テトルーとは、カプコン発売のゲーム『モンスターハンター:ワールド』に登場する小型モンスターである。
英語では「Grimalkyne」。
概要
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『モンスターハンター:ワールド』の舞台である新大陸に生息する、アイルー同様ネコに近い容姿をした小型の獣人族モンスター。
新大陸の至るところで部族単位の生活を営んでおり、特技も毛色も部族ごとに違う。アイルーと違ってやや細身でシャープな印象の体形をしており、開発陣からは同じ祖先を持ったアイルーの近縁種のような存在であることが示唆されている。
共通して警戒心の強い彼らの棲み処は各フィールドのあなぐらや木の上などにあり容易には見つけ出せないため、探索クエストの時のみ現れるテトルーの痕跡を頼りに導蟲で見つける必要がある。プレイヤーが接触するまでまともに人間と接触したことがないために人語は話せないが、アイルーは彼らと会話できるため、プレイヤーのオトモアイルーが仲介して話を進めてくれる。
様々な方法で彼らの警戒を解き仲良くなると、友好の証に部族固有のオトモ道具を授けてくれるほか、そのフィールドに生息する小型モンスターとオトモダチ(ソロプレイ時限定の即席のPTメンバー)になるための言語を教えてくれる。また『モンスターハンターワールド:アイスボーン』(以下MHW:I)からはオトモダチに出来るモンスターにハンターが乗る「モンスターライド」を教えてくれる。
その後は棲み処以外にも各フィールドでランダムに出現し、接触することでオトモダチに加えたり、特定の場所で乗り中の大型モンスターの拘束を手伝ってくれる。
MHW:Iでは「ぶつぶつ交換」が行えるようになり、特定のアイテムを交換できるほか、各地に眠る「オタカラ情報」を教えてくれる事がある。そのほかにも「老練の獣人族学者」からの観察依頼が発生し、観察キットを通じて新たな一面を見る事が出来るようになった。
テトルーの各部族
森の虫かご族
古代樹の森に棲み処を持つ部族。体毛は茶と白。虫取りが得意で、虫を利用した罠などを作れる。
彼らと仲良くなるとジャグラスとオトモダチになるための言語の知識、オトモ道具「あしどめの虫かご」が貰える。
「あしどめの虫かご」は閃光羽虫が入った虫かごを設置し、プレイヤーが虫かごを破壊することで閃光が発生。道具レベルが上がると雷光虫の詰まった「痺れ虫かご」も設置してくれるようになる。ハンターが使うシビレ罠と同等の効果を持ち、ハンターが罠を設置出来ない箇所にも設置してくれる場合がある。
MHW:Iからは更にレベルが上がり、モンスターが踏むと爆発して怯みとダメージを与える「地雷虫かご」を設置してくれるようになる。地雷虫かごを無効化出来るモンスターは存在しない為、古龍相手に「あしどめの虫かご」を持っていくメリットが多少増えた。
テトルーの中では伝統的に知力を重視する部族であり、異性との交際を認めてもらうにも知力が試されるらしい。各地の「オタカラ情報」では、虫かご族のカップル「レイ」と「スー」の結婚式にちなんだ微笑ましい物語を追いかける事となる。
荒地のまもり族
大蟻塚の荒地に棲み処を持つ部族。体毛は黒と白。名前のとおり守ることが得意な部族で、オトモダチとしてPTに加入すると護衛や用心棒をやってくれる。
彼らと仲良くなるとケストドンとオトモダチになるための言語の知識とオトモ道具「まもりの大盾」が貰える。
「まもりの大盾」は装備したオトモアイルーが派手な盾でモンスターの注意を引きつける効果がある。道具レベルが上がるとシールドバッシュで反撃を行うことが出来るようになる。
MHW:Iからは追加で「大盾カカシ」を設置してくれるようになる。盾と合体したデコイを展開し、モンスターはそれを優先的に攻撃対象に選ぶようになる。カカシには耐久値が設定されており、レベルが上がるとかなりの耐久力になる。
温厚な部族であり、戦いが得意ではない彼らは盾を作り身を守るようになった。各地の「オタカラ情報」ではモンスターにより妻子を失った1匹のまもり族が試行錯誤の果てに大盾を完成させ、新たな技を編み出す悲しくも熱い物語が展開される。
台地のかなで族
陸珊瑚の台地に棲み処を持つ部族。体毛は緑と赤。名前のとおり楽器を奏でるのが得意な部族なのだが、演奏によって戦意が高揚すると非常に好戦的になる。
彼らと仲良くなるとシャムオスとオトモダチになるための言語の知識とオトモ道具「はげましの楽器」を貰える。「はげましの楽器」は楽器の演奏によってプレイヤーに様々なバフを掛けてくれる。道具レベルが上がるとバフの種類が増える。ちなみに演奏中は無敵になる。
MHW:Iからは「ばくおんゴング」という技が追加され、使用すると爆音で周囲の敵を怯ませる。
各地の「オタカラ情報」では、かつてモンスターを手あたり次第乗りこなそうとした「伝説のライダー」の足跡を追うこととなる。
谷のぶんどり族
瘴気の谷に棲み処を持つ部族。体毛は灰と黄。この地に適応したモンスター達と違って骨や腐肉などは食べられないため、常に食糧不足に悩まされている。そのため生きたモンスターから素材をぶんどる技を身に着けたらしい。
仲良くなるとギルオスとオトモダチになるための言語とオトモ道具「ぶんどり刀」が貰える。「ぶんどり刀」で攻撃すると生きたままモンスターの素材を剥ぎ取ることができる。超低確率だが宝玉や竜玉などのレア素材すら剥ぎ取ることも可能。道具レベルが上がるとスリンガー弾を含む落とし物を誘発できるようになる(MHW:Iではクラッチクローの追加で相対的に戦闘面で優秀な能力になった)。
MHW:Iからは「追い剥ぎ連撃」が追加され、モンスターにしがみついて連続攻撃し、換金アイテムを落とすようになる。これだけだとあまり旨味が無いが、連撃にはしっかり属性値が乗っているらしく、状態異常武器を持たせると多少状態異常にし易くなる。しかもしがみついている間オトモはモンスターの攻撃では振り落とされない。
各地の「オタカラ情報」では、かつて「ぶんどり王」と呼ばれた1匹のぶんどり族にまつわる、親から子へと受け継がれてゆく「大切な宝」の物語が展開される。
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