レイニーブルーとは、
- 徳永英明のデビューシングル曲。1986年1月21日にリリース。
正式名称はRainy Blue。徳永英明の代表曲の一つで、多くのアーティストによってカバーされている。 - Luis-Maryのシングル曲。
デビュー曲は「Lainy Blue」、セカンドシングルは「RAINY BLUE」だが、曲自体は異なる。 - ライトノベル「マリア様がみてる」の第10巻。
ここでは、3.について解説する。
概要
2002年3月29日に発売。「ロザリオの滴」「黄薔薇注意報」「レイニーブルー」の3つのエピソードから成り立っており、これらのストーリーが同時進行する構成となっている。
「ロザリオの滴」では、藤堂志摩子と二条乃梨子が数々の紆余曲折を経て、遂に姉妹(スール)の契りを結ぶ。「いばらの森」から描かれていた、白薔薇物語のある意味完結編とも言うべき内容であり、しまのり派にとって欠かせないエピソードである。
「黄薔薇注意報」は、島津由乃が剣道部に入ると行ったことが発端となり、姉の支倉令と一悶着起こす。結局令が折れる形で、由乃の入部を認めて和解するのだが、由乃と令の姉妹喧嘩はいつものことである上に、どうも令のヘタレっぷりばかり目立ってしまうためか、「ロザリオの滴」「レイニーブルー」に比べて印象が薄い。
そして表題作でもある「レイニーブルー」では、紅薔薇姉妹が最大の危機を迎える。小笠原祥子が福沢祐巳との遊園地デートを何度も先延ばしにしたことが原因で、二人の関係に暗雲が立ちこめていく。すれ違いが続く中、これに松平瞳子の介入と、祐巳が大切な青い傘を盗まれたことなどのトラブルが重なり、遂に二人は決裂!祥子は祐巳を残して車で去ってしまい、取り残された祐巳は土砂降りの雨の中、打ちひしがれながら号泣するという、あまりにも救いの無い終わり方をしてしまう。もちろん、次回作の「パラソルをさして」で無事に仲直りするのだが、次作が出るまでは読者も祐巳と同様に、絶望のどん底にたたき落とされてしまい、「レイニー止め」という言葉まで生まれた。
アニメ版では、第二期の第9~11話に相当する。原作と異なり、同時進行形式は採られていない。「パラソルをさして」の前半部分はこの次の週の第12話に放送されたため、原作の時のような「レイニー止め」の苦しみを視聴者が長々と味わうことはなかった。DVDでも「ロザリオの滴」「黄薔薇注意報」が第5巻、「レイニーブルー」は最終話「パラソルをさして」と同じ第6巻にまとめられているので、安心してほしい。ところで、最近のアニメや特撮では、テレビの最終話が物語の途中という中途半端なところで終了してしまい、真の最終回は映画公開というパターンをよく目にする。もし、アニメ版第二期が「レイニーブルー」で終わってしまい、続きの「パラソルをさして」は劇場で!という展開になっていたら、多くのファンが怒り狂ったに違いない。
なお、このタグが付けられている動画のほとんどが、徳永英明の楽曲関係であるが、残念ながらこの曲を素材に使ったマリみてのMADは、2012年6月1日現在まだ存在しない。ちなみみに、マリみてのイラストが流行した頃は、祐巳が泣きながらこの曲を歌うファンアートも存在した。
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