操り人形とは、以下を表す。
本稿においては3・4を説明していく。
概要(3)
黒幕や他者の手駒として都合よく動かされる人の蔑称。
基本的に思想や目的・命令に悪意や非合法、卑怯などが含まれているもの。
金銭的な利益や洗脳・錯覚、脅迫(恐怖)など多岐にわたる。
最も簡単な方法としては金で釣る方法。
自発的に無償で嬉々として動く熱心なカルト宗教の信者もいれば
ハニートラップや不祥事で得られた脅迫ネタによって嫌々動かされる例も。
情報操作などにより、個人でなく集団組織・国民がこぞって騙される場合もある。
フィクションにおいては、用済みとなって処分されるなど捨て駒として扱われる末路も珍しくない。
裏切りや非合法活動、破壊工作などといった機密保持のための口封じなど。
思いのままに動く類語として「言いなり」「傀儡」「おもちゃ」「ロボット」とも。
概要(4)
カードゲームの一種。
操り人形とは、2人以上7人以下を対象としたドイツ発祥のカードゲームである。
デザイナーはブルーノ・フェドゥッティ。
2000年のドイツゲーム大賞で第6位・ドイツ年間ゲーム大賞に最終ノミネートされた名作である。
基本ルール
ゲームの基本コンポーネントは、8枚の職業カードと65枚の建物カード、30枚のコインと王様マークで構成されている。
プレイ人数やヴァリアントによって処理は一部変化するため、おおまかな流れを述べる。
1ターンは、職業選択フェイズとアクションフェイズに分けられ、その繰り返しでゲームを進行させていく。
職業選択フェイズでは、各プレイヤーは毎ターンスタートプレイヤーから順番に職業カードの中から1枚を選択する。
この時引いたカードは、他のプレイヤーには判らないよう非公開にしておく。
プレイヤー全員に職業カードが行き渡ったら、職業選択フェイズは終了である。
アクションフェイズでは、スタートプレイヤーの進行でゲームを進める。
職業カードに書かれた数字が若い順に、進行役の指示で職業カードを公開し、それぞれの手番の行動を行う。
それぞれが手番に行える行動は、
- 収入-コイン2枚を得る。または、山札の上から2枚を確認し、そのうち1枚を自分の手札に加える。
- 建築-収入の後、コインを支払うことで自分の手札にある建物カードを1枚(建築家は3枚まで)場に出せる。
- 特殊効果-手番のいつでも、職業効果および紫の建物効果を使うことができる。カード1枚につき1ターン1回まで。
の三つである。
これを職業ごとに繰り返して、番号が一番遅い職業の手番が終了した段階でアクションフェイズも終了となる。
これらの手順を繰り返していき、1プレイヤーが合計8枚の建物カードを場に出したターンでゲームは終了となる。
ゲーム終了時、建物カードそれぞれの勝利点とボーナス勝利点を合計し、一番点数の高いプレイヤーが勝者である。
職業カード
各職業カードとその職業効果は以下の通りである。順番はカードに書かれた数字の順。
- 暗殺者
- 泥棒
- 魔法使い
- いらない手札を任意の枚数捨てることで、同じ枚数だけ引きなおすことが出来る。
- または、任意のプレイヤーと手札を全て交換することができる。
- 国王
- 伝道師
- 商人
- 建築家
- 傭兵(完全日本語版では将軍)
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