つぼみアレンジメント単語

ツボミアレンジメント
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『つぼみアレンジメント』とは、相崎うたうによる4コマ漫画作品である。

概要

まんがタイムきららMAX2015年5・6・7・9・12月号にゲスト掲載。作者デビュー作でもある。ちなみに初回が掲載された時点では作者はまだ中学生であった。すげーよな……

連載化されていない全5話のゲスト作品ではあるものの、笑いあり、あり、蘊蓄あり、百合あり……と様々な要素が短い話数の中に詰め込まれている。作者の後の連載作品である『どうして私が美術科に!?』『瑠東さんには敵いません!』が好きな人なら読んでおいて損はないだろう。単行本化されておらず、掲載誌は現在入手困難なため、今から読みたい人は国会図書館の複写サービスを利用するのがオススメ。COMIC FUZあたりで開してくれないだろうか

登場人物

ツイート一枚左から順に、ナデシコツボミ、フタバ、カリン

ツボミ(つぼみ
「私、部屋でまったりしながらおさんたちとお話したことしかなかった!!部長なのに」
高校2年生。部長部長だけど生けの経験はほとんどない。植物と会話することができる。天然感受性が豊か。フタバのこと事あるごとにを可がろうとする。
ナデシコなでしこ
「私も植物と会話できたらいいのにのぅ〜」
高校2年生。部副部長高等科皆伝で生けの実力はかなりのもの。他の部員とのスキンシップが多い。フタバ中学の頃からウザさが急上昇したらしい。
フタバ(木南ふたば
「私も何か入ろうかな……へくちっ!まぁ、私こんなんだし……間違えも華道部とかには……」
高校1年生ナデシコとは幼馴染は好きだが、年中花粉症のため近寄れないのが悩み。ナデシコと同じ道教室に通っていたため、生けの知識はままある。常識人
カリン
クラスが離れちゃってさみしくて、ずっとずっとフタバのこと調べてて……!」
高校1年生。フタバとは中学時代からの友人おじいちゃん屋をしており、そのためかフラワーアレンジメントが得意。フタバLOVEツンデレ

あらすじ

第1話

ツボミ「ハローズマリー!」
ナデシコ「おまたセイヨウタポポ

になり、高校2年生に進級したツボミとナデシコ。2人はナデシコ幼馴染で新入生のフタバにをつけ、部に勧誘する。おが好きだけど極度の花粉症(フタバく、中学時代にナデシコイタズラされたのが花粉症になった原因らしい)のため入部をためらうフタバ。しかしツボミがおたちに花粉を止めるよう示するとフタバのくしゃみ綺麗に止まり、ツボミの力に惚れたフタバは入部を決意。ツボミの部長としての実力に疑問を抱きつつも先輩たちから歓迎を受けるフタバ。こうして部の新たな1年がスタートするのであった。

フタバ「こういうのはつくれるのに、生けはできないんですね」
ツボミ「ナデちゃああ〜ん」(
ナデシコ「おー、よしよし」
フタバ「あっ、つい……ごめんなさい」

第2話

ツボミ「寒いよフタバちゃん……」(フタバに抱きつく)
フタバ「ま゛ーーーっ!!!」
ナデシコ「私も混ぜて〜」(フタバに抱きつく)
フタバ「わ、ちょ、も゛ーーーっ!!!」

突然、生けができるようになりたいと言い出す部長ツボミ。まずは形からということで着物を着ることに。自宅から持ち帰った着物……ではなく浴衣ナデシコに着付けてもらったツボミ。初めて(?)の生けに苦戦するも、サプライズでフタバそっくりの生け完成させる。

ツボミ「普通に作ってもよかったんだけど、フタバちゃんの驚くお顔が見たくって」
フタバ「そ、そうなんですか……」

第3話

カリン今日なでしこからフタバを取り返しにきたの!」
ツボミ「はい!!お花見!行きたいですっ!」
カリン「今はそれどころじゃないんですわーー!」
ツボミ「それどころだもん!

ナデシコ邸)でお花見パーティーをすることになった部。出発しようとした矢先、部室の前でフタバの中学時代の同級生であるカリンに遭遇する。カリン高校入学後疎遠になっていたフタバを部から取り返しにきたのだ。結局カリンを加えた4人で花見をすることに。

植物と会話できるツボミの力に半信半疑なカリンであったが、ナデシコを使った生け対決を申し込む。の気持ちを代弁するツボミに調子を狂わされた結果、カリン敗北を認める。嬉し……いや、悔しさをにじませつつカリン部に入ることになり、部はますます賑やかになっていくのであった。

フタバ「私もカリンが入ってくれて嬉しい……な」
カリン「……!なっ〜〜〜!!///私がんばりますわ、フタバ部」
ナデシコ部だってば」
カリン「そしていつの日かフタバを私のものに……」ボソッ
フタバ「私がどうかした……?」

第4話

フタバ「カリンー、お願いがあるんだけど」
カリン「へっ!?
フタバ「結婚記……」
カリン(けけけ結婚!?そそそんなまだ心の準備が……!)
フタバ「それでを選んでほし……ってどしたの!?
カリン「新婚旅行の行き先を決めなくては……」

部で使うを買いに「フラワーショップ KARiN」を訪れたツボミとナデシコ。しかしそこはカリンの祖のお店で、ちょうどその日はカリンが手伝いをしていたのだ。財布を忘れたため出直そうとしたところへ、偶然フタバと遭遇する。フタバは両結婚記念日におを贈ろうと思っており、カリンにどのを贈るべきかアドバイスめる。

カリンは「変わらぬ」の言葉を持つスターチスを提案し、スターチスのドライフラワーバスケットに入れて贈るようアドバイスする。カリンたちの助言を受けつつ、最終的にフタバが自らの手で素敵なフラワーバスケット完成。ところでスターチスが本来フタバに贈るためにカリンが用意したものだったというのは、カリンのみぞ知るところである。

ツボミ「私もフタバちゃんから記念日の贈り物ほしいな〜」
ナデシコ「あ、私もー」
フタバ「何の記念日!?
ツボミ「……フタバちゃんがかわいい記念日」
フタバ「そんな記念日いりません」

第5話

ツボミ「小学一年生のとき大きな台風が来て、お庭にいた植物さんたちがみんな枯れちゃって。お小遣いを使って同じ植物の種と苗を買ってね、お庭を作り直したことがあったの」
ツボミ「でね、二年生になった、やっとお庭が元どおりになったの。そのときね、小さなだけど聞こえたんだ。『育ててくれてありがとう』って」

部室からの悲鳴が。ツボミで、どうやらおたちと会話ができなくなってしまったらしい。が聞こえないなんて別に普通のことでは?と思うナデシコカリンであったが、フタバの花粉症を止められないことの重大さに気づき解決法を探すことに。生けに向き合う不さや、おに対するの重さなど、色々な原因が思い当たる中、ツボミは植物と会話できるようになった過去思い出を話す。

「好きなだけじゃだめなのかなあ……」と嘆くツボミに対し、生けをできるようになっておたちをびっくりさせようと提案するフタバたち。元気づけられたツボミは勢い余ってを倒してしまうが、その際にが入っていなかったことに気づく。を入れ直すと事にお話できるように。部員たちの矛先は前日の入れ当番であるツボミ本人に向けられるのであった。

ツボミ「ごっ、ごめんなさい〜〜!」
フタバ「生けができるようになったら許します!」
ツボミ「がっ、がんばるからぁ〜!」

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