概要
2000年9月28日に発売されたパック「Curse of Anubis -アヌビスの呪い-」で登場。効果は以下の通り。
※遊戯王カードWikiによる
相手のドローを一度だけスキップさせる妨害系の罠。罠カードの性質上セットしてから次の次のターンにならないと妨害できないが、発動すれば無効化されない限り確実に妨害できる。
新たな手札を加えさせなければそれだけ新たな戦略を立てさせにくくさせるので、逆転される心配を少なく出来る。
とはいえ、フィールドのカードに影響を与えるものではない。また、罠カードであるためセットした次の相手ターンからでなければ使用できない。単体で使用するだけであればそれなりのカードどまりである。このカードを禁止カードにまで登らしめたのは次のようなコンボである。
リバースしたときに墓地の罠カードを回収できる「闇の仮面」を、召喚時にフィールド上モンスターを裏側表示に出来、毎ターン手札に戻る「月読命」で毎ターン使いまわすことで、永続的に相手のドローを防ぐことができる。
この状況になると、相手はそのとき手札やフィールドにあるカードで対処しなければならないため、それができないと一方的な展開を許してしまうことになる。この状況を利用して、マッチ勝利できる「ヴィクトリー・ドラゴン」を呼び出したり、公式大会での時間切れまでひたすらロックし続けるなどの戦法が取られた。
そのようなロック戦略を消滅させるため、2006年3月1日に公式大会で一切使用できない、禁止カードに指定された。同時にヴィクトリー・ドラゴンも禁止となった。
禁止から約16年後の2022年10月1日、《八汰烏》と共に制限カードに緩和された。
当時と異なるのは環境の高速化、サーチ・リクルートの多様化が挙げられる。即ち、ドローフェイズをスキップした程度では止まらないデッキが当たり前となっているのが現状だろう。
海外では同年5月に制限カードに緩和されている。
その他
アニメ「遊☆戯☆王デュエルモンスターズ」において、エクゾディアデッキを用いるレアハンターとのデュエルで遊戯が使用した。ドローによってパーツが揃うのを妨害している。
ただし、このときの遊戯はレアハンターのドローフェイズのドロー前にこのカードを発動している。これはOCGでは不可能なプレイングなので注意(ごく一部の事例を除き、ドロー前にカードを発動することはできない)。
「遊☆戯☆王」と同じく週刊少年ジャンプに連載されている「こちら葛飾区亀有公園前派出所」の中にこのカードが確認できるエピソードがある(125巻収録「わしは世界のカード王!の巻」)。装備魔法「メテオ・ストライク」、通常魔法「ゴブリンの秘薬」などと共にカードファイルに入れられている。友人から借りている貴重なカードらしい。まだ第二期フォーマットのころの話である。
関連動画
関連項目
- 4
- 0pt


