冬季戦技教育隊とは、陸上自衛隊所属の特殊部隊である。
通称SOU、"Cold Weather Combat Training unit"=CWCT、あるいは冬戦教とも。
概要
主に、冬季戦闘の訓練と研究、冬季オリンピック競技の選手養成と研究、という2つの目的を持つ教育隊。
ソ連の侵攻に対抗するための特殊部隊、あるいは北海道における冬季戦闘を勝ち抜くための研究機関としての性格が強かったが、現在ではオリンピック選手を多く送り出す養成機関としての一面が多く取り上げられる。
陸上自衛隊としては唯一の冬季教育専門部隊である。
オリンピック選手養成は、雪上移動の負担軽減のために行われているスキー技術研究の産物である。
オリンピック出場を目指している隊員達もまた、ほかの隊員と同様に特殊部隊員としての高い錬度を保っている。
SOUの隊員は、ほぼ全員が高度なスキー技術を体得しており、深い雪の中を跳ぶように動く。
公開された訓練情報・映像では、隊員は、武装や食料のほか、滑降跡を消すための箒などの、しめて数十kgにも及ぶと思われる装備を背負った状態で、豪雪の中をスキーによって移動している。後に指導員となるべき人間も多いため、一様にその技術は高く、また相応に身体能力も高い。
ソ連の侵攻への対策として重ねられた雪中戦闘の研究・訓練によって、戦闘能力も非常に高い水準にあると言われる。
隊員全員がスキー技術を体得している部隊は世界的にも稀であり、研究を重ねた装備やその運用などの面も考慮すると、世界有数の高度な部隊であるとされる。
現在も、特殊作戦群との合同訓練の他、米軍の寒冷地専門部隊と頻繁に技術交流を重ねている。
冬季専門部隊ということもあって、真っ黒なSBUとは対照的に、訓練で公開された隊員達の姿は全身真っ白であった。
公式ページ
は非常に牧歌的。
関連動画
「非常に重い装備を背負った状態で何十kmも歩く」「4夜5日の訓練の間で4時間ほどしか寝ていない」など、訓練の過酷さが語られている。
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関連コミュニティ
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関連項目
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