《クロノ・ドラン》とは、TCG「カードファイト!!ヴァンガード」に登場するカード(ユニット)である。
アニメではキャラクターとしても登場し、担当声優は間宮くるみ。
ユニット性能
《クロノ・ドラン》
ノーマルユニット
クラン:ギアクロニクル 種族:ギアドラゴン/十二支刻獣
グレード:0 パワー:5000 クリティカル:1 シールド:10000
効果:自:先駆
自【GB(1)】(あなたの(V)かGゾーンに表のGユニットが1枚以上で有効):[このカードをソウルに置く] このユニットが(R)からバインドゾーンに置かれた時、コストを払ってよい。払ったら、山札から「クロノジェット」を含むグレード3以上のカードを1枚まで探し、(R)にコールし、その山札をシャッフルし、そのターンの終了時、この効果でコールされたユニットを手札に戻す。
トライアルデッキG6弾「鳴導の時幻竜」で登場したユニット。ヴァンガードで初めて登場した、2つの種族を持つユニット。
リアガードからバインドされた際、自身をコストに「クロノジェット」をスペリオルコールする効果を持つ。現在該当するのは《クロノジェット・ドラゴン》《クロノジェット・ドラゴン・G》の2種。
対象のユニットを出しつつ、このカード自体はドロー効果を持つ《スチームスカラー ジジ》や《スチームメイデン メスキア》、G0の展開が可能な《スチームメイデン メラム》にタイムリープさせるのがベスト。
「メラム」の場合、リアガードに《チクタク・ワーカー》がいればさらに連続攻撃が可能であり、攻撃を通しつつ自陣の展開が可能。また、「メラム」は自身の効果で山札に戻る=タイムリープ元のカードはバインドから帰ってこないのだが、このカードの場合はすでにソウルに移動しているので無駄がない。ちなみに「メラム」はユニット設定小説だとドランのお目付け役であり、アニメG3期ED2にもその絡みからか一緒に映っている。
「クロノジェット」デッキには始動役としておあつらえ向きな《時空獣 メタリカ・フェニックス》がいることも追い風となっている。
なお、スペリオルコールした「クロノジェット」はターン終了時手札に帰ってくるため、次のターンの超越コストを確保することができる。
注意点として、バインドからソウルに置かれることで効果を発動するため、効果を活かそうとすると《機械仕掛けの神 デミウルゴス》の発動が遅れるところに注意。
月刊ブシロード掲載のユニット設定小説では、クレイのあちらこちらをドラン視点で見て回る形となっている。
こちらはアニメと比較してやんちゃな子供という印象が強く、一人称が「オイラ」(アニメでは「ぼく」)。
《クロノ・ドラン・G》
ノーマルユニット
クラン:ギアクロニクル 種族:ギアドラゴン/十二支刻獣
グレード:0 パワー:5000 クリティカル:1 シールド:10000
効果:自:先駆
自【GB(1)】(あなたの(V)かGゾーンに表のGユニットが1枚以上で有効):[このユニットをソウルに置く] 他のあなたのユニットが手札以外から(R)に登場した時、コストを払ってよい。払ったら、山札からそのユニットと同じグレードの〈十二支刻獣〉を1枚まで探し、(R)にコールし、山札をシャッフルする。
トライアルデッキ「真生の十二支刻獣」で登場する新たなるドラン。
十二支刻獣のサポートとなっており、自身をソウルに置きつつ新たなる十二支刻獣を展開する。
タイムリープなどのデッキからのスペリオルコールないしバインドゾーンからのスペリオルコールに主に対応しており、柔軟な動きが可能。
「同じグレードのユニット」であるため、G2以上を展開しようとすると連続攻撃にはやや不向きなのが難点だが、G1の展開であるなら他の十二支刻獣をパワーアップさせる《クロノチャージ・ユニコーン》や単騎で11000のヴァンガードにヒットが見込める《クロノエトス・ジャッカル》と対象は豊富。
だが、盤面からこのカードを消費してしまうため、「クロノジェット」デッキでは《クロノ・ドラン》より優先するかは微妙なところ。
種族:ギアコロッサスを中心とした《機械仕掛けの神 デミウルゴス》特化デッキのほうが出番はあるか。
アニメにおけるクロノ・ドラン
アニメではG1期最終話に「ディペンドカード」が発動することで登場していたが、それらしき姿は伊吹の回想で既に現界していたのが確認できる。担当声優はハムタロサァン間宮くるみ。
実はヴァンガードGで語られる中では最初に現世に召喚された惑星クレイのユニットであり、クロノとは過去に特別な縁で結ばれているが、それをクロノが思い出すまでは長い時を要した。
G2期以降は本格的にファーストヴァンガードとして使用されており、初めて効果を使用したのは2~3話での「新導クロノvs蒼龍レオン」。
以降クロノのファーストヴァンガードで有り続けていたが、G3期途中で明神リューズに奪われ《クロノジェット・ドラゴン》関連カード諸共使用不能になる。
「伊吹コウジvs明神リューズ」ではリューズが使用していたが、伊吹の決死の手段により解放され、クロノの手に再び渡った。しかし肉体自身は未だ拘束されているため、続く「新導クロノvs明神リューズ」では双方が使用している。
事の真相は、かつてクロノの父・ライブとリューズが協力して行っていた惑星クレイとヴァンガード世界を繋ぐ実験に当時4歳のクロノが同行していた際、クロノがドランの呼び声を聞き、偶発的に惑星クレイからドランを呼び出してしまったことから始まる。
その後リューズが己の計画の次の段階をライブに語ったが、ライブはそこで自身とリューズに決定的な隔たりがあることを確信。実験を強引に破壊し、クロノがリューズに利用されないようにヴァンガードの記憶を暗示で封印し、ドランはライブに連れられ10年の間彼と行動を共にしていた。
その関係で、クロノは惑星クレイのユニットを現世に呼び出すことができる「特異点」となっていた。
全ての物語が解決したG3期最終話でキャラクターとしてのドランとクロノはお別れになるが、そこで最後の真実が判明する。
「10年の時をやり直す」ためにドランと別れた直後、クロノの所持していた《クロノ・ドラン》のカードが《クロノジェット・ドラゴン》に変化したのだ。
そう、「ドランの成長した姿がクロノジェット」だったのは、設定上の話に留まらない。
最終話で10年前に旅立ったドラン自身が、ライブから伊吹の手を通してクロノの手に渡った最初の《クロノジェット・ドラゴン》に他ならなかった。
今までクロノは《クロノジェット・ドラゴン》を己の「分身」ではなく「相棒」として接していたのだが、《クロノジェット・ドラゴン》は明確な存在としてクロノを助け、導き、最後にクロノが十二支刻獣を解放し、時を正しく導くまで彼を先導し続けたのだった―――。
全ての真実が明らかになって2ヶ月後、クロノの手には新たな姿となったドランとクロノジェットである《クロノ・ドラン・G》《クロノジェット・ドラゴン・G》が握られていた。
その後の話となるGNEXTでは、クロノは一貫して「ドラン・G」の方をファーストヴァンガードとして愛用している。
ドランはクロノのヴァンガードとの絆として使用され続けており、未だに彼を支え続けている。それ故か、「クロノvs鬼丸カズミ(2戦目)」においてぬばたまの新能力「支配」を受けて味方に攻撃させられてしまう際、抵抗し涙を流しながらも抗いきれず、拳を叩き付けてしまう悲しい演出が存在した。
関連動画
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関連項目
- カードファイト!!ヴァンガード
- カードファイト!!ヴァンガードG / カードファイト!!ヴァンガードG NEXT
- ギアクロニクル
- 十二支刻獣
- クロノジェット・ドラゴン - 色々な意味で、自身の未来の姿。
- 新導クロノ - アニメでの主な使用者であり、相棒。
- 明神リューズ - アニメ世界にドランが現れた原因の一人であり、後に彼に身柄を拘束され強制的に使役させられる。
- 間宮くるみ - アニメでの担当声優。ハムタロサァン
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