ホーキーベカコンとは、谷崎潤一郎の小説『春琴抄』を原案とした笹倉綾人の漫画である。
掲載は電撃G’sコミックにて2018年1月号より2019年5月号まで、後にWeb版に移籍し同年9月まで連載された。単行本は全3巻。
概要
2016年に谷崎潤一郎の著作権が消滅したためパブリックドメインとなった春琴抄を漫画化した作品。
春琴抄は中編程度の比較的短い作品だが、本作では原文の僅かな記述を掘り下げる形でオリジナルエピソードが加えられており、ボリュームが増している。その為、クレジット上「春琴抄」は「原作」ではなく「原案」となっている。
あらすじ
「春琴抄」を参照。
登場人物
幕末
大阪の薬種問屋の娘。美貌と芸事の才能に恵まれていたが、眼疾を得て盲人となる。その境遇と生来の気質が合わさり苛烈な性格。三味線の腕は天才的であり幼くして難曲を弾きこなす。
- 佐助(温井春台)
鵙屋に奉公人として仕えていたが、琴の世話係として三味線の稽古に同行するうちに自らも見様見真似で覚える。
鵙屋の夫人で琴の母。美しく家人に慕われているが、溺愛していた娘の琴が盲目となってしまったことで精神の均衡を乱し異様な行動を取るようになる。
昭和初期
- 順市
船場言葉
この物語の舞台である大阪・船場では船場言葉と言われる特徴的な話し言葉が使われている。
媒体の違いもあり原作よりも大幅に増えた台詞に船場言葉を再現する為、漫談家の柳享寿の監修を受けている。
ニコニコ静画
関連商品
関連項目
外部リンク
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