ネトゲとは、ネットゲームの略称。主に「オンラインゲーム」や「MMO」と呼ばれているゲームの俗称である。略して「オンゲ」「オン」とも呼ばれている。国内メディアや海外では後者の「オンラインゲーム」という表記と呼称が一般的に使われている。
（この記事では記事名に則って以降ネトゲという表記を使用します）
概要
インターネットなどネットワーク経由にて他のプレイヤーと遊ぶタイプのゲーム全般、もしくはそういったゲームの内容や形態を指す言葉である。広義ではオンライン対戦プレイや、通信チェスのような非同期型のゲームも呼称の定義に当てはまるが、一般的にはMMOと呼ばれるリアルタイムで進行する多人数参加型のゲームを指して呼ぶ場合が多いだろう。
かつてはパッケージ販売を行い通信料として月額制度を導入しているものが多かったが、近年では無料のアカウントとクライアントを導入した基本無料・アイテム課金制のゲームが多く見られる。英語圏ではそのシステムを「F2P （Free to Play）」と呼んでいる。
プレイヤー同士のコミュニティやSNSと一体化した設計の「ソーシャルゲーム」と呼ばれるジャンルのゲームも、ゲームプレイはオンライン上のものでなくても、基本プレイ無料制度やアイテム課金制度などのサービスの類似性からネトゲと同一視されることもあるが厳密には異なるジャンルである。
国内コミュニティではオンラインプレイではないローカル上でのシングルプレイやソロプレイのゲームのことをオンラインの反対という意味で「オフライン」「オフ」と呼んでいることもある。（無論、和製英語である）
永続的なプレイがもたらすもの
MMOのような永続的にネットワーク上でのプレイが要求されるゲームでは、専用のクエストライン等のゲーム内での目的が用意されている場合があっても、事実上ゲームをクリアするという概念がなく、ゲームプレイの目的は運営企業の方針やプレイヤーとコミュニティによって決まるもので、場合によっては結果として通常のゲーム数百倍ものプレイ時間がかかることもある。
また、永続的なプレイを要求するゲームの構造上、膨大な作業やそれを課金制度で解消させる設計のものが多く、それらがプレイ時間の膨大化を招いているものと思われる。そういったネトゲ世界の中で大きな力を持ち、やりこんでるプレイヤーのことを俗に廃人と呼ぶ。以前は廃人という言葉は嘲笑を誘う形であり、一般人などと区別して別次元の人と区別されたと言われている。
分類
オンライン対戦・協力プレイ対応
家庭用ゲーム機やPCゲームのパッケージタイトルでシングルでのプレイ機能を有していてオンライン対戦（マルチプレイ）や協力プレイ（Co-op）が出来るもの。必ずしもゲームそのものがオンライン専用であるとは限らないが、ローカル対戦と比較して広義でのネットゲームと扱われることもある。また、国内コミュニティ間では対戦全般を指して「オン」、オンライン対戦を指して「マルチプレイ」と呼ばれていることもある。
MO （Multiplayer Online）
オンライン専用の複数参加型のゲーム。数人から数十人程度のプレイヤーのグループ、パーティ単位でマッチングを行い、マッチングされたプレイヤー単位で形成されるワールド（ルーム、部屋、ホスト・・・など）にアクセスしてプレイする形式。RPGであればMORPG、Dota系と呼ばれていたものはMOBA（Battle arena）などと呼ぶ。
「モンスターハンター」「ファンタシースターオンライン2」「Diablo」「World of tanks」、Dota系、各種オンラインFPS、アーケードタイトルなど。
MMO （Massively Multiplayer Online）
オンライン専用の多人数参加型ゲーム。単にネトゲと言えばこの形式を指すことが多いと思われる。同時に数百人規模の複数のプレイヤーがひとつの大きなゲームワールド（サーバー）にアクセスしてプレイする形式である。
単にゲームプレイを楽しむものだけではなく、仮想世界、仮想社会に近いコミュニティとして利用されているものも多い。ゲーム内通貨のやり取りや、それらの現金での取引（リアルマネートレード）などの独自の経済が形成されていることもある。また、「SecondLife」などの「メタバース」と呼ばれるサービスもMMOソーシャルゲームとして分類されることもある。
「ウルティマオンライン」「ラグナロクオンライン」「World of Warcraft」「EVE ONLINE」「Planetside 2」など。
※より詳しい内容はMMOの記事も参照。
関連商品
関連項目
関連リンク
- ネットゲーム用語 Wiki
- ネトゲ上でよく使用される用語をまとめたWiki
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