もるにあ(molnia)とは、制作集団irodoriが開発していた遠隔自走装置およびアプリサービスである。
概要
パソコンやスマートフォンから「モル」と呼ばれる装置を遠隔操作して、擬似的に外出気分を満喫するサービス。
2020年4月17日にirodoriのアカウントより仄めかしツイートが投稿された後、20日に存在が明かされた。
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https://twitter.com/irodori7/status/1251159855756275715
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https://twitter.com/irodori7/status/1252155777965424640
モルは球状を素体として、全身白色の生物様の形状をしている。正面には1つの円形の凹みがあり、上部には哺乳類の耳状の突起物が付いている。表面は滑らかで、下部には数対の短い足状の突起がある。実在の生物に例えるならば、センジュナマコのような深海性ナマコに近い。
「モルモル…」「モ?」といった鳴き声の描写があるが、irodoriの過去作ケムリクサのボツ案であるモルモルとの関連性は不明である。
なお、モルらしきシルエット自体はそれ以前のツイートに掲載されたイラストにも描かれていた。
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https://twitter.com/irodori7/status/1249695303533334531
新型コロナウイルス感染症が爆発的に蔓延して外出が憚られる状況の中、家の中から思うように簡単に外出を楽しめたら面白そう、との発想で製作したことを監督は明かしており、発表早々、週末より時間限定でのアルファテストが度々行われた。当初はカメラを通してモルを遠隔で操作し、箱庭内を移動するといった内容で、途中より複数体のモルが導入された。
そして数回のアルファテストの後、箱庭を飛び出し実在の施設や店舗との提携を開始した。これらの取り組みはコロナ禍において本当にお出かけした気分が味わえるものとして作られていた。
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https://twitter.com/irodori7/status/1291298145695981568
展開
操作は前後移動と左右回転からなるラジコン的スタイルとなっている。正面の円形の凹みにカメラが埋め込まれており、一人称視点となっているため、操作には若干の馴れが必要である。
和室を模した空間などで構成された箱庭の他、ダムのような屋外、貸出先の店舗やギャラリーと言った場所でもるにあが稼働された。
ボールの設置や迷路、モルのバリエーションと言った遊びが投入され、中にはカメラを本体から離して擬似的に三人称視点となったモルも作成された。
また、バーチャル空間内で3DCGで表現されたモルを定点カメラ的な視点から操作するモルニアも行われた。操作は通常のモルニアと同様のラジコン的操作で古風な3Dゲーム的なスタイルとも言える。
駅長さんや傾福さんを思わせる世界観のフィールドで、バーチャルである事を活かしたおみくじと言ったギミックが投入された。それに加え、へんたつの鬼めいたカラーリングと角を持った黒モルがフィールド内に佇んでいた。
貸出が行われた場所
関連項目
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