エンプティー(ロックマン)とは、流星のロックマン2の登場人物である。
概要
ボスキャラの1人。
神官のようなコートを纏い、顔もロボットのようなマスクで覆われている正体不明の男。漢字の代わりにカタカナを使って喋る。
ドクター・オリヒメの側近であり、その手足となって忠実に命令をこなす。また、オリヒメもハイドとは違ってエンプティーを強く信頼している様子。
オリヒメの傍らにいる描写が多いが、時には直接現場に赴いて先の展開まで読み切った上でハープ・ノートを仲間に引き入れるよう取引を持ち掛ける等、ハイドとは違って優秀な人物。
ミソラによると、オリヒメの唯一のブラザーであるらしいが…?(微ネタバレ注意)
正体(ネタバレの為反転)
オリヒメが喪った過去の恋人「ヒコ」を模して作り上げた世界で初めて作られたマテリアルウェーブ(後にマテリアルウェーブは元々人工的に生命を作る為に生まれた技術だということがオリヒメの口から語られる)。
しかしヒコの姿こそ再現することはできたものの「記憶」の再現が出来ず、オリヒメの試みは失敗に終わる。それでも「いつか記憶が宿るかもしれない」という望みを捨てきれなかったオリヒメは彼を手元に置き続け、後にムー大陸を使って世界を支配する計画を実行する際に、自身の側近としてこれに戦闘用のカスタマイズを施し、持つ知識を全てインプットして生まれたのが「エンプティー」である。名前の由来は彼が作られた”からっぽ”の存在であることから。
エンプティーと名を変えてからもヒコの記憶が宿ることは無かったが、オリヒメの持つ「願い」には気付いており、「自身にヒコの記憶が宿ること」「ヒコの声を一言でもオリヒメに聴かせること」が生みの親であるオリヒメへの恩返しになると考え、彼もまたそうなることを強く願っていたことが後に明かされる。
ボスとしてのエンプティー
シナリオ終盤、バミューダラビリンスの最奥にて初戦闘となる。HPは1600。
本体の属性は電気属性であるため、木属性の攻撃が弱点となる。(外見からは属性の判断が難しいが、バトル中は身体に電気を纏っているのがヒントになっている)
エンプティー戦における最大の特徴として、フィールド奥から2列目と3列目の計6マスが魔法陣のようなパネルと化しており、このパネルの上にエンプティーが立つとパネルからウィルスが召喚されロックマンを攻撃してくる。これは何らかの方法でパネルを書き換えてしまえば一定時間ウイルスの召喚を防ぐことができ、かなりバトルを楽に進められるので、エンプティーの属性と併せて「グリーンカッペット」や「オヒュカスクイーン」等のカードが効果的。
使用する技は『サモンウイルス』『マジックサンダー』『サンダーバズーカ』。また攻撃技ではないが、ブレイク性能以外の攻撃を受け付けない電気のバリアを張りながら移動する。
上述のように魔法陣パネルからウイルスを召喚して攻撃する。出現するウイルスはダバダンス、サワニガー、ステルス、コガラシマルの4体。どのウイルスも攻撃は直線的なので横移動で回避可能だが、ロックマンがトライブオン状態の場合はその弱点属性のウイルスのみが召喚されるので注意が必要である。ロックマンが通常の状態(orトライブキング)の場合は上記の4体からランダムでウイルスが召喚される。ヒットすると一気に大ダメージに繋がりかねないサワニガーのチェインバブルにも注意したい。
手前2列目から1マスずつ計6マスに雷を落とす攻撃。落雷のタイミングは一定なので落ち着いて動けば回避はさほど難しくない。攻撃に入るまでのモーションが大きく、攻撃中も移動しない為、その際にカードを当てれば攻撃を中断させることもできる。ガード可能。
ジェミニ・スパークのジェミニサンダーによく似た攻撃。範囲も同じ縦1列+最後列のみ横3マスだが、攻撃までの予備動作が短いので注意が必要。ガード可能。
なお後ろ2つの電気属性攻撃には「白い雷」と「黒い雷」の2パターンがあり、これはエンプティーが魔法陣パネルに立っているか否かで変化する。黒い雷での攻撃は共に性能が上がっているので注意。
バトルカード
メガクラスのカードとして登場。フィールドの奥3×2パネルに落雷攻撃を発生させる。
攻撃範囲そのものはやや狭いものの、雷を落とした6マスをパラライズパネルに変化させる効果があるためコンボ等で使い易いカードとなっており、どちらかと言えば通信対戦で活躍するカードである。
ダイナソーverのギガクラスカードとして登場。詳細は単語記事参照。
アニメ版
ゲーム「流星のロックマン2」を原作としたアニメ「流星のロックマン トライブ」にもオリヒメの忠実な部下として登場。cvは千葉一伸。
ゲームと同様、高いパワーとスピード・強力な電気属性の技でロックマンやブライを圧倒する。
外部から空中線電力でコートにエネルギーを蓄えることで活動できるようになっているなど、戦闘時の行動パターンやシステムなどがゲーム版よりも詳細に表現されている。
イエティ・ブリザード、ファントム・ブラック、ロックマンから3つのオーパーツを奪い、無限のエネルギーを得た究極の電波体となったが、オーパーツを奪い返しトライブキングとなったロックマンとの戦闘では全く歯が立たず、真っ二つに斬り裂かれて倒された。
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関連項目
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