この記事は『映画 魔法つかいプリキュア! 奇跡の変身!キュアモフルン!』のネタバレを含んでいるモフ。 ここからは自己責任で読み進めて欲しいモフ~ |
「キラメク誓い」とは、『魔法つかいプリキュア!』の挿入歌・キャラクターソングである。
作詞:青木久美子/作曲・編曲:高木洋/歌:キュアミラクル(高橋李依)、キュアマジカル(堀江由衣)、キュアフェリーチェ(早見沙織)、キュアモフルン(齋藤彩夏)
概要
『映画 魔法つかいプリキュア! 奇跡の変身!キュアモフルン!』の挿入歌として用いられた楽曲。プリキュアシリーズでは多数作詞を手がけている青木久美子と、劇伴担当の高木洋がタッグを組んで手がけたもので、最初のアナウンスの時点で「シンフォニックでシリアスなアップテンポ楽曲」とあるため、めざといプリキュアファンは高木氏&プリキュア4人による歌唱という繋がりで『映画 ハピネスチャージプリキュア! 人形の国のバレリーナ』での「勇気が生まれる場所」、『Go!プリンセスプリキュア』第39話での「プリンセスの条件」を直ちに想起する人が多かった。
で、この年からマーベラスはYouTubeの自社公式チャンネルで試聴動画を公開し始めているのだが、シングル発売も近くなったある日にこの曲の試聴動画が公開されるとネット上は大騒ぎとなる。
「これは勇気が生まれる場所の路線だ!」「歌詞が泣かせにかかってる……」
「変身BGMのメロディが4つとも入ってるぞ!」「いや、メインテーマ曲も入ってないか?」
「ラスバトで流すだろこれ」「何をやらかす気だタナカリオン!?」
過去これまでも「あなたの鏡」「こころをこめて」「プリンセスの条件」など印象的な挿入歌を用いた上で抜群のアクション演出を行う田中裕太監督。今回もそのようなギミック満載の演出をしてくるのでは、と期待させていた中、この曲が明らかになったことでその期待は一層高まることとなる。
そして公開されてみると、その期待を遙かに越える物になっていた。シンフォニックロックなこの曲の中に織り交ぜられた変身BGMとメインテーマ曲アレンジの戦闘BGMに乗せて、シャドウマターとの戦いに挑む4人のプリキュア。そこからのミラクル・マジカル・モフルンがルビー・サファイア・トパーズとスタイルチェンジして戦うだけでなく、トパーズスタイルの光の玉を変えてミラクルとマジカル各スタイルの分身を生み出し、10人のプリキュアで絵面的にはオールスターズ恒例の一気に飛び出した構図からシャドウマターを圧倒、さらに校長の劇的な言葉からミラクルライトの応援を受けてハートフルスタイルへの変化から合体技に繋ぐ……ギミックをふんだんに盛り込むタナカリオン演出が炸裂したのだった。
もちろん曲自体もただかっこいいだけ、熱いだけでなく、歌詞がモフルンを含めた4人の心情や絆を描写している。特にフルバージョンで途中に挟み込まれるモフルンの台詞、そして前2曲から続く主人公によるラスサビ前のソロパートに織り込まれたみらいの心情は物語を象徴する物と言っていいだろう。
制作裏話
楽曲制作については、サントラ付属ブックレットで高木氏が、アニメイトタイムスやアニメージュの増刊号のインタビューで田中監督が語っているのだが、制作に当たって田中監督の要望が盛り込まれた形となっている。
端的に言えば、「戦闘時にダイヤ、ルビー、サファイア、トパーズとスタイルを次々に変えながら戦う、本編では見られない連続フォームチェンジをやりたいので、4人での歌唱と各変身BGMを組み合わせた曲にして欲しい」「その上でメインテーマの戦闘アレンジ版である「伝説の魔法つかい!」も入れて欲しい」と言う物だった。
このオーダーを受けて、高木氏は各BGMで歌に使えそうなメロディをピックアップ、一つの曲にまとめることで完成した。高木氏は「変身BGMとメインテーマのメロディを散りばめた、アップテンポで楽しい曲になった。声優のみなさんもそれぞれに個性を発揮して歌ってくれて、とてもいい感じに上がったと思います」、田中監督も「これがかかる時はアツい……はずです(笑)」とそれぞれ語っている。
CD情報
シングルは2016年10月12日に映画公開に先行する形で発売されており、カップリング曲には、同じく挿入歌として用いられた、みらい(高橋李依)とモフルン(齋藤彩夏)による2人の心情を歌ったバラード曲「ふたつのねがい」が収録されている。フルサイズ版は2017年1月25日発売のベストアルバム「手のひらのおくりもの」にも収録されている。
また、同年10月26日に発売されたサウンドトラックにはこの2曲の映画サイズバージョンに加え、渡辺麻友によるテーマソング「正しい魔法の使い方」の映画サイズ、五條真由美によるキュアモフルンのテーマ曲「鮮烈!キュアモフルン」も収録されている。
関連動画
関連項目
親記事
子記事
- なし
兄弟記事
- 0
- 0pt