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概要
惑星統合機関・神社・第一平行軸・宮司直轄部隊・稲荷班に所属している神社の人間。赤い目をしているのが特徴のとんでもないちゃん。阿吽という式神を相棒に持つ。
稲荷の拾い子であり、育ての親である彼を「先生」と呼んで慕っている。その先生から託された「アラタマ」というハンマーが武器だが、徒手空拳だけでも神社にいる同い年くらいの男子や大人をぶちのめせるくらいに強い。
配信版では単純に偶然鏡都に迷い込んでしまったという設定だったが、TVアニメーション版では自分の母親を探すために鏡都へと自分の意思でやってきたようだ。そのため、配信版では元の世界への帰郷を願っていたが、TV版では終始母親である黒兎を探して行動していた。
ただ、どちらのバージョンでも「探索」と称して無意味に暴れているため、居候先の明恵を困らせ、怒らせていた。
かつては泣き虫であり、出自のわからない子供ということで周囲からは蔑まれていた。しかし稲荷の教えから「自分を蔑んでいた相手を見返す」ことを目的に鍛錬に励んだ結果、神社でも随一の戦闘力を身につけた。泣き虫もその過程でかなり克服しており、精神的にかなりタフな少女となった。
だが、それは痩せ我慢的なところが少なからずあり、その限界を越えると人一倍号泣して弱音を見せてしまう。しかし、ネガティブな感情を長引かせることは少なく、切り替えや立ち直りはかなり早い。
その正体はかつての明恵上人にして現在の稲荷と、彼の妻である古都の間に生まれた、実の子供である。つまり稲荷はあえて自分を育ての親として偽って育てていたことになる。本当の神様と神様の身体を借りた黒兎の子供という、本当にとんでもない生まれの少女である。
コト自身は母のことをよく知らなかったが、稲荷のことは以前から薄々実の父親であると勘付いており、時折稲荷のことをストレートに「パパ」と呼んでいた。
稲荷(前明恵)と古都の生み出した家族の中では、唯一の実子供である。が、時系列的には圧倒的に後から生まれていることから、作中の兄弟順と鞍馬らの言うところの「妹」という台詞に習うのであれば、恐らく四女ということになる。だが、コト自身は事実を知ったあとも「兄・姉」という感情で明恵らを見ていない節がある。
母親に会いたい三人議会(の鞍馬と八瀬)の策謀に巻き込まれ、死にかけるが結果としてお互いの望んでいた「母親(古都)の帰還・再会」を果たす。しかしそのことが鏡都崩壊の原因となり、しかも自分の本懐である「消滅」を遂げようとしていた稲荷の策謀から、無理矢理アラタマの力とともに暴走させられてしまう。
しかし、現在と向き合った明恵の言葉もあって自我を取り戻し、紆余曲折あってついには祖父との対面を果たすが、勝手な考えで稲荷がこの世界から消滅しようとしていることを知り、「納得がいかない」として直接話し合い(という名の)に向かう。
稲荷との話し合いという名の親子喧嘩の中で、自分の愛(物理)を全力でぶつけることによって、意固地で偏屈だった父親の心を氷解させ、物語の骨子である「愛と再生の物語」の部分を(物理的に)完結させた。
人間関係
- 稲荷
育ての親、もとい実の父親。彼の良いところも悪いところも知っている。最終編ではその偏屈っぷりに散々振り回されたが、わからずやの父に一発かましてめでたしめでたし。 - 明恵
居候先の家主にして、義理とはいえ一応の兄上。しかし、兄弟関係が判明した後もその扱いは変わっていない。コトによる特に理由の無い暴力の犠牲者。死なない身体なので余計遠慮なく殴られている節がある。 - 鞍馬
一応長兄だが、兄弟関係が判明した後は特に目立った会話をしていない。鏡都の偉い人ということもあって、会話シーンではいつも敬語で話している。 - 八瀬
一応の姉で、本当に仲の良い姉妹のような関係をかねてから築いていた。 - ショーコ博士
コトは喜怒哀楽の激しいショーコ博士のことを「可愛いよねー」と言って気に入っているようだが、当の本人は面倒や問題ばかりを持ち込んだりするコトのことを目の敵にしている様子。
必殺技
- また明日!
全力で相手をホームランする。要するに明日もよろしくお願いしますという挨拶のようなものだと思われる。 - 家電殺し
ビシャマルを倒すために叫んだ必殺技。精密機械を壊すことを目的とした技のようだが、発動する前にビシャマルに食べられてしまった。
関連動画
関連項目
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