ヴィルヘルム・フォークトとは、ゲーム「メタルギア ライジング リベンジェンス」に登場するキャラクターである。
概要
無線で雷電をサポートしてくれる、ドイツ出身の科学者。作中ではほぼ「ドクトル」と呼ばれるが、彼に無線した際などに本名を聞くことができる。
元々ロボット工学が専門で、ドイツ統一前の冷戦時代は、東ドイツでソ連の秘密研究として歩行兵器の研究を行っていたが、ドイツ統一とともに研究所が閉鎖、あてもなく夜の街をさまよっていたところ、筋電義肢に出会い、ドルトムントの研究所で成功を収め、特許による利益で自らの研究所を持てるほどになった。
その後、PMCからも義肢の注文を受けるようになり、雷電のサイボーグ義体のメンテナンスも請け負っている。
アブハジアでの任務から雷電をサポートしており、サイボーグ義体だけでなく、さまざまな機械などの技術的知識を雷電に与えてくれる。また、サイボーグの戦闘データ(詳細は無線で長々と説明してくれる)をおさめた左腕の収集も雷電に頼んでおり、彼の自室にはサイボーグの左腕がコレクションされている。
身分は技術者だが、ヘリを操縦してワールド・マーシャル社のビルへ向かうなど、マヴェリック社の社員ではないという身軽さもあってか、雷電以外では一番動き回っている人かもしれない。
デスペラード社をめぐる一件の後は、「少しばかり考えるところがあった」らしく、サイボーグ派遣会社の設立に協力し、デスペラード社の犠牲になった子供たちの社会復帰のためにも活動している。
自分の知的好奇心を満たすことを優先する、典型的といえば典型的なマッドサイエンティストのような人物。最初からかなり怪しげな雰囲気だが、蓋を開けてみればMGRでも一、二を争うかわいさ[要出典]。
サイボーグを人間の進化形であると言い、自らもサイボーグ化したいらしいが、それを任せられるだけの技術者がいないために行っていないという。また、サイボーグ化するなら美しい女性型義体がいいとも言っており、そのためもあってか、ミストラルの義体の胸の精巧さに興味を示していた。
また、同じ科学者としてサニーやハル・エメリッヒ(オタコン)にも興味を示していたが、雷電はハル・エメリッヒと会うことを勧めてはいなかった。このあたりは、自らの好奇心から凶悪な兵器(メタルギアREX)を生み出してしまったことを悔い、メタルギア根絶を目標に活動していたハル・エメリッヒと、サイボーグ技術を人類の進化とみなして純粋に肯定し、それをビジネスとして取り扱っているドクトルの倫理観や価値観の違いを窺える。
基本的に雷電がどうしようともぶれない人で、雷電が一般人を襲っても唯一普通どおり接してくれるし、モンスーン戦でジャック・ザ・リッパーに目覚めたときも、それを無視してモンスーンの義体について話してくれる。
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関連項目
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