概要
基本は2拍子で進行し、数多くの歌を歌い継ぐのが基本形。音源は主に安いキーボードを使用。普通以上の機材で敢えてそれっぽい音を作る事も可能。日本ではポンチャック・テクノ、韓国ではポンチャック・ディスコと呼ばれている。
日本ではテクノファンを中心に知る人ぞ知る音楽として支持されているのだが、本場である韓国ではバス・タクシーの運転手や長距離ドライバー、中高年にしか聴かれていない音楽となっている(但し、李博士は除く)。理由は「下世話な音楽なんだもん」だから。若い人がどのような音楽を聴いているかはインターネットや近隣のCD店に置いてあるK-POPコーナーを見れば一目瞭然。
ポンチャックの帝王・李博士
ポンチャックといえば李博士を無くして語ることはできない。彼の経歴については大百科にある彼の記事などを参照していただくことにして、ここではもうちょっと、音楽の視点で掘り下げた内容を記載する。
前述の通り、日本では知る人ぞ知る音楽として火が付き、短期間のポンチャックブームを巻き起こした。日本のテクノシーンにおいて『李博士vs電気グルーヴの「ひらけ!ポンチャック」』や明和電機とのユニット・アリラン明電名義で発表した『オレは宇宙のファンタジー』は現在のトランス、ハッピーハードコア、チップチューンに通じるトラックとして注目すべき名盤である。また、彼のメロディーアレンジ能力は今で言うマッシュアップやリメイクに近いと捉えることもできる。最近はパラパラや民謡とのコラボも行っている。ポンチャックマジ万能。
余談だが、李博士は現在、自伝出版がベストセラーになったことに加え、最終学歴が小学生であること等のユニークなカミングアウトをきっかけに本国の若者にも尊敬される、本国では異例のミュージシャンとなったそうな。
最後に
以上を考慮すると、ポンチャックはクラブシーンにおいて、新たな進化形のきっかけとなる可能性を秘めた音楽である可能性が高い。もし、韓流ブームや携帯電話が普及し始めた時期にブレイクしていたら、日本のクラブシーンも変わっていたのかもしれない。だから、メジャーレーベルにお勤めの皆様。
またポンチャック、仕掛けません?
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