概要
特徴
秋田県仙北市、田沢湖から数km北東に位置する温泉郷である。地名でムフフッwwと思った人(特に男子諸君)も多数いると思われるが、これはれっきとした温泉郷の名前である。
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https://twitter.com/akitaneruneru/status/1116227284694777856
温泉郷の名前は烏帽子岳(標高1478m)と呼ばれる山から来ており、その山の通称が「乳頭山」。乳頭山の由来は、その名の通り女性の乳房のような美しい姿をした山であったとされている。[1]温泉郷はその西麓に位置に点在し、旅館ごとにそれぞれ別々の源泉を持つため、泉質がそれぞれ違ったバラエティ豊かな温泉郷となっている。
また、温泉郷の歴史も古く、かつては秋田藩お抱えの湯治場として栄えた。1638年(寛永15年)には秋田藩の二代目藩主、佐竹義隆が乳頭温泉の鶴の湯に滞在し、1661年(寛文1年)には亀田岩城玄蕃が湯治に訪れている。その鶴の湯では佐竹義隆が滞在した際に使われた警護人用の駐留本陣屋が建てられており、現在でも建物が残されており、旅館が保存している。[2]
1964年(昭和39年)には皇族の高松宮家が、黒湯温泉に滞在している。[3]
各旅館一覧
現在、7軒の旅館が存在する。
旅館名 | 所在地 (※いずれも秋田県仙北市) |
泉質 | 旅館についての説明・備考など | 公式サイトURL |
鶴の湯 | 田沢湖先達沢国有林50 | 含硫黄・ナトリウム・カルシウム塩化物・炭酸水素泉など | 乳頭温泉郷最古の宿。江戸時代から続く温泉宿で、かつては秋田藩主の湯治場だった。 温泉は4つの源泉からなる温泉をそれぞれ引いている。 |
サイトURL |
妙乃湯 | 田沢湖生保内字駒ヶ岳2-1 | カルシウム・マグネシウム硫酸塩泉・単純泉 | 先達川沿いにある旅館。「金の湯」、「銀の湯」と呼ばれる2つの源泉からなる温泉を引いており、寝湯なども楽しめる。(ちなみに混浴風呂があってだな・・・うわなにyめ¥) | サイトURL |
黒湯温泉 | 田沢湖生保内黒湯沢2-1 | 単純硫化水素泉 酸性硫黄泉 |
乳頭温泉郷最奥にある宿。こちらも江戸時代からの古い歴史を持つ温泉宿で、源泉は1674年(延宝4年)に発見されたとされる。 1964年(昭和39年)には、高松宮家がご宿泊され、その時滞在された茅葺き屋根の離れが、現在も宿泊部屋として使用されている。 なお、4月下旬~11月下旬の間のみ営業しており、冬季は休業している。 |
サイトURL |
蟹場温泉 | 田沢湖田沢字先達沢国有林 | 重曹炭酸水素泉 | 大釜温泉からさらに奥に進んだところにある温泉宿。名前の由来は付近の沢に蟹が多く住んでいることから。宿から50m離れた場所に露天風呂がある。 | 公式サイトなし →紹介サイトページへ |
孫六温泉 | 田沢湖田沢字先達沢国有林 | ラジウム鉱泉 | かつて湯治場だった風情を残している温泉宿。唯一ラジウム系の源泉を引いており、「山の薬湯」とも呼ばれている。宿舎と浴舎が離れており、川を下ったところにある。 | 公式サイトなし →紹介サイトページへ |
大釜温泉 | 田沢湖田沢字先達国有林 | 酸性含ヒ素ナトリウム塩化物硫酸塩泉 | 妙乃湯と蟹場温泉の間に位置する温泉宿。1977年(昭和52年)に同所在地にあった旅館が焼失した際に、秋田県由利本荘市にあった旧 子吉小学校校舎の建築資材を譲り受けて再建。そのため、木造校舎の雰囲気を受け継いだノスタルジックな温泉宿となっている。また、乳頭温泉郷唯一の足湯のある温泉宿でもある。 | サイトURL |
休暇村 乳頭温泉郷 | 田沢湖駒ケ岳2-1 | 単純硫黄泉 ナトリウム炭酸水素塩泉 |
大手リゾートチェーン、休暇村系列が運営する旅館。「乳頭の湯」、「田沢高原の湯」と呼ばれる2種類の温泉を引いている。 | サイトURL |
関連動画
関連静画
関連商品
関連コミュニティ・チャンネル
関連項目
外部リンク
※各旅館サイトは上記表を参照
脚注
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