ウォルター・バーゲストとは、TVアニメ『蒼穹のファフナー EXODUS』の登場人物である。
概要
人型兵器ファフナーのパイロット。ペルセウス中隊小隊長であり第四守備隊の隊長を務める。機体はドミニオンズ・モデル空戦型ガブリエル。
かつては爆撃機のクルーで副操縦士であった。作中冒頭のハワイでの戦いで敵性体であるフェストゥムを仲間や民間人ごと吹き飛ばそうとする交戦規定アルファが発令されると、上官に銃を突きつけてまで中止を訴えるが、身柄を拘束されミサイルは発射されてしまう。そしてこの出来事が元で降格されてしまった。しかしナレイン・ワイズマン・ボースに見出されペルセウス中隊に転属となる。
気のいい男ではあるが同僚がトリオを組んで活躍しているのに比べると地味である。また、最初の竜宮島への派遣組にはいない。
6話で竜宮島からの派遣部隊がシュリーナガルへ到着した際に再登場した。その後のロードランナー率いるフェストゥムの襲撃(6話と9話)を生き延びると、それによりシュリーナガルを放棄して苦難の旅路へつくことになった人々を守るために彼もまた付き従っていくことになる。
その道中で西尾暉が苦難の連続で精神的に危険な状態に陥ってしまった際、自らが三年前(『蒼穹のファフナー HEAVEN AND EARTH』)に竜宮島を爆撃した爆撃機の副操縦士であったことを告白する。暉からは憎しみをあらわにされるが、真摯な態度で接するうちに態度は軟化し、竜宮島を直接見せてもらう約束を交わすこととなった。
おそらくこの告白は手荒いアプローチをかけて暉を再起させることが目的であり、その役目は彼らに対し負い目のある自分が相応しいと思っていたからであろう。
しかし旅の区切りとなる島との合流を目前にしてアルゴス小隊やフェストゥムの襲撃を受け自軍が窮地に陥ると、自爆装置フェンリルを起動し敵の一部戦力を道連れに海に消えた。その時の彼は島を見れないことを惜しみつつも満足げであった。
無粋な話ではあるが、暉との一連のやり取りは見事なまでの死亡フラグであり、彼の自爆はそれがきれいに消化された形であった。
また、作中ではフェンリルが効かなかったり発動そのものを邪魔されるなどという展開が起きていたため、フェンリルが久々に仕事をしたとも評された。
後に暉が最後に見た光景に堂馬広登や救えなかった少女と共に現れて彼に笑顔を向けた。
関連静画
関連項目
- 0
- 0pt