このバカイヌといわないでとは、スーパーマリオ ヨッシーアイランドのワールド1のスペシャルステージである。
概要
本作のスペシャルステージ(以下スペシャル)は各ワールドの1~8ステージで100点を獲得すると出現する裏ステージであり、そのトップバッターが本ステージ。
ワールド1は初心者でも簡単にクリアできて100点を取れるコースが多いことから、最初に挑戦するスペシャルがここになる可能性が高い。
しかしその実態は「スペシャルって言ってもワールド1なんだし簡単だろw」というプレイヤーの甘い目算を見事に打ち砕く高難易度ステージ。
BGMは「おしろ&とりで」。
コースの特徴
お花畑の多く楽しげな雰囲気だったワールド1から一転、背景に溶岩、BGMも城ステージの曲が流れるという、いきなり度肝を抜かれる演出。ちょっと進むとバサバサが出現して強制スクロールが始まり、そこからはステージのほとんどが溶岩の流れる床となる。もちろん触れれば即死。
しばらく待つと、ドドドドドっと音を鳴らして犬が突進してくる。この犬こそがステージ名になっている「バカイヌ」…もとい「ポチ」である。
このポチ、本来なら次のワールド2のステージ1「ノコノコとパタパタがいた」で登場する味方キャラであり、その際は紹介と操作説明を兼ねたメッセージブロックも配置してあるのだが、それより先にこのステージに挑戦すると、まったく情報を得られないままコイツと旅をするハメになる。恐ろし気な足音と共に白目をむいてこちらに突進してくる様はどう見ても敵キャラ
ポチの性質はヨッシーの向いている方向に突進し、崖があるとジャンプするという単純なもの。ほぼ無敵であり接触した敵は消滅、溶岩地帯も平気。この性質を利用して溶岩を渡りきってゴールを目指す。
何故記憶に残るのか
上述した通りワールド1にしては異様なほど高い難易度であり、数多くのヨッシーが溶岩に放り出されて葬られることとなった。
難しいとされるポイントは以下。
- ポチに乗って進むエリアはほとんどが溶岩地帯で、落ちれば即ミス。ヨッシーはポチにしがみついたりはせず、上に乗っているだけなので、簡単に足を滑らせて落ちてしまう。
- ハテナ雲やスペシャルフラワー、赤コインなどのアイテムもほぼ溶岩の上。ポチの操作とヨッシーのアクション操作の二重苦が発生する。
- ポチの突進スピードがスクロールより圧倒的に早い。しかもスクロールの端に到達するとヨッシーを置いてポチはステージ外へ行ってしまう。このせいでヨッシーは溶岩地帯のど真ん中で、慌ただしく左右に向き直ってポチを微調整するハメになる。(そして足を滑らせて落ちる)
- ヨッシーが左右を向いてからポチが走り出すまでにもラグがあるため、思ったように操作できずやきもきしやすい。
- 何故か関係ないところでポチがジャンプする。
- 中間リングが無い。長くないステージとはいえ、ミスすれば最初からやり直し。
- 登場する敵も、溶岩の海を跳ねるバブル、空中から何匹も現れるバサバサ、砲弾から飛んでくるキラーなど空中戦が得意ないやらしい敵が多い。ポチは無敵だがヨッシーは接触すれば当然ポチから振り落とされる。
- ゴール手前の大ジャンプでそのままポチに乗っていると、ヨッシーがそのまま溶岩にポチもろともダイブする。分かっていればなんてことはないが、最後の最後なので心が折られることも。
…と、厄介な要素が多いスペシャルステージの中でもとりわけ難しく、ワールド1ということもありプレイヤーの記憶に残るトラウマステージとなった。明らかに次のワールド2のスペシャルのほうが難易度が低い
こうしてステージ名の願いも空しく、プレイヤーはミスの度に「このバカイヌ」と叫ぶのだった…。
一応「慣れれば」簡単に100点は取れるコースでもあり、コインは総数で24枚、至る所にスターのおまもり×5の出るびっくりはてな雲が置かれ、一本道のためスペシャルフラワーも取りやすい。
強制スクロールではあるが、ステージ自体もそこまで長いわけではない。興奮して走り回るポチを宥めすかし、着実に攻略していこう。
仕様
- 開始直後のバサバサを踏み続けて上に上がっていくとスクロールの始まるポイントがずれることがあり、強制スクロールが発生しないことがある。
- 実はこのステージのハテナ雲はすべてスターのおまもり。したがって「スターのおまもり×20個」のアイテムを持っていれば道中のハテナ雲はすべて無視できる(ゴール手前で「スターのおまもり×20個」を使用すればいいため)。これを知っていれば事故要因をかなり減らせるだろう。
- スペシャルフラワーを取ってゴールで当たりが出れば挑戦できるボーナスゲームだが、ここでは絶対にハズレになる謎の仕様がある。チートで無理矢理当たりにしたところバグったらしい。
関連動画
関連項目
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