メディック(仮面ライダードライブ)とは、特撮テレビドラマ「仮面ライダードライブ」に登場する女怪人である。
演:馬場ふみか
まったく、あきらめの悪い概要。ニコ厨の分際で。
ゴスロリ風の格好をした少女の姿をとっている、ロイミュードの女幹部。
どういう要因かは不明だが、機能停止していたようで、ボルトロイミュードが集めた電気によって復活。その名の通り、コアになった仲間の傷を回復させる能力を持つ。ハート曰く「癒しの女神」。
人間態の状態で黒バラのエフェクトを用いて瞬間移動・バリアが可能、赤い触手を自在に操り、手から高熱のレーザーメスを発射できるなど極めてその能力は高く、ハートからは「非の打ち所がない」と絶賛されている。が、ブレンからは苦し紛れに欠点として「性格」を挙げられており、奇しくもその指摘は的を射ることとなる(詳しくは後述)。
ハートには「様」とつけて呼ぶなど敬っているが、ブレンやチェイスなどを見下し呼び捨てにするなど、態度の差が激しい。特にブレンに対してはハートの側近という立場を奪い仲睦まじい様子を見せ、平然とブレンを侮辱するため、彼の激しい嫉妬を買っている。
そのうえバレエダンスしながら話すため、ウザさがフルスロットル。でも可愛い。
ブレンに「チェイスに真実を伝えたらどうなるのか」と唆すことにより、間接的にチェイスを錯乱状態に陥れ、その処分は留めるもののチェイスの守るべき対象のプログラムを「人間」から「ロイミュード」に変えることで再洗脳する。これによりチェイスはロイミュードを攻撃できなくなり、死神としての役割を果たすことができなくなったため、「新しい死神の長」として彼の代わりに処刑人を務めるようになる(チェイスの洗脳前から「私が代わりに(死神を)やりましょうか?」と発言していたことから、最初からその役割を狙っていたことが伺える)。
死神としてチェイスとの決定的違いは、チェイスはあくまで問題を起こしたロイミュードを肉体だけ消滅させ魂は残して人生をやり直させるのに対し、メディックの場合は彼女の基準で不良品のロイミュードを魂であるコアごと完全に消滅させる、という点である。
人間である西城究と仲良くなりたいと願ったロイミュード072もその対象であり、平然とコアごと処刑したのち微笑みながら「ハート様と私と選ばれた者以外は消していった方が効率がいいんです」と豪語し、ドライブを激怒させ、死神ではなく「悪魔」だと称された。
更にドライブの必殺技を回避するため、自身が作り上げた死神軍団のロイミュード二体をわざわざ触手で引き寄せガードベント、自分だけほぼ無傷で逃走する。近くにいたお前が悪いどころの話じゃ済まされない。
そしてドライブに左腕にたった一筋のかすり傷をつけられたことで激怒、本来の姿を現し逆襲を誓う。
ハートには、自身が関わったロイミュードの消滅を「仮面ライダーのせい」と虚偽の報告をして罪を擦り付け、チェイスらにドライブの抹殺を煽る。
ドライブを罠に嵌めるためだけに同時多発の連続殺人事件を企て、捜査のために分散したシフトカーたちを洗脳しドライブを攻撃させる。
可憐な少女の外見に似合わず、上記のような狡猾で残虐極まりない性格や、ロイミュードらの関係を引っかき回している現状から、仮面ライダー史でも屈指の悪女といえよう。
しかし…
彼女の生い立ちと超進化
後の話で彼女の出自が判明、さらに悪女となった理由も明らかとなった。
グローバルフリーズの日、プロトドライブ(=チェイス)によって傷を追ったところ、轢殺未遂にあったバレリーナの「羽鳥美鈴」を発見。自分を愛するものを大切に想う感情を感じたところで彼女の姿をコピー。
そして、コピー元が買っていた犬の「ショウ」を治療した際に「主人の愛を信じて尽くす感情(真影壮一こと、001・フリーズ曰く「愛欲」)」を感じ取ったことで、これが彼女の感情ベースとなった。
しかし、「メディック」としての能力には副作用があり、負傷したロイミュードを治療するたびに、その負の感情をも読み取ってしまう。
結果的にはその積み重ねで現在のような性格になってしまった模様。
008・トルネードが倒された後、自ら超進化をつかもうとコピー元の人間の回復を待ちながら研究しつつ、かつての彼女のように犬を飼ってみたりもした(尤も、そのお世話はブレンに押し付けていたようだが。)
しかし超進化できないことの焦りのせいか、蛮野博士の甘言に乗り、ベース感情の初期化を施される。
事件解決を願う泊進ノ介によってコピー元の人間とショウを再開させたことによって自身の感情の原点を思い出し、そして超進化…したのだが…
メディックの体には感情の初期化の際に蛮野が細工を仕込んでいた
その細工により、メディックの感情が消失し、文字通り操り人形にされてしまった。
そして、ブレンは…無意識にも変わり果てた彼女の姿に涙を流していた。
約束の数
洗脳されたメディックはブレンの後を追うも、ブレンはドライブの助けもあり、逃走を続ける。その中途でメディックに自身の爪を仕込み、彼女を救うために分析を進めたブレンはとある真実にたどり着く。そしてブレンが蛮野に寝返った様子を見せたことにより、ゴルドドライブ(蛮野)、ブレン、メディック、ハートの4人として「約束の数」が揃ってしまう。
そして、「第二のグローバルフリーズ」を起こすために4人のエネルギーをある装置に流し込んだその時。余剰エネルギーがメディックの体に逆流し始める。そう、それが蛮野による「もう一つの細工」だった。
瞬間、全てを知っていたブレンによりプログラムを抜き取られ、彼女は洗脳から開放される。
しかし、彼女を救うためにエネルギーを一身に受けたことにより、ブレンの身体とコアは限界を超えていた。
彼女が無事正気に戻ったことをただ安堵するブレン。何故ですの、と涙に暮れるメディックに共感を抱いていたことを伝えた上で、「ハートが一番愛しているのはあなただ」と、彼女に全てを託す。メディックは力なく首を横に振るも、ブレンはそれに気づかないふりをしてか、ただ「ハートの笑顔を取り戻したかった」と呟いた。
崩壊を始めるブレンに這いより、彼の右手を握りしめるメディック。
誰よりハートを愛していたブレンの想いを受け取り、満足気な笑顔を浮かべて塵になる彼のことを、メディックは涙を流しながら看取ったのだった…。
白い女神の最期
ブレンの仇を取るべく、ハートと共に特防センターにて蛮野と戦う仮面ライダー達の救援に駆けつける。
剛とチェイスの後押しもありハート、進ノ介と共に最上階へ向かうも超重加速か始まってしまい、超重加速に対応することができないメディックは、その場で一人動けなくなってしまう。
重たい体でなんとか最終決戦の場に向かったも彼女の目に写ったのは。力尽き変身を解除した進ノ介が、まさに止めを刺されそうにある瞬間であった。
「動いて!私の体なんて……どうなってもいいから!」
彼女の最期の願いは、敵であったはずの進ノ介に立ち上がる力を与えることであった。
その激しい感情により、本来の白い姿に戻り自身の生命エネルギーを用いて、進ノ介を救った。
身体が限界を超え、進ノ介の腕の中で思い浮かべるのは、最期に自分を救ってくれたブレンの姿。
「今なら分かる……ブレンの気持ち」と呟き、ロイミュードの女神は、ただハートとドライブの勝利を祈り静かに消滅するのであった。
「ごきげんよう……」
メディックロイミュード
20話ラストにてドライブにプライドを傷つけられたことにより現した本来の姿。
白と赤を基調にした女性らしい形態である。肩に金の装飾を纏っており、人間態の少女らしい姿とは打って変わって女王様然としたデザインなのが特徴。そのため、可愛らしい少女声と怪人態のギャップが凄い。だがそこがいい。
高熱のレーザーメスを手から発射し、先端に万能刃がついた赤い触手を自在に操ることが可能。
更にロイミュードを瞬間的に武器強化させることもでき、相手への洗脳術も得意とする。
違法動画は消していった方が効率がいいんです。
関連商品の調達はブレンやチェイスにでも任せれば良いのです。
チェイス「ここでも呼び捨て、か…」
いけませんハート様、そんな傷ついた体で関連項目を追加するなんて。
- 仮面ライダードライブ
- ハート(仮面ライダードライブ)(想い人)
- ブレン(仮面ライダードライブ)(侮蔑・恋敵・そして恩人)
- チェイス(仮面ライダードライブ)(再洗脳・死神としての役割を奪う)
- ロイミュード
- レデュエ(前作の女性幹部)
- ミサ/メデューサ(前々作の女性幹部)
- メズール(4年前の女性幹部)
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