イギリスが世界に誇るセレブリティ・シェフとしてその名を馳せる。
又、ストリートキッズの自立の為、シェフとしての技術を習得させる事を目的とする慈善団体を立ち上げ、ロンドンにジェイミープロデュースのフィフティーズレストランをオープン、雇用の受け皿としている。（一説によると、ＴＶ出演のギャランティ等をこのレストランと慈善団体の運営資金に当てていると言う話もある）
現在は「oliver's twist」と言う、自宅に友人達を招いていろいろな料理を振舞ったり、達人の元を尋ねて食材の使い方を教わったりすると言う料理番組のホストを務めている。（シーズン２までは、CS・CATVのLaLaTVにて「ジェイミーのラブリーダイニング」と言う名前で放送されていた）
又、2009年4月にイギリス・ロンドンで開催されたG20金融サミットの晩餐会における総料理長に任命され、世界の金融・財務閣僚及びその関係者に対して料理を振舞った。
料理の特徴
元々はフランス料理のシェフから料理人としてキャリアを始めた彼だが、多くのレストランを渡り歩いたり、30歳の誕生日を前にしてイタリアに長期滞在する等、長い年月を掛けて様々な国の料理のスタイルを大胆に取り入れ、イギリス伝統の料理法や食材と見事に融合させている。また、食材のクォリティ、安全、鮮度に対するこだわりが強い。
又、日本贔屓でもあり、日本製の包丁や醤油（キッコーマン）を愛用し、照り焼きやヅケ、抹茶塩等と言った日本独自の調理法を彼流にアレンジして取り入れることがある。国境にとらわれない柔軟な発想により、言わば、『ジェイミー流料理』とも呼べるスタイルを確立している。
食材に、柑橘系（特にレモンとレモンの皮）・唐辛子（自ら「唐辛子中毒かもしれない」とまで言っている）・ニンニク・ハーブ・オリーブオイル（特にエクストラバージンオイル）・チーズを多用する傾向があり、イタリア料理の影響を色濃く受けている事がわかる。これは、ジェイミーが自らの腕を磨く中で勤めていたイタリア料理のレストランで出会い、以来『師匠』と呼んで尊敬しているジェナーロ・コンタルドの影響を強く受けている為と思われる。
ちなみに、ベジタリアンの友人が多い事とジェイミー自身が野菜が好きであると公言している為か、野菜をふんだんに使う料理が多い。但し、ジェイミー本人はベジタリアンでは無く、肉・卵・魚介類を調理したり食べたりしているシーンが実際に沢山ある。
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