フォネティックコード(Phonetic code)とは、通話でアルファベットを確実に伝えるため、そのアルファベットを頭文字に使う単語を対応させた表のことである。
現代において単に「フォネティックコード」と称する場合『NATOフォネティックコード』を指していることが多い。日本語では通話表とも呼ばれる。
概要
アルファベットや数字単体の短い発音は、通信機器の調子や周囲の騒音などによって良く聞き取れない可能性がある。軍事においては攻撃すべき座標を伝え間違えれば砲爆撃が味方陣地に降り注ぐ可能性があり、航空管制で飛行高度や使用滑走路を聞き間違えれば大事故が起こりうる。
このような惨事を防ぐため、アルファベットごとにそれを頭文字に使う単語を対応させ、通信の際にはその単語で伝えるように取り決め、表としたのがフォネティックコードである。
軍事や航空業などに携わっていなければ触れる機会はほとんど無いが、それらを取り扱った創作物に触れる際には聞く機会もあるので、知っておくとちょっとニヤリとできるかも。
フォネティックコード一覧
関連動画
使用例(8:16ごろ)
こちらは失敗例(3:24ごろ~)
関連項目
脚注
- *ドイツでは表の文字に加えてÄ - Ärger(エルガー)、Ch - Charlotte(シャルロッテ)、Ü - Übel(ユーベル)、Ö - Ödipus(オイディプス)、Sch - Schule(シューレ)という割り当てがある
- *1943年以降、Sugarに置き換えられた
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