エレン・ベーカー先生とは、東京書籍が発行している中学校用の英語教科書『NEW HORIZON』第15版に登場している人物である。アメリカ出身。
概要
2016年4月5日に、Twitter上でとあるユーザーから「新中学生の弟が持ち帰った教科書を見たが登場人物が可愛すぎる」といった内容のツイートがなされ、それが拡散されて一気に有名になった(残念ながらのちにそのツイートは削除されている)。このツイートで取り上げられたのが、2016年度(平成28年度)から2020年度(令和2年度)にかけて使用された『NEW HORIZON』第15版である。
彼女がメインとして登場するのは新1年生用の教科書(Course 1)。他には3年生向けの内容の部分にも登場しているが、ごく一部にしか登場しない。
この『NEW HORIZON』平成28年度版には他にも、インド出身「ディーパ・ミートラ」、オーストラリアからの転校生「ベッキー・ジョーンズ」、ブラジルからの転校生「リカルド・タカハシ」など可愛いキャラが多いのだが、上記の元ツイート投稿者は特にエレン先生推しだったため、彼女に特に注目が集まることとなった。
「先生」というのは、彼女が教科書中の主要登場人物が通う「緑中学校」のALT(外国語指導助手)であるため。
担当イラストレーターの「電柱棒」氏は2010年度に東京書籍が出した一般書籍「大人向けNEW HORIZON」のイラストレーターとしての起用からの流れであったとのこと。本人曰く、東京書籍側から「現代っぽいキャラデザで」という指定があったとのことで、こういう感じになるのも半ば必然だったといえる。
ニコニコでは、発端となったツイートからわずか33時間後に非公式キャラクターソングが投稿された。
エレン先生アイドル化計画とは一体……。
このほか、個人学習用のDVDにおける実写版も存在する(演:ミキ・クラーク)。
なお、エレン先生はれっきとした、国の認可を受けた東京書籍の教科書の登場人物である。東京書籍公式も声明で配慮を求めており、公序良俗の範疇での活動が望ましい。
出版以降
東京書籍から2018年より発売の『高校入試要点ズバっ! プレミアム』シリーズに全教科版を通してメインナビゲーターとして登場。スマートフォンアプリケーションからARでナビゲーション解説を聴けるという仕様となっている。
2021年度からの第16版『NEW HORIZON』ではホンダチヒロ氏が挿絵を担当することとなっており、ALTは「エイミー・クック先生」に交代している。第16版においては、エレン先生は2年生向け(Course 2)の挿絵の1カットのみ登場。
また、2023年度からの高等学校向け「地理総合」にも登場している。
ほか、電柱棒氏は個人Twitterで度々エレン先生らしき人物のイラストを上げてもいる。
関連静画
関連商品
関連項目
- 英語
- 先生
- 先生の一覧(記事)
- はてなようせい - エレン先生と同じく、「教材の登場人物が人気を博した」例
- ゼミママ - 同上
- 教本たん - 同上
- セミ(EBS Math) - 同上だが、韓国の流行例
- もえたん - 今年度版NEW HORIZONと同様に「萌え」の要素を取り入れた英語参考書
- エーミール / ポディマハッタヤさん / ルロイ修道士 (大百科に記事がある、教科書の登場人物。ただし3つとも初出が教科書というわけではなく、正確にいうと教科書に掲載されたことで知名度が上がった人たち)
- エレン・イェーガー(同名の別人。なお、エレン・ベーカー先生のほうのスペルはEllen(女性名)で、エレン・イェーガーのほうのスペルはEren(男性名)である)
- baker(同名の別人)
関連リンク
- 21
- 0pt