やりたい邦題とは、やらかした邦題のことである。
概要
邦題とは、横文字に抵抗のあった時代によく付けられた日本語の題名である。邦題といえば映画、洋楽がパッと思いつくが、その範囲は小説からドラマ、アニメ、ゲームと多岐にわたる。お察しの通り、ただ原題を和訳したもの(甲)から意味の通らない迷題(乙)、はたまた、このタイトルでないとしっくりこない、といった名題(丙)も数多い。
ここでは主に乙を除く、迷題、名題のあまりの自由奔放さやユーモアについて取り扱う。
先にも述べたが、邦題はタイトルに沿った内容とも限らず、原題の味や映画の印象を損ねてしまうものも多く、批判も多い。その点から日本人の英語力の低さやエンターテイメント業界の体質をなじる向きもあるが、実はこの習慣は日本独自のものではなく、世界レベルで見ても自国語で親しみをおぼえるようなタイトルへの改題は一般的に行われている。有名なところでは坂本九の『上を向いて歩こう』の英題が『短く親しみのある日本語』ということで内容とは全く関係ない『SUKIYAKI』とつけられ、大ヒットしたことなどが好例と言えるだろう。それどころかオランダでは和訳すると『忘れ得ぬ芸者ベイビー』とまるでどっかのボカロ曲のような題を付けられていたりするので、やはりどっちもどっちというべきか。
現在では原題の細部を削ったカタカナのタイトルが多くなり、同一シリーズにおける貼付(タグ)の役割や強調的な装飾としての邦題もありうるようになった。しかし、一方でカタカナタイトルも原題の本来の意味を喪失させてしまうことが多いのも確かである。
一長一短はあるが、タイトルは作品の全てではなくフレーバーである。名前負けのタイトル詐欺で笑うものも、がっかりタイトルで泣くものもあるが、それにめげず作品の世界、その文化性を各人が大いに楽しんで欲しいと切に願っている。
”埋もれている作品はゆっくり評価で掘り起こすのが俺達の正義だ”
名題、迷題問わず良い作品は皆で共有しよう。続きはこのタグ検索で。
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関連項目
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