おそらくDIOが原因！単語

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おそらくDIOが原因！とは、何でもDIOのせいに出来る言葉である。

大百科に記事があるのも…おそらくDIOが原因！

漫画「ジョジョの奇妙な冒険」Part3スターダストクルセイダースに登場する、ジョセフ・ジョースターの台詞(の、一部)。

ジョースター家の末裔でジョセフ・ジョースターの孫・空条承太郎は、突然「幽波紋(スタンド)」と呼ばれる超能力に目醒める。承太郎はそれを「悪霊」だと思い込んでいたが、その正体を知らせるべく、ジョセフとその友人で生まれ持って幽波紋能力を持つモハメド・アヴドゥルが来日。そして、これから迫りくるジョースター家に迫りくる危機について説明を始めた。

今から4年前に、大西洋から引き揚げられた棺桶。その棺桶の中身は空っぽの状態で発見されたが、ジョセフにはその中身がわかっていた。中に入っていたのはジョセフの祖父ジョナサン・ジョースターが闘った、邪悪の化身こと吸血鬼「DIO」。突拍子もない話に聞こえて信じようとしない承太郎だが、信じさせるべくジョセフは、自身に一年ほど前に発現した幽波紋「隠者の紫(ハーミットパープル)」を発動させ、その場でポラロイドカメラで「念写」した。

写真に写っている男は、ジョセフが念写するといつも写るというDIO。その首には切断されてから繋げたような大きな傷跡があり、その首筋にはジョースター家の人間が生まれつき持つ星形のアザがあった。

このくそったれ野郎の首から下はわしの
祖父ジョナサン・ジョースターの肉体を
のっとったものなのじゃあああーーーーあああ！！

ジョセフは祖母エリナ・ジョースターから聞いた話でしか知らないが、百年前に首だけで生きていたDIOはジョナサンの乗った客船を襲撃してその肉体を奪ったが、頑丈な棺桶の中で海底に沈んだままでいた。しかし現代(1988年)に蘇った今、世界中のどこかに潜伏して再び人類を支配しようと策している。

そして、承太郎とジョセフに「幽波紋」が発現した原因もDIOにあるとジョセフは言う。

やつが蘇って4年
わしの「念写」もおまえの「悪霊」も
ここ一年以内に発現している事実…

おそらくＤＩＯが原因！

二人の身に突如、普通の人間には見えない「幽波紋」が発現した理由を「おそらく」というハッキリしない言葉で結論付けるジョセフ。アヴドゥルが「二人の能力はDIOの肉体(ジョナサンの肉体)と見えない糸で結ばれていて、DIOの存在が眠れる能力を呼び醒ましたとしか今は言えん」とフォローするが、それで承太郎や読者たちは納得できただろうか…。

この「幽波紋」という設定は、連載が第三部に移る際に担当編集者から「(今までの超能力概念である波紋を)もう古い」と言われた事で新しく生んだアイデアであり、いわゆる後付け設定の一つである。本作の後付け設定は今に始まったことではないが、これほど勢いよく言われたら「ま…まああんたほどの実力者がそういうのなら………」「そうかな…そうかも…」と納得させられるかもしれない。

後に幽波紋能力についてまとめられた設定では、「スタンドは「遺伝」する」ものとして扱われ、祖先にあたる人物が後発的に幽波紋能力を発現させると、連鎖的に子孫にも発現するようになる。また、幽波紋能力を持つ血縁者同士は、正確な位置はつかめないが近づけば不思議な肉体の波長で存在を感じ取れるという設定も存在する。これらの設定の延長線上にあるため、「おそらく」と言えどだいたいあってると言えるのである。

連載が長期化した現在では、諸悪の根源たるDIOの因縁がシリーズを通して描かれており、物語の顛末をたどると「だいたいDIOのせい(稀におかげもある)」とコジツケ気味でも言えるため、「こいつはきっとクッパのしわざ！」「きっとくいしんぼうのデデデだいおうのしわざにちがいありません」等に代表される、シリーズを通して悪役として活躍するキャラクターの一種の宿命を現した台詞であるといえよう。

ネットミームになったのも…おそらくDIOが原因！

インターネットミームとしては、何か不運な事が起きた際に「おそらくDIOが原因！」と原作のコマを用いたりしてオチをつける一種のネタとして扱われる。

なお、使用されてるコマは上述の引用部のように「おそらくDIOが原因！」の右にも台詞があるのだが、この部分をトリミングして勢いよくジョセフが「おそらくDIOが原因！」と発言しているように使われている。

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おそらくDIOが原因！

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