ラオシャンロンとは、「モンスターハンター」に登場するモンスターである。
漢字表記は「老山龍」。縮めて「ラオ」と呼ばれることが多い。
概要
|
初代モンスターハンターから登場しているモンスター。MH2以降は古龍種に分類される。
全モンスター中トップクラスの大きさを誇る図体とそれに見合った体力の規格外のモンスターである。
(MHFにて超大型モンスターラヴィエンテが実装されたため、大きさトップの座からは陥落した。)
通常は赤い外殻を持つが、より長い年月を生きた個体は殻が青黒く変色することがあり、この変色した個体が亜種と定義されている(基本的な性質は変わらない)。
ラオシャンロンのクエストは他のモンスターとは違い、砦を進むラオシャンロンを時間切れか砦が崩壊するまでに
討伐か撃退するという特殊なもので、他にも同様のクエスト内容のモンスターとしてシェンガオレンが挙げられる。
ラオシャンロンはハンターを無視してひたすら砦の奥へと進むため、腹を攻撃する際の踏みつけや尻尾に当たる
などの不測の事態以外は特に死因が無く、手馴れたハンターには単調な作業クエストと化す。
攻撃の一部に特殊な属性「龍」が備わっているが、自身の弱点とする属性も龍属性となっている。大抵の古龍に当てはまる特徴であるが理由は謎。
龍属性武器の素材としては定番だが、防具の性能は龍耐性がとんでもなく低いため着ていく相手を選ぶ。
MHGでは強化の途中で原種素材を使う攻撃力重視型と亜種素材を使う龍属性重視型に分岐していたのだが、MH2以降は亜種武器のみ生き残り原種武器は姿を消している。ダークバニッシャー(ハンマー)と龍刀【火焔】(大剣だが今の分類では太刀)復活希望。
ちなみにMHP2Gでウカムルバス討伐後に作成できる龍刀【紅蓮】GとドラゴンブレイカーGが前述のG級原種武器に近い性能。
最大の弱点は体内にある。背中に乗れる部分の真下辺りがそれである。ガンナーであればここをひたすら狙い撃ちするのが基本。通常弾でもいけるが、慣れないうちは貫通弾を使うといい。ここにヒットするとエフェクトが体内に埋もれたように出るのでそれを目安にする。なお、大ダウンさせることで剣士でも攻撃することはできるが、そもそも大ダウンさせるためには足を攻撃しなければならないため効率が悪い。2番目の弱点である腹を狙おう。
属性の通りやすさは龍≧火>雷>>水=氷。
問題点
上記のような特徴がありながら、ラオシャンロンは砦の最終地点まで到達しなければ討伐も撃退も出来ないという
仕様であり、どのような手を使っても最低20分はかかるため素材が欲しい人以外は決してやりたがらない。
シェンガオレンには出現後体力が尽き次第倒せ、10分程度で終了する街のクエストがあるがラオシャンロンは
最終地点でしか倒せない砦でのクエストしかないのもラオシャンロンに批判が集まる原因となっている。
一人でやる場合は討伐、撃退できない場合もあるためその場合30分以上時間を無駄にしてしまうという
精神的に非常に辛い事態も結構ある。
その上、装飾品や装備(特に防具強化に素材を使うMH2やMHF)はラオシャンロン素材の需要がすさまじく
何回も戦う羽目になることがしばしばある(固有のレア素材が多いのも原因の一つ)。
この点は初代(2004年)からMHP2G(2008年)まで何一つ変わっていなかった。
しかし、2009年6月17日、MHFにラオシャンロン剛種が実装されたことで途中討伐できないと言う伝統は剛種限定ではあるが、一応打破 された形となる。
MHF
MH2続投組。
下記の通り剛種(原種の凄腕個体)は途中討伐できるが、
亜種は上位までしかいなので100体討伐壁紙の取得難易度は最高クラスと言われる。
実装が7年後とかなので予想のしようもないが、剛種共々体内の弱点だけ柔らかく他は硬いせいで穿龍棍のリーチ短モードの餌食となる。
また、G級専用フィールドである極海エリア4の氷河の中に氷漬けで埋まっているラオシャンロンの頭部を見ることができる。
何かの伏線なのだろうか・・・
剛種
体力が大幅に上昇しているだけではなく、肉質は格段に固くなり、各部位の怯み耐性も跳ね上がっている。
防御面だけではなく攻撃力も大幅に強化されており、足踏みや尻尾に巻き込まれただけで火事場ガンナーは間違いなく即死、剣士でも大ダメージを受けてしまう程である。
前述の通り、今までのラオシャンロンと違って砦マップにも拘わらず途中討伐が可能となった。
これは剛種が連戦を前提としたモンスターであることから、一戦あたりの時間を短くできるようにとの運営の配慮と思われる。
しかし、途中討伐ができるとは言え、装備が整っていないプレイヤーや未熟なプレイヤーだらけだと普通に最終地点まで到達してしまい、最悪の場合砦の耐久値が0となりクエスト失敗になってしまうので事前の準備はしっかりとしておこう。
最終地点まで到達される原因として、防御面の強化も一因ではあるが、やはり怒り時の移動速度が異常に速くなっている点が一番大きい。
怒り中の移動速度は初見プレイヤーにとってはまさに衝撃映像。MHFプレイヤーでなくとも剛種の移動速度は是非一度見ていただきたい。
ガンナーが有利な事には変わらないが肉質の関係上ライトヘビィ弓で戦法が異なり、パーティーで合わせる必要がある。
最も流行ったのは尻尾に水属性が通ることを利用してヘビィボウガンの水冷弾を撃ち込み大ダウンを連続させるというもの。
また、道中で落下してくる岩が火事場ガンナーだと間違いなく即死する威力になっている。実装直後に直撃してポルナレフ状態となった人は多いだろう。
異常なまでの威力に変貌している為に、剛種クエスト時の岩は「岩剛種」等と呼ばれたりもする。
幸い落下する範囲は狭いので、ガンナーはその範囲に入らないよう注意して行動すればまず当たることはない。
余談だが、後に実装された初のオリジナル古龍であるルコディオラ剛種も岩剛種と呼ばれることがある。
関連動画
関連項目
- 2
- 0pt