蒼龍レオンとは、TVアニメ「カードファイト!! ヴァンガード アジアサーキット編」の登場人物である。
担当声優は、神原大地(日本語版) / Brett Bauer(英語版)。
風が吹いた…(訳:MY 概要)
第83話(第2期18話)「伝説のファイター」にて初登場。年齢不明。誕生日は8月1日。3本のアホ毛が特徴。
ジリアン・チェン、シャーリーン・チェンの姉妹(下記参照)を従える、チーム「ドレッドノート」のリーダー。VFサーキットアジア大会参加者の一人であり、PSYクオリア能力者でもある。
口癖のように『風』という単語を使う風厨。これはPSYクオリアの事を指しているようで、大会香港ステージで先導アイチとファイトした際には「貴様にも(風を)起こせるはずだ」とイメージ拉致し、アイチのPSYクオリア発動を促した。ファイト後には、アイチの力を弱弱しいながらも「いい風だ…」「この風、いつか世界を巻き込む大きな嵐になるやもしれん」と評した。
その正体は、はるか昔に《アクアフォース》を使い7つの海を統べた「蒼龍」の一族の末裔であり長。
だが蒼龍の一族は惑星クレイでアクアフォースが封印されたことによって力を失い、結果7つの海から駆逐され、アクアフォースは存在そのものが伝説と化す。残された一族は後世にアクアフォースを伝え続け、レオンは予言にある「蒼龍の子」として世界中の人間にアクアフォース、そして蒼龍の一族の復活を知らしめることを悲願に、VFサーキットでの優勝を目指す。以下がその予言。
東の空にかの星輝くとき、蒼龍の子来るべし。
その者、幼き頃より風を纏いて、正義を世に遍く知らしめん。
もって万民、蒼龍の再来を知る。
レオンは幼い頃、蒼龍の民の長に『蒼龍の子』のおとぎ話を聞かされ、それに夢中になっていた。蒼龍の子が嵐を呼び、それに応えて《アクアフォース》が蘇る。そして島に自由を与えてくれる。いつか来るという蒼龍の子をチェン姉妹と共に待ち続けた。
しかし、いつまで経っても蒼龍の子は現れず、やがてレオンはアクアフォースがヴォイドによって封印され、蒼龍の一族は滅びゆく運命だったという真実を知る。「風さえ吹けば! 力さえ手に入れば!」──悔しさと絶望に身を震わせるレオンの前に、自身のドッペルゲンガーの姿をした虚無(ヴォイド)が現れる。虚無(ヴォイド)によってPSYクオリアが覚醒、さらに自分達の運命を認めたくないレオンは、「アクアフォースの力を返してやる」というヴォイドの誘惑に乗ってしまう。
こうしてアクアフォースが復活、自分が伝説の蒼龍の子になると宣言し、レオン達は島を出た。
虚無(ヴォイド)から力を受け取る際に取引をし、アクアフォースの復活と引き換えに《ロイヤルパラディン》、《かげろう》、《シャドウパラディン》の3クランを差し出して三英雄を封印した張本人。VFサーキットに出場した真の理由は、立凪タクトと選ばれし先導者たちが惑星クレイをヴォイドの侵攻から解放するのを阻止するため。
惑星クレイにて、虚無(ヴォイド)の力によって身体が蝕まれるのを意志の力で抑え込んでアイチとファイトするが、ギリギリのところで敗北。その結果、三英雄は解放され、クレイを覆いレオンに憑依していた虚無(ヴォイド)は消え去った。アイチとのファイトで本当の強さ、仲間の絆を知ったレオンは今までに感じたことのない風を感じていた。それがきっと本当の風なのだろうと少年は知る。
スタンドアップの際には『THE』ではなく『MY』を間に入れて宣言する。 櫂「なん・・・だと・・・」
第3期「リンクジョーカー編」
下記のチェン姉妹と共に香港の高校に通っており、VF甲子園の海外招待枠(シード権を与えられており、無条件で全国大会へ進出)として出場。その前哨戦として福原高校に招待され、アイチと再会する。
『風』が口癖なのは変わらないが、第2期と比べて雰囲気が丸くなっている。
アイチ達カードファイト部がVF甲子園関東地区予選で敗退した後、アイチとファイトするために直接宮地学園高等部へ出向いたところ、ひょんなことから、生徒会の刺客としてアイチ達カードファイト部に差し向けられたはずの中二病同好会超能力研究会と対峙、那嘉神エルとファイトする。彼は──蒼龍レオンは、やはり“本物”だった……。
第137話(第3期33話)にて、VF甲子園全国大会を直前に控えホテル滞在中の折に、リバースファイターと化した光定ケンジらと遭遇。彼とのファイトをきっかけに、一連のリバース化騒動に関わってゆくことに。
そして第155話(第3期51話)では、正真正銘自分自身とファイト、というどこぞのTCGアニメも驚きの展開を迎える。何を言っているのかわからないと思うが恐らくレオン自身も視聴者達も何をされたのかわからなかったことだろう。
第4期「レギオンメイト編」
八方ふさがりになり行き詰ったメイトの頼みを受け、彼らを故郷の島へと招く。
悩めるメイト達に、チェン姉妹と共に彼らの相談役を引き受けたり、前に進むための後押しをする。
また、島における彼らの私生活にも触れることになった。
食生活はメイトを受け入れられる程には充実しており、意外にもピザを作る文化がある。海鮮には困らない。
だが、先導アイチのいない世界に改変されていながら、レオンはどうして「アイチがいなければ実現しなかった」メイトとの触れ合いを覚えていたのか―――。
彼と雀ヶ森レンは、アイチから直々に「カトルナイツ」入りを打診されていたのだ。
だが、現在のカトルナイツメンバーより先導アイチという人間を知っていた彼は、首を縦に振りきることができなかった。故に不干渉の立場をとることになったが、それでもメイトの想いに応える形で、彼らへの助力に踏み切ったのだ。
決戦の風を感じ取ったのか、カトルナイツ間で裏切りによる抗争が勃発した際、危機に陥った石田ナオキや櫂トシキらへの助力に、レンと共に馳せ参じた。
劇場版「ネオンメサイア」
完全招待制大会「メサイア・スクランブル」への招待を受け出場。アイチ達と再会を果たす。
1回戦でカトルナイツの最終メンバーだったオリビエ・ガイヤールと激突。双方とも青色イメージの双闘で激しいファイトを繰り広げた。
アニメ側のキャラクターとしては唯一勝ち残ったが、伊吹コウジの夜襲を受け倒れる・・・。
続編(第5期~)「カードファイト!! ヴァンガードG」
第6期「ギアースクライシス編」にて再登場。
本作ではアクアフォースの復活に関与し、普及に尽力したことで「クランマスター」の称号を得ている。
そして蒼龍財団総帥。出てない間にお前ら何やってた。
ヴァンガード普及協会メガラニカ支部にて「Gクエスト」に協力するため来日。MY子になっていたところで新導クロノに遭遇し、彼に風を感じている。
「Gクエスト」では次世代のアクアフォースファイター「ハイメ・アルカラス」と共に限定チーム「スペシャルアクアフォース」を結成。
初回の優勝者・チームトライスリーとの対戦が決まり、新導クロノの前に立ち塞がる。
ファイトを通じてクロノに対し何らかの事情を知っており、彼を試しているような素振りを見せている。
先述のクランマスターの称号から、ハイメからは「マスターレオン」と言われていたが、その立ち振る舞いや超越バンクから、むしろ「師父と書いてマスターと読ませる」勢いである。本作のレオンはどことなく中華めいた要素が目立つ。
ジリアン・チェン
担当声優は、植田佳奈(日本語版) / Courtney Clarkson(英語版)。
第87話(第2期22話)「燃えよ!香港ステージ」にて初登場。年齢不明。シャーリーンとは双子の姉妹で姉。下画像左。レオンのことを「レオン様」と呼び、姉妹で仕えている。
ツリ目で左耳にピアスをしており、ヘソ出しのミニスカートといった格好をしている。また、一部分の戦闘力は確実にシャーリーンに差をつけており、アニメでも後に明確に書き分けられるようになっている。ギアースクライシス編ではさらに顕著。分からない人は下画像をもう一度確認してみよう。シャーリーンにはない起伏があるはずだ。
高圧的な性格で、レオンに対しての無礼な発言は許さない。
天然な妹の行動に対しては度々ツッコミを入れている。「我が妹ながら疲れる子…」とのこと。
リンクジョーカー編でリバースされたがレオンの声が届いたのか涙する姿が見られた。
ファイト描写は少ないが、やはり蒼龍の民の末裔らしくアクアフォースを使用。
3期では《コバルトウェーブ・ドラゴン》を使用しているのが確認できる。
ちなみに、某所にはジリアンが好きすぎる人少数ながら熱烈なファンが存在するらしい。
シャーリーン・チェン
担当声優は、後藤沙緒里(日本語版) / Morgan Partridge(英語版)。
第87話(第2期22話)「燃えよ!香港ステージ」にて初登場。年齢不明。ジリアンとは双子の姉妹で妹。下画像右。
タレ目で右耳にピアスをしており、ヘソ出しのショートパンツといった格好をしている。レオンのことを「レオン様」と呼び、姉妹で仕えている。
天然でマイペース。性格もおっとりとしている。レオンに対して敬語ながらも若干フレンドリーに接する。
しかし、一度怒ると姉のジリアンでも手が付けられなくなる。馬っ鹿じゃないの!?
彼女も同様にアクアフォースの使い手。
「ギアースクライシス編」では連携ライドと双闘・Gユニットに対応した「波紋」軸の環境に名乗りを上げた超ガチデッキを使用し、先手を取って《轟く波紋 ジノビオス》の効果を綺場シオン相手に決めている。
これが我が風。勝利を呼び込む旋風だ!(訳:MY デッキ構成)
太古の時代、「正義」の名の下に惑星中の全海域を統べた海軍≪アクアフォース≫で構成されたデッキを使用。
封印されていたクランだが、現代において解放され、正義の執行者として世界統一を目指す。また、作中においては誰も目にしたことがない「伝説のクラン」という設定になっていた。
「ヴァンガードG」においては先述の通り一般開放されており、海外のファイター「ハイメ・アルカラス」もこのクランを使用している。レオンたちは普及活動に勤しんでいたことが「ギアースクライシス編」で語られている。
普及前にハイメはアクアフォースのカードを所持していたが、その謎は「ギアースクライシス編」にて回答が出されている。真相についてはハイメの単語記事を参照。
「1回目のバトル中なら~」「4回目以降のバトル中なら~」といったように、指定された攻撃順に能力を発動させるユニットが多いのが特徴。バトルフェイズ中にリアガードをスタンドさせる、前列と後列を入れ替えるなどによって攻撃回数を稼ぎ、波状攻撃を仕掛けていく。
ギアースクライシス編では、この攻撃順で発動する効果は「連波(ウェーブ)」の名でひとまとめにされている。
よく使用する名称は「蒼嵐」。内部名称「メイルストローム」を持つ名称デッキだが、メイルストローム名称の方が先に生まれており、蒼嵐が名称として成立したのは3期以降。
「ギアースクライシス編」で登場した際には「蒼波」という新たな名称を携え、新導クロノの前に現れた。
よく使用するカード・MY 切り札
- 蒼嵐業竜 メイルストローム “Я”(第155話でのみ使用)
- 蒼嵐覇竜 グローリー・メイルストローム
- 蒼嵐竜 メイルストローム
- ストームライダー ディアマンテス
- ティアーナイト ラザロス
- 潮騒の水将 アルゴス
- ストームライダー バシル
- ティアーナイト キプロス
- 蒼翔竜 トランスコア・ドラゴン
- 終末の切り札 レヴォン
- 蒼波竜 テトラドライブ・ドラゴン
- 蒼波竜 アンガーボイル・ドラゴン
- 蒼波竜 テトラボイル・ドラゴン
- 蒼嵐波竜 テトラバースト・ドラゴン
- 蒼嵐水将 スターレス
- 天鱗水竜 アンガーボイル・ドラゴン
正義の前に、我が勝利の風を止めることなど出来ぬ!(訳:MY 戦績)
アニメ本編で勝敗がはっきり描かれている対戦成績のみを挙げる。
通算戦績は、14戦12勝2敗(第155話公開現在)。(T)はタッグファイトを示す。
対戦相手 | 勝敗数 | 話数 |
DAIGO | 1勝0敗 | ○第83話 |
先導アイチ | 1勝1敗 | ○第90話-第91話(T) ●第103話-第104話 |
矢作キョウ | 1勝0敗 | ○第94話 |
櫂トシキ | 1勝0敗 | ○第101話-第102話 |
鳴海アサカ | 1勝0敗 | ○第116話 |
那嘉神エル | 1勝0敗 | ○第125話 |
光定ケンジ | 1勝0敗 | ○第137話-第138話 |
雀ヶ森レン | 0勝1敗 | ●第139話 |
石田ナオキ | 4勝0敗 | ○○○○第148話 |
蒼龍レオン | 1勝0敗 | ○第155話 |
貴様(MY 関連動画)の起こす風の大きさを計らせてもらう
MY 公式配信
MY イメージ
すべては風の声のままに…(訳:MY 関連チャンネル)
風が呼んでいる。行くぞ、風を掴みに(訳:MY コミュニティに入ろう)
風が…止んだ(訳:MY 関連項目)
- 1
- 0pt