スーパースターフォースとは、テクモ(現・コーエーテクモゲームス)より発表されたゲーム作品である。
概要
正式タイトル「スーパースターフォース 時空暦の秘密」。1986年、ファミコン用タイトルとして発表。縦スクロールシューティングゲームであり、同社の「スターフォース」の公式な続編である。
プレイヤーは「ネオ・ファイナルスター」を操作し、暗黒大陸ゴーデスを進攻する。敵機は飛来する空中機の他、地上に(攻撃はしてこず、移動もしないが)配置された地上機が出現し、これらを共通のショットで撃破する。前作と異なりステージボスは存在せず、ステージ移動はタイム(スコア)を消費してのワープで行う。
本作の特徴的な要素は、時の商人ノルムの住まいや、ある条件を満たすことで開放される入り口に突入すると、プレイヤーキャラクターがネオ・ファイナルスターからパイロットであるラルフに移行し、アクションRPG面に移行する点にある。このアクションRPG面はタイムを消費してアイテムを購入することが出来る他、どこかに「時の秘石」が隠されており、ゲームクリアのためにはこれを全ステージ分集めなければならない。またタイムは本ステージでの活動中はラルフのライフとして使用され、ダメージを受けると急速に減少、0になると強制的に空中戦に戻されてしまう(ミスにはならない。本作でのミスはあくまで空中戦での撃墜)。
また、本作のステージは、暗黒大陸ゴーデスのそれぞれの時代に対応している(「スターフォース」の舞台であった時空暦2010年から、時空暦元年まで遡る形で7ステージ)。ステージ間移動は即ちタイムワープに相当するが、謎解きの概念がある関係もあり、一度到達したステージ(時代)にはステージ末尾の特殊ワープのみならず、一般のワープからでも移動可能となる。これを利用して各時代をめぐり、時の秘石を必要数集め、時空暦元年のラストに出現するボス敵を撃破して、時空暦の秘密を解き明かすのが本作の目的である。
ハドソンのスーパースターフォース?
「コロコロコミック」(86年2月号)に、ハドソンが『スーパースターフォース(仮)』を開発中であるという記事が掲載された。しかし、ハドソンはこの時点でテクモに版権の使用許可をとっていなかった。この記事を目にしたテクモの社長は激怒し、急遽『スーパースターフォース』の開発が決定した。
つまり、俗説となっている「テクモが既にスターフォースの続編を開発していたから、ハドソンはスターフォースの名称を使えなくなった」というのは完全な間違いなのである。ハドソンの不義理がきっかけとなって、テクモがスーパースターフォースの開発をするに至ったというのが正解である。
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